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上場にあたって業績予測精度をあげるには?

akirahataの回答

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  • akirahata
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回答No.3

企業の慢性的業績悪化事業部門や中小企業の建て直しを数多く手掛けてきました経験からご回答申し上げます。 上場前の企業においては業績が最大の関心事であることはよく分かります。 しかしながら、先に挙げました問題事業部門や企業においてそこの事業計画を見せてもらい共通することは、「事業計画書」の中身として「業績計画」しかなく毎期毎期業績計画未達成の症状が続くのは当然の状況です。 立て直しのポイントをかいつまんで申し上げますと・・・ (1)目標とする「業績目標」と「業績計画」を策定、その業績を達成させるための「施策計画」を策定  →「業績計画」と「施策計画」は表裏一体で関連付けられることになる。この二つの計画を合わせたものが「事業計画」である (2)『施策計画』は取組む「施策テーマ」とその期に取組むテーマ毎の「実施項目」及び実施項目に対する「ゴール目標値」・取り組みが上手く行っているか否かの「管理項目」により計画が策定される  →「ゴール目標値」は評価・計測可能な数値目標化することが望ましいが、数値化できない場合は「出来上がりの姿」を示す (3)上に述べる「事業計画」は全社のものを策定した後、それを受けて各部門の事業計画に関連付けて落とし込み、経営者・各部門長間の整合を計った後に其々の立場でこの事業計画に従いマネジメントを行ってゆく (4)上記事業計画は、事業環境が変化する中において立てられるので、別途策定される「経営方針」「経営戦略」を反映して策定されることになる  →このことから事業計画は中期(3年位)と短期(1~半年)を策定する 以上のことから・・・ >残念ながら売上・利益とも大幅に予算からずれ込んでしまうのが現状です。 この状況が起きるのは、業績と表裏一体となる「施策計画」の策定の仕方とそのマネジメントの仕方に問題があるかもしれません。 業績の数字は、事業を行った結果の数字でしかありませんので、業績管理=結果管理となってしまい、いつまでたっても計画未達成の状況が続きます。「施策計画」に基づくプロセス管理をシッカリ行えば、業績計画との乖離要因も的確につかめて有効な手が打てることになります。 この管理を推進してゆくことにより、BPR対応すべき部分がどこにあるのかも必然的に見えてきます。 ERP導入は、以前はベストプラクティス・モデルとして「この靴に足を合わせなさい、全てが上手くゆきます・・」的な捕らえられ方をされていましたが、本質は上記の「施策計画」で言う「管理項目」において「何をどのように管理してゆくのか?」が明確になれば、その対象とする業務や管理項目について部分導入を図ればよいのです。 改善すべき対象によってはSCMモデルとかSFAモデルとか様々なベストプラクティスモデルがありますので、当該企業の実情おいてERP導入がベストであるとは一概に言えません。 少し長くなりましたが、補足質問があればどうぞ・・・

poe1
質問者

お礼

丁重かつ的確なご回答、ありがとうございました。 アクションプランの策定とモニターについては まさしくご指摘のとおりだと思います。 希望的観測とプレッシャーに基づいた数値計画のみでは おっしゃる通り「結果管理」に陥ってしまいます。 中期計画から事業計画、さらに日々の業務に落とし込むまでに大きな「抜け・モレ」があるのでしょう。 施策計画を全社の経営計画に連動した形で策定することがまず第一歩ですね。 先日来、ソフトブレーン社、宋会長のセミナーで http://www.softbrain.co.jp/ 彼らの標榜するプロセスマネジメントに触れ、 単なるSFAツールではなく、チェンジマネジメントシステムであると感じて、今学んでいるところです。 また、モニターするための仕掛けとしてはBSCの適用も有効かと。 経営ツールオタクに堕することなく、本質を探りながら考えてみたいと思います。

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