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全館空調システムの利点欠点
新築時に全館空調システムの導入を検討しております。 このシステムの利点欠点についてアドバイスをお願いします。 オール電化化を予定しておりますので、昼間の電気料金が割高になります。その場合、夏場、冬場に24時間運転した場合、各個室毎にエアコンを設置して必要な部屋のみ必要な時間稼動した場合と電気代に大きな差が出るでしょうか?また、冬場一晩中暖房を稼動した場合、空気が乾燥するように思いますがその点はいかがでしょうか?
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外断熱の200平米をたて、全館空調(x菱製)を利用して2年になります。 特徴に付いては他の方々が説明していますので、アドバイスをさせていただきます。 [電気代について] ● 一年目は全館24時間を試したところ、夏は電気代が2.5万円。春、秋は1.5万円でした。冬は4万円となります。 夏は24時間を工夫することで電気代を下げられますが、冬は外断熱でも空調を切ると14-16度になるので、大変でした。 ● 2年目の冬にガスファンヒーター(x菱製)の外気のみを利用するタイプで、室内はクリーンなものを導入し、電気代が2.3万円まで抑えられました。ガス代は5000円上がりましたが。 ●アドバイスとしては、外断熱であろうと壁内にも断熱材をたっぷり入れておくことをお勧めします。 [換気について] ●同全館空調により24時間換気しています。熱交換式を導入していますが、室温は70%ほど確保できます。それでも、外が寒いと換気によって寒い空気が入ってきます。 ●以前は車通りの激しい地域にすんでおり、換気口の周りがすぐ真っ黒になっていましたが、今は、少し空気のきれいなところで、快適です。もし、空気がきれいでないなら、NOx除去のフィルターを換気の機会に取り付けることをお勧めします。ただし、交換は頻繁になると思います。 [オール電化について] ●IH式はお勧めしません。電磁波と健康について調べてみることをお勧めします。命を縮めたくないもので。 ●密閉式の家でも、給排気式のキッチン換気扇を取り付ければ、ガスコンロでも十分だと思います。 [太陽光発電について] ここまで検討されているのなら、夜お得な電気料金系の導入ですね。全館空調の電気代もタイマーを工夫すれば比較的安く抑えられます。 ●我が家も発電パネルを取り付ける予定でしたが、元を取るのに18-20年かかる計算となり、今設置するよりも、パネルがもっと安くなってから(中国などで大量生産されれば)、導入した方が採算が良くなります。なにせ、パネルの寿命が20年ですし、故障や変換効率の悪化、パネルの掃除など屋根の形にもよりますがメンテナンス性の良いフラットな屋上であることが望ましいと思います。 [乾燥について] ●全館空調にして噴出し口をそれぞれコントロールできれば、洗濯物を噴出し口の板に干すことができ、早く乾きます。湿度が落ちてきたら洗濯します。 ●浴室に噴出し口を設けると湿度のコントロールが容易です。 ●我が家は夏は50-60%、冬は35-50%に維持できています。 加湿器は使っていますが。
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- interplay
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一条のI-HEADで去年家(2階建て)を建てました。 ちなみにキッチンはIHヒータですが、エコキュートや太陽電池、燃料電池は付いてません。 <利点> ・家中の温度が玄関から2階の部屋までそんなに変わらない(2階の端の部屋ではやはり5度くらいは低いみたい) この季節、風呂とトイレと玄関が寒くないのは有り難い ・エアコン設置台数は各階の主要なところに1台ずつで充分 ・結露が全く無い ・洗濯物を部屋干ししても殆ど臭くならない ・子供は基本的に家の中ではいつも薄着で裸足 ・全面フローリングでもスリッパは要らない ・外の音が殆ど聞こえない ・家の中の音が外へ殆ど漏れない <欠点> ・電気代が凄い。。石油ファンヒータはFF式でないと使用できないので全てエアコンのため、良くわからず最初のうちは一日中付けていたら従来の電気代の倍以上になってしまった。。 ・凄く乾燥する ・窓が分厚く重たい ・一日中外気を取り込みと吐き出しファンが回っているので、取り込み口の周りに汚れが出てくる。フィルタの掃除を月1回程度と交換を年1回程度必要。 ・外の音が殆ど聞こえない(外で何かあってもきっと家だけ気が付かないと思う。。) ちなみにまだ住んで3ヶ月なのでこれからデータ収集とエアコンの稼動最適時間の割り出しを行う予定です。 よく高気密高断熱で全館空調住宅の宣伝文句には『夏は涼しく冬は温かい』なんて言われていますが、ちょっと誇張しすぎと思います。もともと住んでいる人の家に言ってみて納得の上で新築したので満足してますが。。 >昼間の電気料金が割高になります。その場合、夏場、冬場に24時間運転した場合、各個室毎にエアコンを設置して必要な部屋のみ必要な時間稼動した場合と電気代に大きな差が出るでしょうか? 当然高くなると思います。24時間つけっぱなしにしたら倍以上でした。しかしその分ガス代と灯油代は全く掛かっていないのでその金額の差を調べなければいけませんが。。でも、24時間はつけると高いです。 最近は朝と夕刻の寒くなる時間~夜寝るまでの時間しかつけていないのでどのくらい安くなるか?ってところです。 一日中全くつけなくても(朝出かけて夜遅く帰ったとき)、温度計をみたら外気3度で室内18度でしたから優秀だと思います。ちなみに前の晩は寝るまでつけてました。 体感として17~18度を超えていれば、あまり「寒い」とは感じないみたいです。「温かい」とも感じません。 夏場はこれからなのでどうななるか楽しみです。 >場一晩中暖房を稼動した場合、空気が乾燥するように思いますがその点はいかがでしょうか? 正直、一日中空気の入れ替えが行われているのも乾燥する要因のひとつと思います。殆どつけることの無い寝室のエアコンは洗濯物を乾かすために2日に1回1~2時間つけるだけですが、充分乾くぐらいの乾燥度です。 実際の湿度は30%程度の様です。 理想は45%と言われているので非常に乾燥した感覚がありますが喉が痛くなるほどではありません。子供は肌が敏感なのでカサカサになってしまいましたが、風呂上りの保湿クリームで治りました。 エアコンにはダイキンの「うるるとさらら」と言う、加湿度機能付エアコンを使用しています。 設定湿度を50%にしてますが、この季節は外気が乾燥しているため30%より上に上がることがありません。。 <総評> エアコンをつける時間を上手くコントロールすれば、全体的な光熱費は下げられると思いますが、多少の我慢は必要。(ずーっと快適に温かくしたり涼しくしたりは諦める。少しくらいは着る物で調節でOK) 従来の住宅の様に「激寒」「蒸し暑い」は無いはず(朝起きて吐く息が白いとかは無い)ですので、1年をトータルして+になる様に、上手にエアコンの利用時間を調整してあげれば+と思います。
全館空調のメリットは、室内どこにいても気温がほぼ一定に保たれる為、例えば冬場トイレに行く際に「廊下に出ると寒い」といったような事が無くなる事ではないでしょうか。家中にいる間は快適にすごせると思います。 もう一つは各室にエアコンを設置する必要がないので室内がすっきりするという部分でしょうか。 デメリットとの部分としては、初期コストというか設置にそれなりの費用がかかること。 ランニング費用も全館を対象に空調してるわけですからそれなりにはかかりますが、これは設置するシステム(商品)や家の大きさや間取りにもよりますので一概には言えません。 各個室毎にエアコン設置して必要な部屋のみ時間稼動した場合と言っても、例えばそれが8畳一室の話なのか何部屋もが長時間使用するのかにもよりますので何とも言えませんが、コスト意識を持って使用すれば各室毎の設置のほうがランニングは抑えられると思います。(例えばご夫婦二人住まいで一室使用がメインであれば、それなりの差にはなると思います) 冬場はそもそも乾燥するものですが、全館空調には換気システムが付いていませんか?(換気すれば乾燥しないとは言えませんが) 24時間換気&空調システムのことだと思いますので、外気を取り込みつつ家内の空気を循環させています。通常の壁掛けエアコンを設置するのとは若干違う性質のものです。 いずれにせよ、初期設置費用やランニングコストはかかりますので、快適さや便利さよりもコスト絶対優先で考えるならばお薦めは出来ません。