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偏東風、偏西風とハドレー循環、フェレル循環との関係

偏東風について以下のように書かれています。 「赤道付近(熱帯収束帯)で激しく上昇し、上空を北上し、北緯30°付近で下降する(亜熱帯高圧帯)。そこから偏東風(北東貿易風)として赤道へ戻る。大気の中で最も力強い循環」 同様に偏西風についてはフェレル循環に対応させて書かれています。 このままで考えると、この循環は対流圏界面付近と地表面付近の大きな大気の循環運動であり、偏西風や偏東風は地表面付近に吹く風ということになってしまうのですが、何がおかしいのでしょうか。

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noname#41634
noname#41634
回答No.2

多くの模式図は子午線断面で書かれていますので単純に高高度で赤道向きの矢印になっています。実際には偏西風はコリオリの力によって東へ流れています。東に流れながら高緯度で上昇し中緯度で下降する(らせん状に東に流れる)図を書いていただければ帯状平均や南北蛇行が「模式図的」には、お解かりいただけるかと思います。詳しくはロスビー循環でご理解いたたけるかと…。

参考URL:
http://www.fnorio.com/0041circulation_of_atmosphere1/circulation_of_atmosphere1.htm
e1603do
質問者

お礼

回答ありがとうございます。大変難しいことがわかりました。じっくり考えて見ます。

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その他の回答 (1)

noname#41634
noname#41634
回答No.1

偏東風(貿易風)に関してはそれでいいと思いますが、フェレル循環は間接循環で多少考え方が異なります。  フェレル循環は見かけの循環で空気の移動というより温度の移動と考えた方がわかりやすいと思います。  大気の温度は赤道側で高く、極側で低くなっていて中緯度(日本付近)ではその傾きが大きくなっています(温度傾度が強い)。その為温度風が吹いています。温度風は高温側を右にして、上空にむ行くほど強く吹いています。これが偏西風です。そして温度差が激しくなると偏西風が蛇行して、南北の温度差を解消(攪拌)しようとして低気圧を発生させます。極に暖かさを運び、赤道側に冷たさを運ぶ…これを帯状に平均をとるとフェレル循環のような動きになります。

e1603do
質問者

お礼

回答ありがとうございます。でもやはりわからないところがあります。フェレル循環では上空の風は極側から赤道側への大気の移動としてはっきり表されています。これにコリオリの力を考えると東風と考えたくなるのですが、「極に暖かさを運び、赤道側に冷たさを運ぶ…これを帯状に平均をとるとフェレル循環のような動きになります。」とのことですが、平均しても風向きは逆にはならないように思うのですが。何がおかしいのでしょうか。

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