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戦争目的について

第一次世界大戦の前後で戦争の目的が変わったと思うのですが、調べていてもよくわからないんです。誰かヒントをください!お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • caesar-x
  • ベストアンサー率48% (101/208)
回答No.1

普遍的な意味で戦争の本質は変わってませんが 第一次世界大戦以後、戦争の形態が総力戦となったことで 戦争の短期的な終結の望みが薄くなったため 見かけ上、より慎重かつ防衛的になったことぐらいでしょう。 ただ大きく悲惨な戦争がある度に もう二度と戦争は起こらない的な論調が出るわけで 実際は新たな方策や技術が開発されると 現代がそうですが また攻撃的になったり、積極的になったりします。 第一世界大戦の境に大きく変わったと昔は言われたものですが 歴史を広くみて、戦争の本質を考えると何も変わってないことがわかります。 基本的に戦争自体は手段です。 戦争が目的を持つわけではなく、目的を持つ者が戦争という手段を用いるわけです。 だから戦争以外の手段でも目的を達することは可能な場合もあります。 例えば、二つの欧州大戦を欧州の統一を戦争によっておこなったと仮定すれば、EUによる欧州統合は戦争によらない統一であるといえます。 クラウゼヴィッツの古典的な戦争定義は、現代の現実に合わないところもありますが、その本質論は今も色あせてはいません。 戦争とは強力行為であり、相手に一方の意思を強要することである、ということです。 これは全ての例に当てはまる真理です。 例えば、イラク戦争がペルシャ湾のオイル支配にあると仮定すれば、戦争は反米路線になったフセイン独裁政権を倒すことで、親米の新政府を作り、利権を米企業に手渡させるという意思をイラクに強要するという目的になります。 またイラク戦争の目的をイラクの民主化だと仮定すれば、戦争で独裁政権を倒せても民主主義を国民に植えつけることはできないので、目的は軍隊では達成不可能ということで、このように必ずしも目的と結果は合理的とは限りません。 しかし一様にいえるのは先の真理です。 戦争は目的を力づくでなしとげる行為であるということ、つまり逆に言うと戦争と目的は別のところから発しているということです。 第一次世界大戦の前後で変わったのは、戦争の形態だけです。 核抑止論が登場した時、恐怖によって核戦争は絶対に起こらないというのが主流でした。 しかし現在は核兵器の小型化、実用的な限定核兵器の開発が始まっています。 目的を達するためには往々にして手段を選ばないのが人間というものです。 ゲルマン民族の生存圏を築き千年帝国を作るというのがヒトラーの目的でしたし、小さな耕作地に貧しい小作農という土地問題を解消しかつ石油などの資源の確保するというのが日本も目的であり、ベトナム戦争ではドミノ理論からインドシナの共産化を防ぐというのがアメリカの目的で、ベトナムは民族の統一と独立が目的。 これらには共通点はありませんが、それぞれ政治に起因するもので、これもクライゼビッツの古い指摘と同じです。 長くなったのでこの辺でやめますが、戦争とは何ぞやというところをもう一度再検討してみるべきでしょう。 根本的な誤解があるようですから。

karionkan
質問者

お礼

こんなに回答ありがとうございました。もう一度再検討してみたいと思います。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • kandaWolf
  • ベストアンサー率40% (30/74)
回答No.2

 NO1さんがお答えになっているように、戦争の形態は歴史とともに変化しています。個人の勇気や技量重視~大量の武器と兵士~科学技術の利用等等。  しかし、私は、戦争の目的それ自体については、「相手の国家あるいは集団に対して、暴力を持って、我が意思を強要すること」であるということであり、それは変わっていないように思います。  もし、karionkanさんが、第一次大戦前後でそれが変わったと思われたならば、なぜ、どうしてそう思われたか、どう変わったのか等、補足してくださいませんか。  とても興味が有ります。面白いアイデアかもしれませんよ。

karionkan
質問者

お礼

私はそういうふうに話を聞いたのでどうなのかなぁって思いました。私の勉強不足です。回答ありがとうございました!

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