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宗教について
仏教は仏陀の教えが基本となっていますが、その教えの中の四諦八正道についてどう思いますか?
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こんにちは。 興味があるご質問だったので、何度か見ていたのですが、回答がないですね。皆さん議論になることを警戒してらっしゃるのか、それとも、あまりに簡潔なご質問なので、回答すると、いきなり折伏でもされるとお考えなのか・・・(質問者さん、余談失礼しました。私自身、正直なところ警戒してはいます。) 本題。 四諦八正道は「方便」だと思います。 私は、仏教の根本教義は、「縁起=無自性=空」であり、明確な「自我の否定」が教義上の最大の特色だと考えています。 四諦八正道は、人々を最終的に自我否定へと導くための方便で、かなり「飲みやすい薬」にしてある教えだと思います。 「方便」といっても、仏教の場合、方便がすべてだと言えるため、決して軽々しいものではなく、真剣に説いているとは思っております。 自我を否定するということは、これまでの人類世界の所産をすべて否定することにつながり、当然、言語も否定されますから、仏教は本来、教義を説き広める手段を持っていないことになります。 仏教は、言葉で表現することも伝えることもできない事柄を、それでも伝えたい、ということで、さまざまな「方便」を駆使するようになったのだ、と考えています。 仏教が我欲の抑制を柱に、通時代的・抽象的道徳や実践を説くのも、本来否定されるべき自我をもって、悪事を成さしめないように戒める「方便」だと思います。 自分で勝手に仏教教義をつなぎ合わせて考えていることなので、識者の方には怒られるかもしれませんね。まともな回答になっているかは分かりません。 では。