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老人の発達?心理学

お世話になります。 老人の心理に、発達心理学というのはおかしいかもしれません。発達と言うからには、幼児や児童に対して使うと思うのですが、対象が老人で、児童の発達心理学に当たるようなものはあるでしょうか? たとえば、今知りたいのはこういうことです。 老人は頑固・わがままになると言います。いつごろから、どういう兆候を経て、なぜ頑固になるのでしょうか? その一方で丸くなる人もいます。丸くなるのと、頑固・わがままになるのは、どういう違いによるものなでしょうか? あるいは、一度頑固になった老人が、また柔和になるという軌跡をたどっているのでしょうか? このあたりの調査は、行われているのではないかと思いますが、私は心理学にまったく明るくないので、なんという分野で調査研究されているのかも分かりません。学問分野についてもお教えくだされば幸いです。 よろしくお願いいたします。

noname#10410
noname#10410

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

発達という言葉のイメージが、基本的に上昇過程に関する概念であるため、違和感を感じているのだと思います。 老人を対象にした老年心理学という分野もありますが、最近は発達を生涯に亘ると捉える、「生涯発達心理学」という分野があります。 研究者にも寄りますが、一般には人生を乳児期、幼児期前期、幼児期後期、児童期、青年期、成人前期、成人期、成熟期(老年期)と分けられ、成熟期がご質問の分野に該当すると考えられます。 老人の「わがまま」に関してですが、そういうイメージが強いようですが、必ずしもそうとは言い切れないのですが、私の考えられる範囲でよろしければ。 老年期は、人生の最終ステージですので、人生のやり直しはききません。 これから残された時間は、今まで生きてきた時間に比べれば明らかに少ないわけです。 違う人生を歩みたいと考えても、無理です。 そこで、多くの人は自分の今まで過ごしてきた時間を肯定したくなるのです。 もし、自分の過ごしてきた人生を否定してしまうと、自分の人生は失敗だったという思いに駆られ、自分の過去を受け入れる事ができず、かといって人生をやり直すには時間が短すぎるなどの焦りが絶望となり、このままでは死ねないと死への恐怖を感じるようになります。 この自分の人生を不可避的に受け入れ、自我が安定している状態を「統合性」と呼びます。 この統合性が上手くいかないこと、さらに現状に不満があったり、親しい人との別れ、慣れ親しんだ住居との別れ、生きがいの喪失、社会的役割の喪失、経済力の喪失、身体的壮健さの喪失など多くのものを失い寂しさ、孤独感、などを感じている場合は、現在の不幸な生活を否定し、幸福だったと思われる過去の記憶に生きようとし、対人関係に困難を起こす事があります。 わがままだと捉えられがちなのは、こんな心理からなのではないでしょうか。

noname#10410
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 全然知らない分野ですので、とても参考になっています。発達に違和感を感じたのは、おっしゃるとおりです。でも違うのですね。検索もかけやすくなりましたし、本も借りられるようになりました。 わがまま・がんこに関しては、ちょっと叔母のことで、気になったものですから、質問いたしました。悪い方の意味で気がかりになったものですから・・・。分析は、私の見るところと一致していますし、その通りかもしれないという感じがしています。もちろん断定できるようなことではないのですけども。若いときは全然違ったのに、このごろ差別的発言が多くなりましたし、とても怒りっぽくなりました。病気を心配もしましたがそうではないようです。

その他の回答 (6)

回答No.7

老人になると今まで理性で抑えていたものが,その抑えが利かなくなり怒りっぽくなったり愚痴っぽくなったりすると言われています. そして怒ったり,愚痴を言ったりする背景には,必ず介護者の側にその原因となる言葉や態度があると言われています.      

noname#10410
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 抑えていた部分もあると思います。ただ傾向が極端化している部分もあるように思います。介護を必要とする人の場合はそうなのですね。

回答No.6

まったくの素人ですが,ちょっと書かせてください。老人は時間と空間の比が若いときと違ってくると思います。肉体的に場所の移動が難しくなってくることから空間より時間を大切にします。このことに関連して老人は未来よりも過去を大切にします。「生きがい」の代わりに「居がい」を大切にするようになるといわれるのは物理的時間が少なくなっていることから場所を移動することにより生きていることを感じるより、じっとしている方が時間を大切にしている(生きていることを大切にするということにもなる)ということではないでしょうか。

noname#10410
質問者

お礼

回答ありがとうございました。たしかに空間は狭くなっていますね。価値観もすごく狭まっている感じで、違う価値観を認める柔軟性がかなり少なく感じます。

回答No.5

直接質問に関係のない解答ですが、、、 #4さんのおっしゃる「否定→怒り→絶望→受容」 は、一般には「否認→怒り→取引→うつ状態→受容」の5段階で知られています。 精神科医:キューブラー・ロスの、『死ぬ瞬間』という本があるので、暇があれば読んでみて下さい。

