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Beethovenバガテルの作品分析

Beethovenバガテルのop.33-6を弾くにあたって、形式や動機がわかりずらいので、はっきりしたものを教えていただけますか?頻繁に現れる休符もこの曲の特徴なんでしょうか。全体的には親密に語りかけるような性格を持つこの曲がわたしは好きです。よろしくお願いします<(_ _)>

みんなの回答

  • ademu2
  • ベストアンサー率35% (87/242)
回答No.2

Fis-E-D-Gの形の動機はベートーベンでも他の作曲家でもよくでてくるモチーフですが、この曲もこのモチーフが変形しながらいろいろでてくるのでこの形をしっかり表現するべきでしょう。もうひとつのFis-E-D-Cis-H-H-Ais-Hのフレーズも重要なモチーフだと思います。 休符については頻繁にでてくるというよりあまり重くならないようにあえて音を短くしているのではないかと思います。 バガテルは本来「つまらないもの」という意味がありますが、有名な「エリーゼのために」もバガテルです。この曲も似たようなモチーフをいろいろ変形して用いていますが、あえて形式にはこだわらない方が「つまらいない」ものにしないためにも良いのではないかと思います。こういう繰り返しの多い曲は聴いていてもだれますから・・

  • pomocc
  • ベストアンサー率42% (142/333)
回答No.1

こんにちわ!なかなか回答者がいないようなので、お答えしましょう。 といっても、残念ながら、私は、この作品を聞いたことがありません。音源も楽譜も持っていなかったので、たった今、アマゾンで、最初のほんの数小節だけを聞いただけですが‥。 今、聞いたところでは、最初の数小節は、「ファファーミレソ」というかわいらしいモティーフを基盤として作られています。この明るい「ファファーミレソ」というモティーフは、次の瞬間には、次に平行調のロ短調に姿を変えて、「レレードシミー」と、性格をパタっと変化させています。会話に例えれば、最初の「ファファーミレソ」は愛情たっぷりに「ねぇ、コトリさん、君は僕のこと愛してくれるかな?」と語りかけています。そして、次の瞬間、そんなことを訪ねた自分が急に心配になって、「でも、僕なんて駄目だよね‥、ドジでマヌケで、生きていても価値のない人間なんだ‥!」と、どんどん、否定的な感情が高まって頂点に達するのです。 モティーフを整理してみてみましょう。 ニ長調の「ファファーミレソ」が基盤のモティーフです。これが、「レレードシミ」に変化し、またすぐ次に「ミミーレドファ」に変化し、次に5度上行して「シシーラソド」と、変化します。同じ1つのモティーフが、様々な音で、多様に性格を変化させて、現れています。 私は、最初の数小節して聞いていませんが、おそらく、「シシーラソドー、タターンティララララン‥」の後のセクションでは、また、明るい性格をもったモティーフに戻るのではないでしょうか。音楽は、このようにして、音色を多様に変化させながら、基本的には、同じモティーフが何度も繰り返し、別の姿に変化しながら、現れる作りになっています。 私が、この作品を演奏するなら、最初の「ファファーミレソ」をmfくらいで、若干、強めに弾いて、次の暗くなる「レレードシミ」を、パタっとピアニッシモに変えて演奏し、次の「ミミーレドファ」から頂点に向かって、次第に感情を高め、クレッシェンドしていきます。 このような感じで、音楽を見ていってはいかかでしょうか? そんなに形式とかモティーフにこだわる必要もないと思いますよ。もちろん、知っているにこしたことはないですが、音色を感じながら、音をppにしたり、mfにしたするなど、音に変化を与えながら、自分の好きなように弾けばいいのです。 形式やモティーフを理解することは大切なことです。でも、それよりももっと大切なことは、1度、形式、モティーフを理解したら、演奏するときには、それら全てを忘れて演奏することです。でも、分析したことは、どこかで、役に立っていることでしょう。 楽譜を見ていないのに、お答えしてしまってごめんなさいね。少しでも何かの参考になれば幸いです。 それと、もし、音楽形式について勉強されたいならば、門馬直美さんの「音楽形式」(たしか、音楽之友社)が、分かりやすくていい本です。

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