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困ってます!!~寺山修司さんについて~ お願いします。。

寺山修司さんの 売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき という短歌について詳しくおしえて下さい!!困ってます。。 訳や情景など、どんなことでもいいのでお願いします!!

みんなの回答

  • mad-peta
  • ベストアンサー率66% (2/3)
回答No.6

寺山修司の歌集『田園に死す』が粟津潔装幀で出版されたころ、彼はネフローゼが癒えぬまま病院を出ています。 「ベッドの上で何も出来ないで5年生きるのなら、仕事をして2年で死んだ方がいい」という言葉を吐いたのもこの頃でした。 彼は、病院のベッドの上で、乱読と言うに相応しく多くの本を読んでいました。 ジェームズジョイスやポッカチオなどが私の記憶に残っています。 普通ですと彼のような病気では、体力も消耗して分厚い書物や、登場人物が活動的な読み物などは読む気力も失われる傾向にあります。 寺山修司は、短歌研究新人賞を受賞し、『われに5月を』『はだしの恋唄』などナイーブな作品集を処女出版し、世に出ますが、『空には本』『血と麦』と行動的な人間に変貌して行きます。 そこで出したのが(粟津潔と組んだ)『田園に死す』です。 さらに、散文集『書を捨てよ街へ出よう』で(横尾忠則)との出会いがあります。ファイティング原田や長島茂雄ら一流のスポーツマンと交流しています。 彼の、行動的な創作活動が『劇団天井桟敷』なってついに表出します。 ====しかしです。===== 彼の体力はますます病魔に蝕まれていましたが、気力がそれを越えて創作に打ち込まれて行きました。 そういう、一般人では計り知れない状況下での創作活動への意欲が、彼の生い立ちや、生き様の上に、焦りのようにもなって現れ、生み出される作品に、我々は感銘を受けているとしか私にはお答えしようがありません。 病床にうなされていたときに見た夢のような世界を詠んだ歌というような俗な見方もしたくはありません。 こういう優れた短歌や詩に、注釈は必要がないように思います。

  • uriusei
  • ベストアンサー率19% (8/41)
回答No.5

 この短歌が彼の映画「田園に死す」で、歌われた時の印象は今でも忘れません。僕が暗唱している歌の1つです。  この音と意味から出てくるものを想像するだけで良いと思います。現実の世界で想像してもあまり意味がない思います。  ただ寺山は、常に排除される側に立っていたことと、時間というものが権力によって統制されている近代に対する深い疑念を持っていたことを、背景にしていると、一応知っておくことは無駄ではないと思います。時間を売り飛ばすという感じです。

  • kobarero
  • ベストアンサー率29% (106/361)
回答No.4

寺山修司さんが、どういう状況でこの歌を詠ったかはわかりませんが、この歌の文面だけからでも、色々考えさせられることはあります。作者の事実関係を詳細に調べて、歌の正確な意味を把握するという道もあると思いますが、一方で、作者の事実関係は全く問わず、純粋に歌の文字だけから感じ取るという道もあると思います。以下は、後者の例です。 (1)「柱時計を売りにゆく」ということは、かなりお金に困っていたのであろうことが推測されます。結婚していたかいなかったか、子供がいたかいなかったか知りませんが、もし、奥さんや子供がいたとしたら、彼らのことを思う寺山修司の気持ちも想像されますし、もし、寺山修司が独身なら、家族もいない一人ぼっちの貧乏生活のわびしさも想像されます。 (2)「枯野ゆくとき」の「枯野」で、侘びしい背景が目に浮かびます。この背景によって、侘しい寺山修司の心の内を表しているような気がします。 (3)「柱時計がふいに鳴る」の「ふいに」という言葉で、ある種の驚きと発見を表していると思います。「ふいに鳴る」までは、単なる「もの」としての時計を抱えていたのですが、「ふいに鳴る」ことによって、命を持った時計を感じ取ったのだと思います。自分と長い間生活を共にした古いなじみの時計が、今まさに売られようとしている、そのときに、「自分は生きているんだぞ」と自己主張しているような驚きを感じたのだと思います。そのことにより、寺山修司の柱時計との長い共同生活を想像させられます。 (4)「横抱きにして」の「横抱き」という持ち方によって、寺山修司が、柱時計を何か命があって体温のぬくもりを持ったものとした受け止めているのが感じられます。 全体としては、貧乏に陥ってしまった自分の現在の人生に対する思いと、それにも関わらず、自分や周りが生きているという生命の鼓動と、その生きている鼓動がこれからどうなっていくのかという期待と不安の入り混じったものが、おしかけているような感じを受けます。

  • redowl
  • ベストアンサー率43% (2140/4926)
回答No.3

>売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき で、考えられる質問文 Q どこに売りにいくのでしょう? Q どういう理由で、柱時計を売る事になったのでしょう? Q 柱時計は、どうして音が鳴ったのでしょう?    (柱時計の仕組み。動かし方。音のなる仕組みを知っている人なら、答えられるけど・・・・・     振り子時計、ゼンマイを知っている?) Q 「ふいに」の意味を簡単に書きなさい。

jinjo1016
質問者

お礼

ありがとうございます。質問、とても参考になりました。   模範回答ありますか?よかったら教えて下さい。

  • 2199
  • ベストアンサー率14% (74/525)
回答No.2

私見ですが、寺山修司の作品の特徴の一つには「やるせなさ」があるとおもいます。 まず「枯野」は寒々しいですよね。そこを「柱時計」を売りにゆくために歩くのですから楽しい情景ではありません。そんな時にいきなり横抱きにした「柱時計が鳴り出したら」びっくりしますよね。柱時計ですから明るい音ではありませんよね。 つまり、哀しくて暗いイメージを喚起する言葉を並べて(さすが天才寺山修司!並べ方が絶妙ですよね)「やるせない」、「寂しい」雰囲気をというか空気を表現している歌だと思います。  とりあえず一首の歌から感じれることを書いてみました。  乱文御容赦

jinjo1016
質問者

お礼

ありがとうございます!!この歌意味がいまいちわからなくて・・  あと、訳すとどんな感じですか? ずうずうしくてすみません。

  • -coco-
  • ベストアンサー率24% (133/546)
回答No.1

http://homepage2.nifty.com/jinrai/page140.html 聞きまくるよりも、その単語で調べた方が早いかも!?

参考URL:
http://www3.ocn.ne.jp/~inochi/d/old_bbs/bbs87.htm
jinjo1016
質問者

お礼

調べているんですが・・どうしても訳がみつからなくて。。  アドバイスありがとうございます!!

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