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尊厳死・安楽死

今度尊厳死と安楽死についてのゼミ発表があります。 色々と調べてみたのですが、なんだか曖昧だったのでお聞きしたいことがあります。 尊厳死=消極的安楽死 と言えるのでしょうか・・。(方法は似ているのに言葉が違うのでよくわからなのです・・) よろしくお願いします。

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回答No.2

現在の医療で特に重視される項目に インフォームド・コンセントがあります。 患者に現在の病状を説明し 今後の治療の方針について、話し合いを 行いながら、決めていくという事です。 安楽死は、医師や家族の側が、これ以上 無理に苦しませたくないという事で、 積極的な治療を(無意味な延命措置をとらない)を 控えるという形で行われる場合が多いと考えられます。 逆に尊厳死の場合は患者本人が 病気の治癒や回復を目的としない 無意味な延命を拒否するという形で行われる場合が 多いといえます。 一番重要視されるのは、患者本人の意思の確認だと考えています。 ですが,実際の現場では、どちらか一方に簡単には 決められない事の方が、圧倒的に多いですし いたずらに治療方方針を患者に委ねるのは、医師の無能を示す事だと、 相談する事を嫌う医師や家族が多いのが現実です。 自分も、もし、そういう状態になった時 治らない病気になった事を受け入れ、どういう治療を受けるのかを選択できる程、 強い人間でいられるか、どうかは、解りません。 医師は、どんな病気も治せる神様ではありません。 人間の生死を簡単に割り切れる医師は、医師としての 技術の面では、ともかく、 人としては、どうかとも思います。 尊厳死=消極的安楽死ではありません。 むしろ治らないのが解っていながら、いたずらに 延命措置を行う事の方が余程、 医師や家族の責任逃れの消極的安楽死と、いえるのではないでしょうか。 人間は必ず死にます。私がもしそうなったら病院ではなく、 自宅で家族と一緒に暮らしながら、死にたいと 回答を書きながら考えています。

19uikj23
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 私自身、発表用のレジュメを作りながら死について色々なことを考えました。 尊厳死と安楽死は本当に難しい問題ですね。 良い発表ができるように頑張ります。

その他の回答 (1)

回答No.1

日本の尊厳死協会は、尊厳死とは患者が「不治かつ末期」になったとき、自分の意思で延命治療をやめてもらい安らかに、人間らしい死をとげること、一方、安楽死は第三者が苦痛を訴えている患者に同情して、その患者を「死なせる行為」と、定義しています。 一応の線引きです。  ちょっと、尊厳死協会の定義する言葉が、日常の日本語からはなれて、”尊厳死協会用語”的な定義になっているので、私にも抵抗はあります。こんなにいうとわかりよいかもしれません。たとてば、苦しんでいる愛犬を安楽死させる、とか、実験動物を安楽死させる、いいます。感じはつかめたかと思います。  安楽死のもとのことばはEuthanasiaで、eu (easyily, well, good)+thanatos(death)で、本来の対象は人でも動物でもいいのです。戦場で痛みに耐えられず大量のモルヒネを打って死ぬのは Euthanasiaです。ただいまの動物愛護のご時世世間にあるEuthanasia Association (安楽死協会)というのは、実験動物の安楽死をちゃんと遵守するように定めるところということが多いのも事実です。しかし、また、本質にたちもどって、International Task Force on Euthanasia and Assisted Suicide ITFAS (國際安楽死と補助自殺推進機構、とでも訳できます)では、ほぼ、尊厳死の内容で、安楽死を定義しています。ですから、日本の尊厳死協会の定義が国際的に完成された定義を反映しているわけでもないのです。  <<だって、尊厳ある死が、安楽でなければ、困りますよね。分類学でいうと安楽死のなかに尊厳死が入ることになります。>>  ITFASは、まず、安楽死といっておいて具体的には、尊厳死のような(あるいはもっと厳しく崇高で個人の権利を守る)内容を織り込んでいます。彼らは、一度導入された生命維持装置を拒絶する権利をまもろうとしています。 ちなみに、日本の法律の世界では、次のような判例があります。  医師による末期患者に対する積極的安楽死が許されるには、患者が耐えがたい肉体的苦痛に苦しんでいること、死が避けられず死期が迫っていること、患者の苦痛を除去・緩和する他の手段がないこと、生命の短縮を承諾する患者の明示の意思表示のあること、が必要である。-東海大学病院安楽死事件。三省堂 『模範六法2002平成14年版』  もっとよいサンプルはオレゴン州の法律にあります。有名なOregon’s Death with Dignity Actです。このactに関するレポートにすばらしいものがありますから、英文ですが、一度読まれることをお勧めします。(参考URL)オレゴン州2004年には、60人がASで尊厳死を実現しています。この方たちは必要要件を満たしたオレゴン州民で、資格のある医師のアシストにより、致死量の薬剤を投与されて尊厳死を達成しています。法的な対応も医師たちは行わなければいけません。患者はend of life concernsを明らかにしなければなりません。りっぱな尊厳死です。  いいご発表を期待します。

参考URL:
http://egov.oregon.gov/DHS/ph/pas/docs/year7.pdf
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質問者

お礼

お礼が送れてしまい申し訳ありません。 詳しい回答、ありがとうございました。 良い発表ができるよう頑張ります。

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