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和歌で自然を読みつつ、

海外で日本を語教えています。日本人があまり直接的に気持ちを表現しないいい例として、クラスの中で和歌を取り上げたいと思っています。 教科書なので、男女がまだ文でやり取りをしていた頃、自然などを歌った和歌に、恋心を込めた歌がたくさんあったように思います。うるおぼえなのですが、月の満ち欠けに、あなたの心も変わりませんように、、みたいな。 これに限らず、自然の美しさや、はかなさを歌いつつ、そこに恋心を込めたような意味が二つに取れる歌がありましたら、ご紹介ください。 こちらではなかなか文献も調べられないので、、、 よろしくお願いします。

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回答No.1

片想いとか失恋の歌ばかりですが・・・^^;) よそにのみ見てややみなむ葛城や高間の山の峯の白雲 (詠み人しらず[新古今和歌集990]) 知らざりき雲居のよそに見し月のかげを袂に宿すべしとは (西行) ありと見て手には取られず見ればまた行方も知らず消えしかげろふ (源氏物語・蜻蛉)

EGTW
質問者

お礼

ありがとうございます!!片思いや失恋の歌でも、もちろんありがたいです。3つとも素敵な歌ですね、、源氏物語は生徒で読んだことがある子がいたので、(もちろん英語でですが、、)すごくよさそうです。 本当にありがとうございました。

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回答No.4

在原業平のうたから・・・ 「月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ           わが身ひとつは もとの身にして」  「千早ふる 神代も聞かず たつた川 からくれないに 水くくるとは」

参考URL:
http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2004/11/post_39.html
回答No.3

×うるおぼえ ○うろおぼえ 胡乱な記憶。ミスタッチでしたら、失礼。

  • tamausagi
  • ベストアンサー率65% (201/308)
回答No.2

外国の方に日本語を教えてらっしゃるとのことなので、スタンダードに百人一首から。 崇徳院「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」 自然を詠って恋心を忍ばせる、というより、前半が自然を使った長い比喩、といった感じの歌が多いような気がします。 この歌も最後に「あはむとぞ思う」ってちゃんと言ってますし。 私が高校生のとき使っていた「評解小倉百人一首」(京都書房)をぱらぱら見ていたのですが、「あれ、これも一応恋の歌なのか」と思ったのはこちら。 柿本人麻呂「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」 私はこれ、彼女がいなくて寂しい人のつぶやきの歌だと思っていたのですが、拾遺和歌集では恋の部に入っていて、解説には「ひとり寝するわびしさを、恋しい相手にうったえる心」とかかれています。 確かにこの歌を誰かに贈ったら「寂しいからこっちにきませんか?」って言いたいんだろうな~と思いますよね。 恋の歌だと贈られたときの状況や、当人達の名前なんかが歌の意味を汲み取る要素になるので、授業で使うとなると、誰から誰へどんな状況で贈った歌かわかるようなほうがいいかもしれませんね。 そうすると、No.1さんの3番目の源氏物語からの歌はよさそうです。 日本が誇る古典作品ですし。 他にも何かあるといいですね~。

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