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くも膜下大動脈瘤破裂で命は助かったのですが、回復は可能ですか
私の妹(42才)が今年の5月にくも膜下出血で倒れ、生存の確率は数パーセントと言われましたが、危機から生還しました。右半身は一生不随だと言われましたが、自分で無意識のままリハビリを行った結果、少し動くようになりました。しかし、脳機能は未だ回復しません。言葉が話せないだけでなく、家族の認識も無く、0才児のようです。病院からは、意思の疎通が出来ないのでリハビリも出来ないと言われ、また、三ヶ月以上病院には入院することが出来ず、退院を迫られました。現在は一生面倒見てくれる認知症の病院に入院しておりますが、全く脳のリハビリはしてもらえません。ただ、痛い、恥ずかしいというような態度はできるので、少しは感情があるのかなあと思うのですが、看護婦は条件反射であり、本人は暑い寒いもわからないだろうというのでが、私はそうは思えません。どうか私の妹を救える方法を教えてください。まだ40才あまりの若さで廃人となった妹は、このまま生きていかなければならないのでしょうか。私は奈良市に住んでおりますが、どこか良い病院はありませんか。どんなご意見、体験談でもかまいません。教えてください。
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専門家のはしくれとして,救急医療も遷延性意識障害患者の治療も経験してきた者としてまずどうしても理解して欲しいことがあります.転院を迫られたことや慢性期病院でリハが無いことにご不満があるようでそれはもっともな事だと思います. しかし,医師は日本の制度の中で最善を尽くしており,転院させざるを得ない制度を強いているのは国であるということを忘れないで下さい.実際植物状態の患者が3ヶ月以上も救急病院に居たら,急病の患者が入れなくなります.医療の器の大きさは有限のものであり,患者や家族のご不満はそれに納まりきれない有る意味エゴの部分もあることを自覚して欲しい.なにせ莫大なお金を使っても全くと言っていい程症状改善が無いことが分かっている疾患なのです. そして,日本の制度はこれでも世界の中では遷延性意識障害の患者を支えている方であるのもまた事実です.ほとんどの国が植物状態しか見込めない患者に高額な手術や薬剤を認めていません.アメリカなら自己負担が払えない患者は最初から治療なし,ヨーロッパでも植物状態の患者への栄養補給や脳死患者の人工呼吸器を政府が法律で止める所もあるのです.途上国ならそもそも脳外科がありません. それはそれとして患者さん達も支えあい,情報交換されているようです.参考URL参照してください. http://www6.plala.or.jp/brainx/recovery2000.htm ↑ここにある「遷延性意識障害の回復例」についてはそもそも回復の程度が極めてわずかのものが多く,治療と症状改善の因果関係もあきらかでないものがほとんどで,中には有効性が無いことが後に分かっている薬剤の情報も混じってます. 若干のわずかな症状改善は年齢からもありえると思いますが,元通りにというのは無理でしょう.(診察しないと断言できませんが) なお,感情については看護婦より質問者の意見の方が有力だと思います.自我や感情を司ると言われる大脳基底核は比較的ダメージに強く最後まで残りやすいのです.ちなみに最もダメージに弱いのは短期記憶を司る側頭葉の海馬と呼ばれる部分です.
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- ppp4649
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タケシの番組(アンビリバボー?)だったか、回復見込みの低い植物状態の人(小学生)に友達の励ましのメッセージをテープに録り、毎日それを聞かせて奇跡的に回復したと言うのを見た事が有ります。これには後日談が有り、放送後同じ様に植物状態になった人(新聞記者)に番組をみていた仕事仲間が同じ事をしました。テープを聞かせたり、上司が毎日面会に来て意識の無い患者に語りかける。そしたらなんと回復して職場復帰をしたそうです。両方国内の話です。人間の脳は現代医学ではまだまだ未知で壊れた脳細胞を別の所が代わりをする力が有るようです。
お礼
アドバイスありがとうございます。あの番組は私も見ておりました。奇跡を信じて、私も家族も皆で話しかけ音楽テープを聞かしたりしておりますが、最近こんなことを繰り返しているだけでいいのか、もっと良い方法があるのではないかと不安になってきました。 これからも根気よく看病していきたいと思います。ありがとうございました。
お礼
早速のご連絡ありがとうございます。専門家としてのご意見大変参考になりました。 ただご理解いただきたいのは、私は三ヶ月で退院を迫られたことや、現在の病院に不満があるわけではありません。妹の事を質問する際の経緯として説明したまでであります。このまま入院してるより何か他に手立てが無いものか。どうしたら良いものか誰にも相談できず悩んでいる毎日のなかでこの欄に質問したわけであります。 遷延性意識障害という言葉も初めて聞きました。これからいつまで続くかもわかりませんが、頑張って看病していきたいと思います。ありがとうございました。