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帝国憲法改正に関する質問でう
日本国憲法作成において、GHQが急いだ理由は何でしょうが GHQが憲法の草案を幣原内閣に示し、その返答を至急に求めた理由が知りたいです。
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- Bird1979
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回答No.1
こんばんは 前後の流れは 1946.2. 1 毎日新聞、松本烝治憲法改正試案をスクープ 試案に対し、マッカーサーは三原則(天皇制維持、戦争放棄、封建的諸制度の廃止)にもとづくGHQ草案の作成を民政局に指示 同 2. 8 幣原内閣による松本試案提出 同 13 GHQ松本案を拒否、GHQ草案手交 同 26 極東委員会発足 ですが、 問題は「極東委員会」の発足です。当時、国際世論では「天皇を戦犯として訴追せよ」との声が一部に高まっていました。また、極東委員会(11か国=米・英・中・ソ・カナダ・オランダ・オーストラリア・インド・フィリピン・ニュージーランド、で構成)が発足すれば、憲法改正については極東委員会の権限に属することが想定されていました。その場合、「天皇の戦犯訴追」「天皇制廃止」などが打ち出される恐れがありました。 したがって、戦後占領統治に際し天皇(制)の温存・活用を考えていたGHQ(マッカーサー)としては、極東委員会の正式発足前に日本の憲法改正問題に決着をつける必要がありました。 これが「GHQが急いだ理由」ですね。
お礼
早々にご回答ありがとうございます。 大いに勉強になりました.