noname#10410
質問者

お礼

補足ありがとうございました。また書籍の紹介ありがとうございます。

  • hagiyyy
  • ベストアンサー率32% (15/46)
回答No.4

みなさんが既に回答なさっているように、発達心理学は子どもだけでなく老年期も研究の対象としています。 正確に言うと「受胎から死まで」です。 発達心理学では、人間は一生涯「消失」と「獲得」を繰り返していくという考えから、「消失」していくこともひとつの「発達」であると考えているようです。 No.2さんが丁寧に説明してくださっている「統合性 V.S 絶望・嫌悪」という考え方は、エリクソンという学者の説です。 No.2さんの繰り返しになりますが、統合とは、これまでの自分の人生をまとめあげて肯定し、死を受け止める準備をしていくこと。 一方、絶望・嫌悪とは、自分の人生に満足できず、老いゆく自分に絶望してしまうこと。 私も「丸くなる人 V.S 頑固になる人」の違いはここから来ていることもあるのかな~と思います。 詳しくは忘れてしまったのですが、人は死期を宣告されると(老年期に限らず)、「否定→怒り→絶望→受容」というプロセスをたどるそうです。 (受容にたどり着けない場合もありますが・・・) だから、老いていく自分が嫌で若い人や周りの人に「怒り」をぶつけていた人が、時間やその後の経験によって、だんだん「受容」的になっていく・・・ということもあるかもしれません。 なお、私は発達心理学を少しかじった程度のぺーぺーの学生ですし、ましてや老年期はほとんどノータッチの分野です。 もし間違っていたらすみません。変なところがあったらどなたかご指摘・修正をお願いします。

noname#10410
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 いろいろな知識を与えてくださってありがとうございます。消失も一つの発達と考えていくというのは、ちょっと慣れないとなじみのない思考方法ですね。 死に関しては、いずれ受容しなくては行けないと思いつつ、他人が入り込むのが難しいですね。受容しやすい人と絶望嫌悪の強い、そうではない人といるのでしょうし・・。

  • kigurumi
  • ベストアンサー率35% (988/2761)
回答No.3

>老人は頑固・わがままになると言います <頑固> 過去の経験に基づいて。あるいは自分の思考しやすさから。 それに現状維持を望み変化を求めなくなるから。 例えば覚えるのがめんどくさくなる。 携帯電話などわけがわからない。 教えてあげると言っても、家に電話があるから結構と持とうとしない。 散歩して迷って警察に何度保護されようと、絶対に覚えようとしない。 経験から自分は教えてもらってももうわからない年齢に来ているのだと自分を評価しているから、新しい事に着手する気力が無い。 確かに何度教えても空調機とテレビのリモコンの区別がつかないので、自分ではできないと訴えてくる。 従って高齢者が新しいことを覚えるのは、我々が想像する何倍も実際大変な人もいると思う。 すぐ覚える高齢者は昔から人より先に新しいものを買いたがっていたり、機械物がすきだったりする。 好奇心を持続できれば、ぼけないのかもしれない。 逆に興味が無ければ覚えないし、今の状態を変えられると、今まで目をつぶってもできたことが、配置がわからずできなくなるみたいに、とっても不便になるのだろう。 <わがまま> 昔からわがままな人は年をとってわがままになったとは言われない。 主に女性に多いと思う。 女性は生理が上がると途端に奔放になったりがさつになったり、卑猥な言葉を平気で言うようになる人もいる。 これは抑圧されていたものが、子孫をもう残せない体になることで、開放されるかららしい。 機能的に女でなくなったとき、一個人の人間としての主張ができるようになる。 又、生理が無くなり女性ホルモンが減り男性ホルモンが増えるので、温和だった人が攻撃的になったりする。 又 痴呆によって、づっと今まで温和だった人が、人の悪口を言い出したりするらしい。 「あの人は最近人が変わったように人の悪口を言い出した。一体どうしたんだ」となった場合、脳の萎縮 痴呆を疑ってみたほうがいいかもしれない。 被害妄想っぽくなったり、ひがんだりするのも、生命を守るための行動かもしれない。 体の自由がきかなくなった分、危険に対処する能力が落ち、常に危険を避けようと怯え、被害妄想っぽくなったりするんじゃないだろうか。 ひがむのも、そういった自己防衛本能のなせる技かもしれない。 自分では出来ない分、他人の気を引いて自分の安全を確保しようとしているのかもしれない。 弱者になれば哀れみをもらえるという思考なのかもしれない。 大切にしてもらえるという思考からひがみがくるのかもしれない。 安心だよ と思わせることで、症状は軽減するんじゃないでしょうか。

noname#10410
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 そうですね。 若いときからわがままな人は、もう好きにしろというか、見放している感じがありますが、若いときに人格が穏やかであったために、老いの痛みは、なおさら痛ましいものがあります。ホルモンのバランスが不調になるとか、いろいろあることも理解はしているのですが・・・。抑圧されていたというのは、そうです。痴呆は、私も一応心配したことではあります。 >安心だよ と思わせることで、症状は軽減するんじゃないでしょうか 基本はそこにあるのでしょうね。個々の事例においては、難しい一面もあるのですが・・。参考になりました。 ありがとうございました。

回答No.1

(生涯)発達心理学という分野ですね。 決して人間の発達は20歳までで終わるわけではありません。 人は死ぬまで発達し続けます。 エリクソンという人は、ライフサイクル論ってのを考えました。人間が生まれてから死ぬまでの間を8つの段階に分けています。

noname#10410
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 全く知らない分野ですので、どう調べて良いのかすら分からず、助かりました。これで検索をかける手がかりもできました。

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