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結晶子と結晶粒の違いは何ですか?

私が調べた限りでは、両者ともほとんど同じ定義しか見つけられませんでした。それは以下のようなものです。 「多結晶内で単結晶と見なせる最小の領域」 しかし、ある論文では結晶粒は結晶子よりずっと大きいものであるという記述も見つけました。なので、両者は違うはずなのです。いったいどのように違うのでしょうか?ご存知の方、ぜひ教えて下さい。 もちろん、OKWebで「結晶子とは何か?」といった質問があることは知っております。

みんなの回答

  • kenojisan
  • ベストアンサー率59% (117/196)
回答No.2

私は結晶学の専門家ではなく、無機系材料基礎研究分野の人間なので、厳密な用語の定義は分かりません。一応、材料系の専門用語辞典で調べてみたのですが、「結晶子」=「結晶物質を構成する顕微鏡的レベルでの小さな単結晶」「結晶粒」=「多結晶を構成する個々の結晶」でした。どちらもあまり明確な定義では無いですね(苦笑) 私の印象では、「結晶子」の方は質問者さんの書かれた微小な単結晶の定義で使っているが、「結晶粒」はもう少しあいまいに、不均一な集合体中にある結晶の粒を指している感じで、必ずしも単結晶粒子とは限っていない気がします。

beim_bier
質問者

お礼

ありがとうございます。 結晶子の方の定義については納得できました。 しかし、結晶粒の定義は曖昧ですね。もう少し他の人の意見も聞いてみようと思います。

  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.1

http://www.kobelco.co.jp/technology-review/pdf/48_3/068-071.pdf 「PBN 材における配向性を持つ極微細な結晶粒は,粒成長した一般的なセラミックスの構造とは異なる ため,結晶子と呼ばれている」 http://www.kochi-tech.ac.jp/library/ron/2004/2004ele/1050245.pdf 「1 個の結晶粒は複数の単結晶と見なせる微細結晶である結晶子( crystallite )から成る。下図に模式的に示すように、結晶粒径( grain size )と結晶子の大きさは別々である。」 分野ごとに流儀があるのかもしれません。

beim_bier
質問者

補足

御回答ありがとうございます。 しかし、まだ納得できません。 1点目については、残念ながら分野が異なる様です。 2点目については、結晶子については定義が明確ですが、結晶粒についてはほとんど定義されておらず、どのくらいの結晶子が集まったものを結晶粒と呼ぶのか分からず、結晶粒径の計測など出来そうにありません。 どなたか、御存じの方がいらっしゃいましたら、記述のある文献の情報だけでもかまいませんのでよろしくお願いします。

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