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温度差と熱の移動速度

熱伝導率が同じ二つの物体が互いに接触している時、 物体間の温度差が大きいほど熱量の移動は速くなりますよね? それはなぜですか? ちなみにその二つの物体の温度変化をグラフにすると 両グラフの勾配はだんだん緩やかになりますよね?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

ご期待に応えられるかどうかわかりませんが。 物体の温度というのは、物体を構成している粒子がどれくらい活発かということなんです。 粒子が活発なほど温度は高く、不活性なほど温度は低いのです。 温度の高い物体と低い物体が接しているとき、お互いの粒子がぶつかり合うことで、温度差を小さくします。 走っている人と歩いている人がぶつかった時、走っていた人のスピードはぶつかった衝撃で遅くなり、歩いていた人は勢いよく弾き飛ばされますよね?あれと同じです。 ↑の例では、走っている人が活発な粒子(エネルギーの高い粒子)、歩いている人が不活性な粒子(エネルギーの低い粒子)です。 歩いている人がぶつかった相手が小走り程度の速さだったら、ぶつかっても大して影響ありませんが、全力疾走してきた人とぶつかると、勢いよく吹っ飛ばされます。勿論、走ってきた人が受ける衝撃もかなり違うはずです。 つまり、最初に持っているエネルギーの差が大きければ大きいほど、ぶつかった後に持っているエネルギーの差は小さいことになります。 最初の温度差が大きいほど差が縮まるのが速いのは、このような理由からじゃないでしょうか? 温度変化のグラフがだんだん緩やかになるのは、何度もぶつかっている間に、持っているエネルギーの差(温度差)がどんどん小さくなるからだと思いますよ。 わかりにくい説明ですみません…。

その他の回答 (3)

  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.4

離れた2つの物体がそれぞれ均一な温度になっていて、その温度が異なるとします。 ここで2つの物体を接触させると、接触面に温度勾配ができます。温度が高いほうから低いほうに熱が移動することで、この温度勾配はなだらかになります。そして、どちらの物体も、温度が不均一になります。つまり、物体の内部にも温度勾配ができます。 「単位面積を単位時間に通る熱量は、温度勾配に比例する」というフーリエの法則があります。したがって、温度勾配が大きいほど、単位時間に移動する熱量は大きくなります。最初の温度差が大きければ、大きな温度勾配ができますから、熱の移動も速くなります。 熱の移動中は温度が不均一なので、物体の温度というものは決められませんが、平均温度ということで言えば、両物体の温度変化の勾配はだんだんゆるやかになります。 ◇◇◇ ところで、「物体間の温度差が大きいほど熱量の移動は速くなるのはなぜか」と聞かれて「フーリエの法則が成り立つから」と答えたのでは、答になっていないと思います。フーリエの法則は経験則ですし、温度差が大きいほど熱の移動が速いというのはフーリエの法則そのものだからです。実際に何が起こっているのかは、ミクロのメカニズムを考えなければ解明できません。 簡単には、物質はそれぞれ粒子が集まってできていて、熱運動している粒子の平均運動エネルギーが温度だと考えます。熱伝導は、粒子間の衝突によって、互いに運動エネルギーを交換する現象です。運動エネルギーの大きい粒子ほど、衝突時に他の粒子に渡すエネルギーが大きくなることから、フーリエの法則が理解できます。 ところが実際にこれを計算する場合、物質ごとにそれぞれ事情が異なります。金属なら自由電子が熱伝導の主役になります。結晶では、方向によって熱の伝わり方が違います。液体を含む物体では、分子の回転なども計算に入れなければなりません。ということで、大変難しい計算となるので、そこまで知りたいということであれば、専門家の登場をお待ちします。

a999
質問者

お礼

>運動エネルギーの大きい粒子ほど、衝突時に他の粒子に渡すエネルギーが大きくなることから、フーリエの法則が理解できます。 覚えておきます。ありがとうございました。 リプライが遅れてすみません;

回答No.3

すみません、下の回答訂正します。 >つまり、最初に持っているエネルギーの差が大きければ大きいほど、ぶつかった後に持っているエネルギーの差は小さいことになります。              ↓ 最初に持っているエネルギーの差が大きいほど、ぶつかる前と後に持っているエネルギーの変化は大きいということです。 すみませんでした…;

a999
質問者

お礼

すごく分かりやすい説明ありがとうございます。 熱が移動するときの現象をイメージ出来ました。 リプライが遅くなってすみません;

  • seiji91
  • ベストアンサー率10% (7/65)
回答No.1

自信無しですが、 (1) 熱量の移動の速さは、高いほうの温度(運動エネルギーの絶対値)で決まる。 (2) 移動する熱量の大きさは、温度差で決まる。 (3) 熱量の移動を温度を指標にして見る場合には、(2)の結果として温度勾配は緩やかになる。 では無いでしょうかねぇ。

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