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知覚と錯覚の区別について。
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「錯覚」という語は 日常的用法と学術的用法にズレがあるうえに分野や研究者によっても使い方に揺れがあるため, これを過不足なく定義するのは実のところかなりやっかいな問題です。 一般には見まちがい・聞きまちがいやパレイドリア(心霊写真・人面魚の類)のようなものまで含めて錯覚と呼ぶことがありますが, 心理学でいう錯覚は「対象の客観的性質と一致しない知覚」のことです。 客観的性質との不一致は観察条件の変更や計器測定によって事後的に明らかになるものですが, それを知った上でも不一致が解消されないものが最も基本的な意味での錯覚です。 歴史的に見ると,感覚・知覚研究が花ひらいた19世紀には 錯覚を「誤った知覚」と捉え,われわれの認識能力の不完全さの表れと見なす考え方が強かったようです。 しかしながら,そもそも外界の完全なコピーなどありえず,知覚像との不一致は多かれ少なかれ存在するものです。 ゲシュタルト学派が登場して以来の20世紀の心理学では 外界を基準に知覚の「正しさ」を議論することは不適切であり,錯覚は知覚そのものであるとの考え方が一般的になってきました。 ただ対象との不一致が相対的に大きくて自覚しやすいものを錯覚と呼んでいると考えてください。 下記URLは錯視研究で知られる北岡明佳氏による錯覚の分類です。 広義の用法まで含めて整理しようという試みですが,まだ議論の余地はありそうです。 錯覚の分類 http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/classification.html ところで 某巨大掲示板でも質問してませんでしたか?
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- word5000
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個人的な考えですが、 錯覚はその後の事実関係から、それが事実ではないことを確認出来ますが、これがもし確認出来ない場合ではそれが錯覚かどうかを知ることは出来ないと思います。例えば風が吹いただけで、誰かの声であると判断してしまったりすることがあります。どうしてそんなことが起こるかというと、あくまで僕なりの意見ですが、このケースの五感による認識とは、音の質、トーンなどによって識別しているということであり、五感の性質上どうしても主観的な判断になってしまうのだと思います。ですから、錯覚は五感の特徴としては当然有り得るものであり、日頃僕達はこれだけを頼りに生活しているのであり(言い過ぎかも)、知覚が五感だけを意味するのであれば、錯覚との区別は、本人がそれが勘違いであると気がついた場合だけ錯覚であり、総括すればすべて知覚だと考えます。
- ruehas
- ベストアンサー率68% (816/1194)
こんにちは。 まず、知覚と錯覚は元々性質の違うものですから、区別するも何もありません。ですけど、ご質問の内容は、恐らくそういうことではないんですよね。もし間違っていたらゴメンなさい。 錯覚とは、知覚によって得られた情報に基く脳の判断が事実と異なることを言います。知覚とは、感覚器官によって得られた情報に意味付けがされることです。そして、脳が、その意味が何であるかを判断することを「認知」と言い、錯覚とはこの段階で起こります。 知覚によって得られる情報とは感覚器官が捕らえた物理現象ですから、その全てが事実です。決してここから間違った情報が入って来ることはありません。従って錯覚とは、認知の段階で起きた脳の誤解ということになります。 認知の時点では、脳はそれを正しいと判断していますから、それが錯覚であるかどうかを知ることはできません。ですから、それが錯覚であるかどうかを判断するためには、そのあとで事実と比較する以外に手段はありません。
- vagabond_0710
- ベストアンサー率26% (68/257)
出来たらの話ですが、他の人とそれを共有できるかどうか、で真実かどうか区別できると思います。
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お礼
ありがとうございます!!大変ためになりました。大学に入って初めて心理学というものをやったのでまだまだ未熟なのでこれからもよろしくお願いします。