- ベストアンサー
薬理心理学とは?
はじめまして。高2の女子です。 留学カテゴリと迷ったのですが、こちらで質問させていただきます。 高2になってから外国大学の正規留学に興味を持ち、色々と外国で学べる学問を調べていたところ、イギリスやアメリカに「薬理心理学」という学科があることを知りました。 薬理学、心理学ともにとても興味があるので検索してみたのですが、「薬理学」と「心理学」単体での情報しか出てきません。 名前から察するに、精神薬を投与した際の心身の反応についてなどの研究なのでしょうか? ご存知の方、情報をお願いします。 また、卒業後の就職に活かせる分野なども、ご存知であれば教えてください。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私が大学で受けた講義の中に「精神薬理学」というものがありました。 おそらくほぼ同じものだと思われます。 「精神」と「心理」は名称などにおいて今ひとつ統一が取れていません。 要は“psycho”をどう訳すかの問題ですので、微妙に表記が揺れてしまうのです。 ちょっと古いですがシラバスがありましたので、参考として載せておきます。 この中の単語でまた色々と検索してみてください。 ちょっとひねくれた言い方をしますと、「精神薬を投与した際の心身の反応」ではなく「化学物質の塊がどのように身体に効いて、精神(心理)薬足りえるか」という分野です。 こういう分野で就職するとなると、1番の方の仰るように大学であれ企業であれ、研究職ぐらいでしょうか。 あとは一般企業でも学術的なところを選ぶとか。 ただ、いずれにしろ大学で学んだ専門的なことを生かしたいと思うなら、少なくとも修士へ進学する必要があります(あるいはよっぽど優秀か)。 ですから、まだそこまで考えずに、入ってみてその分野が自分と合うかどうかを見極めてから就職のことを考えても、決して遅くはないと思いますけどね。 それよりも外国に留学して学位を取得できるだけの語学力の方が企業には喜ばれると思います。 ほんと羨ましい…。
その他の回答 (1)
- backs
- ベストアンサー率50% (410/818)
> イギリスやアメリカに「薬理心理学」という学科があることを知りました。 学科名は日本とアメリカで随分と違う場合もありますし、研究領域の呼び方もけっこういいかげんな所がありまして、全て把握できないほどの(剣道などで言う所の)流派があるわけです。おそらく行動薬理学に近いものではないでしょうかね? > 精神薬を投与した際の心身の反応についてなどの研究なのでしょうか? 基本的にはそういうことでしょう。少し付け加えて説明すると、心理学には行動分析学という研究領域がありまして、そこから発展していった学問が行動薬理学です。例えば、「動物を用いた薬物実験」というのはすべてこの行動薬理学の範疇に含まれます。ですから、マリファナの効果とかもそうですし、抑うつ剤の効果なども当然、研究します。少し変わったもので環境部汚染物質と呼ばれる、いわゆるダイオキシンだとかの有害効果なども研究したりします。 > 卒業後の就職に活かせる分野なども、ご存知であれば教えてください。 そのまま心理の研究職へと行く人もいれば、進路変更して薬理の方面へ行く人もいます(例えば製薬会社など)。それでも、実情はほとんどの人が一般企業へと就職することになるでしょう。 一般企業でも行動薬理学で使う統計学の知識などは活かせますし、そもそも実験科学的な考え方は使い方次第でどの分野へも応用が利きますよ。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。漠然としたイメージから大分近づけたと同時に、更にこの分野に興味が湧きました。 > 一般企業でも行動薬理学で使う統計学の知識などは活かせますし、そもそも実験科学的な考え方は使い方次第でどの分野へも応用が利きますよ。 考え方を活かす・・・目から鱗でした。ありがとうございました^^
お礼
精神薬理学という呼び方があるのですね。こちらの単語で調べてみたところ、結構多くの情報が出てきました。こちらで調べていってみます。 >「化学物質の塊がどのように身体に効いて、精神(心理)薬足りえるか」という分野 分かりやすい説明をありがとうございます。薬物そのものというより、もっと化学物質単位での学問なのですね。 こんなことをいうと親に怒られそうですが(笑)、大学では自分の興味のある分野を徹底的に勉強したいだけで、実際あまり就職については考えていませんでした。でも、卒業後の不安だけはあったので・・・少し安心しました。やはり、努力次第ですね。 ご回答、ありがとうございました。参考にさせていただきます。