韓国併合について

質問

最近、嫌韓派の方が「韓国併合は国際法上、合法であるから日本に罪はない」と主張しているのをネットで知りました。
「併合は、韓国最大政党一進会が望んだ」ともいってました。
しかも、「安重根が伊藤博文を殺したから併合が促進された」という解釈まで‥‥。

歴史の細部には詳しくないですが、日本の韓国併合が現地の人たちの感情を無視し、政府を乗っ取るようなカタチでおこなわれたというのが一般の認識なはずですが。
本当のところはどうなのでしょうか？

回答No.4

torauma

韓国併合について ＜ 本当のところはどうなのでしょうか？

まあ、歴史を知る上で重要な事から学んでください。　戦後の国家人工的捏造がなぜ、どのように行われたのかを知るためには、周囲の無闇な意見主張や感情論を排除する事から学ぶ必要があります。

ただし
＞嫌韓派の方が「韓国併合は国際法上、合法であるから日本に罪はない」と主張・・・この意味ですが、

御質問者が意図的に、嫌韓派を落し入れる目的で（嫌韓派は誤っているという意味での)質問記述をするなら別です。　この場合は、歴史質問ではありません。

「歴史的誤りを相手側責任に押し付ける」前提を立てて（所謂虚偽）、これに批判を加える方法であれば、学校教師までもが良く使用します。

回答No.3

WARANDPEACE

ぼくの調べたかぎりでは、
「韓国最大の政治勢力だった一進会」は
韓国併合時、その会員数は九万人そこそこにすぎませんでした。
しかも彼らは一般の韓国人からはまったく支持を得られなかったのです。
また、一進会の理念は、明治日本の言いなりになることではなく、
「日本と朝鮮が対等に合併し、列強に対抗しつつ近代化していくこと」
というもので、日本が目論む併合の内容とは天と地ほどの隔たりがあるものだったと言います。

参考URL：

http://www.han.org/a/half-moon/hm065.html#No.417

お礼

そうだったんですか～。
それじゃ、最大の政治勢力といっても名目だけですね。
回答ありがとうございます。

回答No.2

Sombart

何を持って「一般的な認識」としているのか分かりませんが、質問文の前半は全てまっとうな歴史理解です。嫌韓とかいう感情論とは無関係に、史料をきちんと当たって論理的に考えれば出てくる結論ですから。
　むしろ、「嫌韓」などという言葉を使う側に、そういう事実や論理を無視した感情論を感じますね。

> 韓国併合は国際法上、合法であるから日本に罪はない

　まず、「罪」とは法的概念と道徳的・宗教的概念とに分けられます。この文章からすると、明らかに法的概念を指していますね。で、ここで言う法とは国際法であり、国際法とは律法などの神から託されるものとは違って当事者間の合意を根拠にするものです。
　従って、当時の国際法にも則っていたし具体的に列強の合意も取っていた以上、罪などどこにもありません。

> 併合は、韓国最大政党一進会が望んだ

　文字通りに、その通りです。
　厳密に言えば、「一進会が」ではなく「一進会も」ですが。

> 安重根が伊藤博文を殺したから併合が促進された

　伊藤は、日韓併合の慎重派、要するに反対派でした。その反対派の巨頭を当の韓国人が暗殺したのですから、促進以外の効果は探す方が難しいというものです。
　安は、歴史の中で見たときは、国際関係を考える能力が無いのに国際関係の舞台に踊り出てしまった、いわばピエロです。暗殺をしなければ安の名が歴史に現れることは無かったでしょう。逆に伊藤は、暗殺されなくても歴史に名の残った人物です。
　従って、安を日韓の歴史という文脈においていかなる形でも肯定的に評価することは、歴史というものを分かっていない姿勢ですね。

　ちなみに、安は主観的には愛国者であったのかもしれませんし、もしかしたら義侠心も人並み以上にあったのかもしれません。しかし、仮にそうだったとしても、それは、歴史的評価とは関係の無い話です。

回答No.1

tanuki4u

1885年　ベルリンに列強が参加して、アフリカの領土を誰がどころを取るかに関して、取り決めしました。アフリカの現地の意向は全く関係ありませんでした。
1898年　米西戦争中に、アメリカは現地フィリピンの人を対スペイン独立運動をさせ、フィリピンでは憲法も制定しましたが、アメリカはスペインからフィリピンを買収すると、独立運動を鎮圧し植民地としました。これは、各列強が認めたこと。

つまり、当時の常識として、列強が認めれば（あるいは、認めない国がない限り）現地の意向は関係なく、やりたい放題だった。

であるから、日韓併合に関しても、列強が認めた（少なくとも、クレームをつける列強がなかった）のであるから、日韓併合は、しごく当然な国際法に則った行為であります。

お礼

tanuki4uさん、回答ありがとう。
「国際的に合法」といっても昔の話なので、
今の人の目からは、やっぱり盗賊同士の縄張りの取り決めでしかありませんよね。