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風邪をひくのは
抵抗力がなく免疫力が弱いということですか?
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- MK1
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冬になると多い質問なので、決定版の回答を探しました。 下記の日本医師会の「健康の森」URLが分かりやすいと思います。 要点を簡単にまとめますと、風邪(かぜ症候群)にかかる仕組みは、4段階。 1) 寒さや体力の消耗などで、からだの免疫力(抵抗力)が落ちる 2) 免疫力のガードが下がって、普段は寄せ付けないかぜウイルス(複数種ある)が呼吸器の粘膜の防御機構を突破する 3) 呼吸器の炎症が始まり、全身症状につながる 4) 抵抗力の落ちたところに、細菌が進入し、二次感染し重症化する ワクチンのあるインフルエンザを別にすれば、上記の各段階の進行を防ぐことがかぜ対策です。 1) できるだけ体力の消耗を防ぐ(この時期、大変難しい)。仕事や人混みで汗をかき、すぐ外に出たりしない。 2) かぜウイルスは会社・学校にも電車にもデパートにも充満しています。環境を変えられない以上、自己防衛。呼吸器の粘膜をガードする、これしかない! かぜウイルスは湿度に弱いので「どこでもマスク」必須アイテムです。 3) かぜウイルスに直接効くワクチンや薬はない。そのため、かかったら対症療法中心です。炎症を抑える、免疫を高める、この二通り。この段階では、病院でも対応は同じで、抗炎症剤とビタミン剤、高熱用の頓服を処方しますから、市販薬でも大差ないです。「ちょっとおかしいかな」と思ったら、迷わず安静、これのみです。なるべく初期症状のときに対応すること。炎症は長引くと、広がり、深まります。治るのに時間がかかる。体力を落とさないように栄養をとり、スチーマーやお湯を沸かして部屋の湿度を高める(これは感染防止策)。薬に頼るよりも自分の身体の抵抗力を信じて安静を保つことが大事です。脱水症状になりやすいので、枕元には水を置く。 4) 咽頭炎、気管/気管支炎が進んで、咳が深く苦しくなる、頭痛がひどく吐き気がする、おなかが痛く下痢になる、などは二次感染に進んだ疑いがあるので、内科を受診する。この段階では症状にあった抗生物質などの化学療法が有効です。あとは安静。ひどいときは入院することです。 繰り返しますが、かぜは特効薬がない以上、初期段階でくい止めることが大事です。症状が進んだら、その段階に即した対応をすること。 発熱は免疫機能が働いている証拠なので、無理に下げない。ただ、高熱は他の障害を引き起こすので、解熱剤や汗をかいて下げる。とくに乳幼児の高熱はひきつけをおこし、てんかんなどの脳障害の原因になるので、要注意です。体力のない高齢者や他の病気・障害のある方も症状が進むおそれがあるときは、早めに病院に行くことをお薦めします。
も一因だとは思いますが,そもそも風邪は毎年のように変異するので免疫作用が付いていかないんです。 だから風邪薬を発明したらノーベル賞ものだとよく言われます。(今の薬は風邪薬ではないのです。)