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日本はどうして過去の政権の解釈から外れてはいけない?

外交とか防衛問題などで、よく 「過去の政府見解や解釈から外れている、問題だ」 と取り沙汰されますよね。 特に防衛問題が多いでしょうか、数十年前の閣僚の国会答弁から外れた意見を言うと、野党から猛攻撃され、数日後には中国や韓国で強い不満の表明が ・・・ そこで疑問に感じたのですが、たしかに同じ自民党政権だったとは言っても、数十年も経てば世界情勢も当時とは大きく違ってくるのは当然なのに、一度発表した見解や解釈を変更できないのはなぜなんでしょうか? 例えは変ですが、商売の世界でアラブ人と書面で契約と交わしても何の意味もないとよく言われます。 目の前で契約書に署名しても、しばらく経つと契約不履行 ・・・ 抗議すると 「あの時、可能な状況だったから契約したのであって、今は事情は変わった、それだけだ」 と開き直るようです。 あるいはアメリカでも同じ政党でも政権が変われば、政策も解釈もガラッと変わるのに誰も文句は言いませんよね。 そこまで行かなくても、たとえば防衛に関する過去の自民党政府見解や国会答弁を 「今は事情が変わった」 として、必要に応じて変更や更新をしていけばいいように感じるのですが ・・・ なぜダメなんでしょうか? 「政策の一貫性が重要」 と言う人もいますが、それでは国際情勢がどんなに激変しようとも、大昔の政権の考えから一切脱却できない、という事になるんでしょうか? もうひとつ、仮にそうだとしても、もし民主党政権になった場合、過去の自民党政権の政府見解を全く無視しても問題はないのでしょうか?

noname#174737
noname#174737
  • 政治
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • surinrin
  • ベストアンサー率30% (284/939)
回答No.2

他の回答にもありましたが、「なぜ変えなくてはいけないのか?」が明確である必要があります。 「変えたらどういう影響がでるのか」 「変えたことで他のことはどうなるのか」 「変えることで変えなかったときとどう違うのか」 いろいろな視点で考えて、納得のいく回答をだせるかどうかでしょう。 政治、というのもには、責任というものがずっとつきまといます。 民主主義の国では政治家を選ぶのは国民ですから、そのときの国民も 責任を負っているようなものです。 政権が変わる、というのは、国民が前の政権を支持しなかったことに他なりません。 今までの政権の政策や解釈を国民が支持しない、ということですね。 政権がかわることは、他の国にとっても大きな影響を及ぼします。 外交に大問題が生じますからね。今まで仲良くやっていった国が 政権がかわったとたんに敵対関係になることもあります。 敵対関係だけならまだしも、国民経済にも影響することもありますから。 ですから、政権が変わると、今後どうやっていくのかを早めに表明することがほとんどです。 現在進行形のこともたくさんありますからね。 もし仮に民主党政権になった場合、過去の自民党政権の政府見解を全く無視する ということは現実的には無理でしょう。国民の支持、海外政権の支持を得ている 政権は引き継いでいかねば、今度は自分たちの政権そのものが命取りですからね。 もちろん、そのまま引き継いで、政権につくための公約を反故にしたりすれば これまた命取りになりかねませんが。 ようは、そのあたりのバランスでしょう。 政治家にバランス能力が必要なのはそのためです。

noname#174737
質問者

お礼

興味深く拝読致しました。 日本の場合は、政権が代わった時でもアメリカのようにドラスチックに政策を変える事ができないようですね。 おっしゃるように政権交代 = 前の政権の政策を指示しない、変更をもとめるという 「国民の総意」 と考えるべきでしょうから、外交にしろ防衛問題にしろ、思い切った政策転換してもいいと思うのですが、仮に民主党が政権を担ったとしても、対米、対中国、対韓国、あるいは防衛問題など、それまでと変わらないかも知れませんね。 貴重なご意見、有難うございました。

その他の回答 (3)

  • tour10
  • ベストアンサー率14% (4/27)
回答No.4

直接的な回答にならないかもしれませんが、これは「思考停止」に陥っているからだと思いますよ。 だれでも思考が停止している、つまり完璧な保守になってしまえば、新しいものや、自分の知らないものは即排除してしまいます。 例えば、拉致問題なども、当初は「あるわけない」から、今では「もっと被害者がいるのでは」になってきました。 最初から「もしかしたら」と思考し、議論をしていれば少なくともいまよりましだったに違いありません。 よって答えとしては、現状では脱却はむずかしいでしょう。 また、民主党になったら、ですが、社会党が政権をとったときのことを思い出してください。「違憲」だったはずの自衛隊がなくなりましたか?

noname#174737
質問者

お礼

有難うございました。 本当ですよね、あれだけ自衛隊の存在は違憲、と言っておきながら、肝心の委員長が総理大臣になった途端、「自衛隊は合憲」 と手の平を返すような見解を示すのですから。 でも、そのお陰で社会党は空中分解したわけですが ・・

  • shigekomo
  • ベストアンサー率39% (38/96)
回答No.3

普通に法改正案を出したりするので、政府が過去と意見を変える事は一向に構わないし、文句を言う人もないと思います。 ただ、憲法解釈をころころ都合で変えることは許されません。防衛問題は憲法と深く関わるので、時の政府によって憲法の恣意的な解釈が繰り返されることが問題視されるのです。 防衛問題に関する国の姿勢が今の時代に合わないなら、憲法自体を作り変えないと姿勢変更のつじつまが合わないのです。今の憲法改正議論はその辺が出発点にあります。

noname#174737
質問者

お礼

有難うございました。 国の根幹をなす憲法に対する解釈を都合で変える事は不適切だと私も思うのですが、これは法学者に訊かなければいけないかも知れないのですが、そもそも現代日本語で書かれた憲法を 「解釈」 するというのはどうして? と思ったりします。 たとえば旧約聖書や古代エジプトの壁画を現代風にどうやって解釈すればよいかという研究は当然だと思うのですが、日本国憲法を 「解釈」 するという考え方自体が、そもそもおかしいように感じています。 冗談ですが、憲法解釈が正しいか誤っているか紛糾した時には、日本国憲法を作成したアメリカ人に訊いて正解を求めるのが正しいやり方のように思えますね。 文芸作品の真の意味は、作者本人に訊くのが普通のやり方でしょうからね。

  • ipa222
  • ベストアンサー率20% (903/4455)
回答No.1

見解を変えることは結構なのでしょうが、なぜ変えるのか?どのように変えるのかを説明する必要があります。 その手続きが、内閣、政府、与党、野党、各省庁、関係団体等関係する団体や個人に説明して了解を得る必要があります。 その手続きをすっとばして、政治家や官僚が勝手なことを言うと、何かと問題が起こるのでしょうね。 政権交代があっても、日本政府そのものが転覆するわけではありませんから、従来の方針、見解を変えることは結構なのでしょうが、それなりの説明責任が必要になるでしょう。

noname#174737
質問者

お礼

早速のご回答、有難うございました。 なるほど、説明の順序というか、手続きを踏まずに発言するから問題になるんですか ・・・

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