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法律の体系や全体像を教えて下さい。

noname#11501の回答

noname#11501
noname#11501
回答No.5

難問です。 少しずつ答えさせてください。 >1.憲法:基本的人権の尊重で「自由主義」とやはり矛盾・衝突するのは「民主主義」が多いのでしょうか? 像(エレファント)の本質とは何か というのに似た、 概要・概念論ですので論者によって微妙な違いはあるかと思います。(以下私見も含む) (像について論文を書け というと、フランス人は「像の恋愛」を書き、イギリス人は「像飼育の経済性」を書き、ドイツ人は「像の本質」を書き、日本人は「ドイツにおける像本質論の系譜」を書いた という笑い話) 基本的人権尊重の内容として、自由主義・福祉主義・平等主義 があります。 自由主義と衝突するのは 福祉主義での積極国家化です。民主主義での多数決原理は人権尊重全体と衝突する。 自由主義は 個人に至上価値を認める以上は、各人の自己実現は自由でなければならないから であると同時に 自由は民主政の前提となるもの とされます。 自由主義の内容は (1) 人権面では 自由権の保障 第 3章 11 97 (2) 統治面では 権力分立制 41 65 76           二院制 42         地方自治制 92~           違憲審査制 81 です。 福祉主義の根拠は、 資本主義の高度化は貧富の差を拡大し、夜警国家政策の下では、経済的弱者の生活水準の確保ないし個人の尊厳の確保が困難となった から。 福祉主義の内容は (1) 人権面では 社会権 25~28 (2) 統治面では 積極国家化 (行政国家化) ただし、積極国家化(行政権等がいろいろな分野に介入する必要が生じる)は自由主義原理と緊張関係にあり、一定の限界がある。  ここで、自由主義原理と衝突します。 民主主義とは、「統治者と被統治者の自同性」 (国家の統治意思と統治される国民各自の意思を一致させ、 統治者と被統治者の間に自同性の関係を持たせようとする原理) 根拠 個人がすべての価値の根元である以上、 個人の自由の制約は個人の自律的意思に基づくものでなければならない から。 このとき、自由の制約が最小となる。 民主主義の具体化は 国民主権主義 前文 1段 1文 §1 自由が確保されることで民主主義が成り立ち、民主主義は自由の制約を最小限にするシステムという意味で、自由の確保に役立ちます。 ただし、民主主義の中では多数決原理が採られることが多く、多数決原理で少数者の人権侵害の危険が生じます。この危険を防ぐのが法の支配の原理です。

sora4649
質問者

お礼

なるほどですね。民主主義・自由主義・福祉主義がお互い補い合ってると考えてよろしいのでしょうか?勉強になります。ありがとうございます!

sora4649
質問者

補足

2.3も可能な範囲で結構なんで助言をお願いできますか?よろしくお願いします。

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