• ベストアンサー

ウイゲントシュタインの「言語の限界」は「世界の限界」とは?

ウイゲントシュタインの「言語の限界」は「世界の限界」とはいったいどのような意味なのか、説明できる方がいらっしゃいましたらぜひお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • les-min
  • ベストアンサー率41% (269/644)
回答No.2

こんばんは。。  西洋哲学に関しては門外漢なのですけど、言語学・言語哲学関連の本を読んでいると、ウィトゲンシュタインはよく取り上げられますね。  ウィトゲンシュタイン関連著作を数冊執筆されている黒崎宏氏はご存知でしょうか。  著作の中で、著者は自説を大まかにまとめる形で記している箇所なのですが、(ご存知でしたらごめんなさい。)  「ウィトゲンシュタインの『言語ゲーム論』の核心は、すべてのもの一切を、心的なものも物的なものもおしなべて、言語的存在とみなす、ということである。すなわち言語を離れたもの-言語以前に実体としてあるもの-なるものは一切存在しない、というのである。言い換えれば、一切は言語的存在なのであり、意味的存在なのである。」  黒崎宏『ウィトゲンシュタインから龍樹へ』哲学書房より  この一文は、「言語ゲーム」=世界と考えていた(←と投稿者が思っている)ウィトゲンシュタインの考え方を端的にまとめてあると思いますし、こういう固定し不変な物事の「実体」を想定しない考え方を打ち出したがために、彼が「哲学を殺した」といわれるのだと思っています。  「言語ゲーム」=世界であれば、「言語の限界」は、おのずと「世界の限界」になると思います。  個人的には、ウィトゲンシュタインのこういう考え方は形而上学否定であり、哲学の否定なんだと思っているのですが、こういう解釈が正しいのかどうかはわかりません。  だいいち、自分は概説書などに引用されている部分を除いてはウィトゲンシュタインの原典を知らないので、これ以上はもうものが言えません・・・(ボロが出た)ごめんください。では。

その他の回答 (1)

回答No.1

「ウイゲントシュタイン」ではなく,「ウィトゲンシュタイン」のことだと思って書きます。 わたしも決して「説明できる人」ではないのですが, 彼の独我論には, 「私の言語の限界は私の世界の限界を意味する」と書いてあるそうです。 そして, 「…私の世界こそが,最初にして唯一の世界なのだ。私は,私が世界をどのように見たか,を報告したい。」 ともそれ以前に書いているそうですから,「私」のことばで表すことができる事柄範囲が「私の」世界であり, 語り得る限界が世界の限界であるということだろうと思います。 ちくま新書「ウィトゲンシュタイン入門」永井均著 を参考にしました。

usageuge
質問者

お礼

「ウィトゲンシュタイン」でしたね。すいませんでした。

関連するQ&A

  • もし世界に一つの言語しかなかったら

    もし世界に一つの言語しかなかったら、どのような世界になると思いますか?課題で、このテーマについて考えてみたのですが、なかなか想像して考えたことが少なく困っています。皆さんの想像した世界を参考にしながら、自分の考えた世界を書こうと思うので、よろしくおねがいします。

  • 世界一美しい言語といえば?

    『世界で最も美しい言語』を世界的に評価する団体があるのですか? また,それはどこの言語でしょうか? 私は以前『中国語』と聞いたことがあるのですが友人の中では『フランス語』が概ねの一致した意見でした。

  • 言語のない世界

    見ていただいてありがとうございます。 現在、言語学について勉強しています。そこで、疑問に思ったのですがもしも言語がなかったら世界はどうなっていたと思いますか?また人間にとって言語とはどのような役割をしていると思いますか? バカな質問ですみません(>_<)回答よろしくお願いします!

  • 言語が不可能であろうとするとは

    安部公房に関する本の中で、次のような文章がありました。 「安部公房が突破しなければならなかったのは、物をおおいかくしてしまう言葉の慣性であったといえよう。文学の言葉について、たとえばM・ブランショは、「カフカと文学」で<言語を可能にするのは、言語が不可能であろうとするからである>と述べた。そのことは、日本の戦後文学が直面していた状況にもあてはまる。語りえない世界をどのようにして文学がひきうけるのかが問われたのである。」 ここで以前から引っかかっていたのが、<言語を可能と~>の部分です。どのように考えればいいのでしょうか? 言語、不可能と聞いて浮かんだのはヴィトゲンシュタインの言語の論理性については限界があるということです(見当違いかもしれませんが(汗))。言語表現に限界があるということは理解できるのですが、それが<>内の意味とどう関わるのか(関わってないかもしれませんが)分かりません。 また、言語が「不可能である」のではなくて「不可能であろうとする」とはどういうことなのか?それによって(はじめて?)「言語が可能」となるとはどういうことなのか?分かりません。 どなたか、ご意見をお聞かせください。ひょっとしてこういうことかな程度でもいいですので、ご意見を寄せていただけるとありがたいです。理解の助けになります。よろしくおねがいいたします。

  • 世界の言語はもともとひとつ?

    世界にはたくさんの言語がありますが、もともとはひとつの言語だったのでしょうか?理由を忘れてしまったのが残念ですが、学生の頃に英語を勉強していた時、日本語と英語はもともと同じ言語だったはずだと思ったことがありました。同じ事を思っている人は多いのではないでしょうか?知っている人教えてください。

  • 世界の言語

    世界にはどれだけ言語があるのですか? ほんとフト思いついたのです。 暇なときに御願いしなす。

  • 英語以外の世界の主要な言語に精通することの利点欠点

    英語以外の世界の主要な言語に精通することの利点欠点限界盲点とは? AIや自動翻訳機が全盛の時代において、 様々な言語を学ぶことの利点欠点限界盲点とは? 皆さんにとって言語を学ぶとは? 言語カテゴリー皆さんの ご回答のほど、 お待ちしております。

  • 世界で二番目に有名な言語は?

    世界で一番有名な言語は英語。二番目に有名な言語は何だと思いますか?

  • 物理的に大きさの限界小ささの限界はあるのでしょうか

    アインシュタインの相対性理論に「光より早いものはない」「速さには限界がある」と書いてあることを知りました。 知ったといっても相対性理論の本を読んだのではなくテレビで知りました。 この世界で速さに限界があるということは、大きい、小さいにも限界があるのでしょうか? すみませんが、お教えいただけました助かります。 物理のことは、何も知らないので、わがままを言って申し訳ございませんが、易しい言葉でご説明いただければ助かります。 よろしくお願いいたします。

  • 世界の言語で、心(こころ)は何というのでしょう。

    会社名を変更しようと思います。その社名に「心(こころ」という意味の外国語を入れたいのですが、あまり詳しく分かりませんでした。(一応調べてみたのですが) 世界の言語(ヨーロッパ中心には考えています)で「心」は何というのでしょう。品詞は名詞でなくても構いません。形容詞でも何でも構いません。心という意味があれば。博学な方、無知な私たちにご指導くださいませ。よろしくお願い致します。できれば、アルファベット表記だけでなく、読み方もカタカナ表記でお願いできればということと、品詞を教えてくだされば非常に有り難いです。なにぶん、無知なものですので。