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コオロギ
ミツカドこおろぎ、エンマコオロギは鳴き声にちがいが大きいのですが、互いに交配しないのでしょうか? そもそも両者は日本人と黒人のような違いなのでしょうか? 鳴き声があわさることはありえないのでしょうか??
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ミツカドコオロギとエンマコオロギは交配しません。 強引に交尾させても、きちんと受精卵ができないと思います。 ミツカドコオロギとエンマコオロギ両者は日本人と黒人のような関係に比べたらとんでもなく遠い関係です。 日本人と黒人(黒人というのはあまりいい分け方ではないらしいですが)は同種です。モンゴロイドとかネグロイドというようなのは地方型などといいまして、犬の種類(犬種)と同じような意味合いです。遺伝子がほぼ100%同じだから黒人と日本人は子供ができるのです。 しかしミツカドコオロギとエンマコオロギは種類が大きく違うのです。ミツカドコオロギとエンマコオロギは遺伝子が結構違うから子供を作れないのでしょう。 日本人 ≒(ニアリイコール) 黒人 ミツカドコオロギ ≠(ノットイコール) エンマコオロギ となります。 日本人と黒人は遺伝子のちょっとした部分が違う(特に目立ちやすい体表と骨格が違う程度でしょう)。 しかしミツカドコオロギとエンマコオロギは遺伝子が至る所で違うということでしょう。 両者で雑種ができ、鳴き声が合わさることは考えにくいですね。 補足ですが、興味深い実験で、エンマコオロギとそれに近いタイワンエンマコオロギというやつの交配実験の例があります。(もちろん近い仲間といえど別種なので1代雑種しかありえません。) タイワンエンマコオロギとエンマコオロギのあいの子は非常に低い確率で成虫に育つそうです。特に成体はメスが多く、雑種メスは育つのに異常な年月を費やすといいます。 非常に低い確率の中でさらに成虫まで育つ雑種オスは変わった新たな鳴き声をするといいます。(オスのほうが幼虫時代によく死んでしまうらしい)。 雑種を作るためには近い仲間のコオロギ同士、根気良く交配させてさらに大事に育てなければなりません。雑種の昆虫は、病気に弱いようです。