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I am impressed with his knowledge and wisdom.の能動態表現について。

Shimo-pyの回答

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  • Shimo-py
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回答No.2

ご考察の経過、よく分かりました。 ◆I am impressed with his knowledge and wisdom.の能動態表現は次のようになります。 → ○ His knowledge and wisdom impress me. 注意してほしいことは、 with something をつけることは出来ません。 この something とやらは、どこにもなかったものでしょう? 受動態→能動態の書き換えで、たとえば明示されていない主語を補うことはあっても、こうした部分を補うことは通常ありません。with は by と同じで、書き換えの際には消えてしまいます。 ◆「態」というのは動詞の形のことで、あって (A)am impressed: 現在・受動による自動詞が    ↓ (B)impress: 現在・能動による他動詞 になることです。 impress はもともと他動詞ですから、 impress me で「わたしに印象づける」となり、悩んでおられるような不自然さは別にありません。 ◆(A)において、with ~ がついているのは、その印象づけの手段だからです。  なぜ by ~ でなく with ~ かといえば、簡単に言えばそれは impress という動詞との相性によります。  たとえば That mountain was covered with snow. 「あの山は雪で覆われていました」 というときは、by でなく with が用いられます。 そしてこの文を能動態にすれば Snow covered that mountain. 「雪があの山を覆っていました」 となります。 ※なお、be impressed の場合は by を使うこともできます。前置詞は、過去分詞の種類によって決定されますが、同一の過去分詞でも意味によって、前置詞が異なる場合があります。 ◆したがって疑問点その(1)に対する答えは明白です。 つまり、with his knowledge and wisdom の with に続く名詞を、by以下に置かれている場合と同じように、主語とすることは、出来るのです。 ◆(2)「感銘を受けている」という状態表現を能動態表現で表すのに、"impress"の形でよいのか? についてですが、能動態で表す以上 impress でなければなりません。  先ほどにも述べたように、これは他動詞です。  感情表現の動詞は、実に全てではありませんがほとんどが他動詞で、たとえばシドニー・シェルダンの小説などを読んでいても、 It surprised her. 「それが彼女を驚かせた」 なんて英文はよく出てきますよ。 (我々なら She was suprised at it. というところですね)  日本語は、心の印象の問題を、心からの自然発生のようにとらえるのが特徴です(~のように思われた、など)。  しかし、英語は外界との関係でとらえることが多いようです。とくに、「外界のものが心にどう影響するか」という観点で述べるとき、この能動態による表現が適しているとも言えるでしょう。 ◆"are impressing"という形は、この場合の能動形としては不適切です。(1)これを現在進行形としてとらえた場合は、もとの文の時制(現在形)と異なってしまいます(態の変換において、時制は変えてはならない)。 (2)これを be + 形容詞としてとらえた場合は、受動態で書かれたもとの英文を能動態にしたことにはなりません。先にも述べたように、am impressed という受動態の部分(意味の核は impressed )を能動態にするのであって、その形が are であってはならないのです。am impressed の能動形は必ず impress になります。 ◆(3)の問題は少々難しいです。複数で受けるのが普通だと思います。たしかに、"knowledge and wisdom"をセットとしてとらえれば単数形で受けることも可能です。ただこれが bread and butter のように不可分のものとみなすかどうか… 難しいところ。普通に考えたら、複数扱いでいいのでは? ◆(4)能動態表現に直そうとする発想自体に無理が有るのか? → 先ほども述べたとおり、この発想に無理はありません。impress は in (中に)press (押さえる)で、押さえつける、跡を残す、という意味で、意味の性質が本来他動詞的なので、たとえば Your speech has really impressed me. 「あなたのお話、本当に印象に残りました」 とか What impressed me most was his selfless devotion. 「一番印象づけられたのは、彼の私心のない献身でした」 のような表現には、問題がないどころか、ごく自然で普通な表現なのですよ。

noname#11434
質問者

お礼

懇切丁寧なご教授、まことにありがとうございました。<(_ _)>  おかげさまで、疑問点がすべて氷解いたしました。お志に深く感謝いたします。また、先日は、失礼の段、改めてお詫びいたします。何度お詫びしても足りませんが、非礼をどうかお赦しください。 受動態の動作主で、能動態の形に戻した時、主語に大手を振ってなりうるのは、by ~ の形で表示されている動作主だけであるという「固定観念」がやはりありましたが、ご教授のおかげで、by ~, with ~, at ~ などさまざまな形で表されている動作主という方角に視界が大きく開けました。たいへん感謝しております。英語に対するとらえ方が、自分の中で、部分部分の小さな偏った観念の枠内で今まで為されており、それに頼ってきたことをつくづく思い知らされます。視界をとざしていたものの一角がまた、一つ取り払われました。ほんとうにありがとうございます。美しい例文にも心を打たれました。 ご説明を読んでいるうちに、一つ思い出したことがあります。サイトで見た、アメリカの論文執筆の文体マニュアルを紹介する文章の中で、受動態は動作主体が隠れてしまい動作の諸関係が見えなくなることが有るので、意味の曖昧さを生じるような場合は、極力能動態表現をとるべきであるという説明でした。その記事の意味も、改めて得心が参りました。身に余るお志をいただき、感謝の思いは尽きません。ご回答いただいた解説を、繰り返し拝読させていただきたいと思います。ほんとうに、ありがとうございました! <(_ _)>

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