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ニュースでの精神疾患について
こんにちは。よくこちらで質問させていただいているものです。 つい数日前に、東京でビルの屋上から飛び降りそうな男性が警察に説得されて保護された事件のニュースを見ていました。 そこで疑問をもったことがありました。それは、そのニュースの最後でアナウンサーが言ったコメントで「男性には精神科の通院歴がありました。」と言いました。今の時代、心の病気に理解が増えてきていますが、一方でまだまだのところもあると思います。まだまだ精神疾患が理解されない理由が上記のアナウンサーのコメントにあると思います。 なぜ、精神科に通院歴がある人に対してだけあのようなコメントを言うのでしょうか?そのようなコメントよって一般の人が精神科に通院している人に嫌悪感を持ったり、「精神疾患=危ない変な人」というような印象を持たせると思います。心の病気になってもなかなか精神科に診察に行けなかったりなど、社会的な理解を阻害しているように感じました。 ちなみに私はうつ病で病院に通院しています。 皆さんはどう思いますか?
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昨今の数々の凶悪犯罪では、弁護人が最後の手段として「精神鑑定」を求めます。証拠が揃っている以上、それ以外に、被告人を無罪にする手段はないからです。当然、世間の風当たりも冷たくなります。「精神病」が、まるで「何をやっても無罪放免、いい身分だ」みたいに。 私は、それを是正するのもマスコミの仕事だと思います。しかも、質問者さんが挙げられた事例は、世間を騒がせこそすれ、特定の「被害者」がいるわけではないでしょう。なのに、凶悪事件と同様のスタンスをとっていることが問題だと思います。 確かに、事実を報道するのはマスコミの仕事でしょう。しかし、世論を間違った方向に導く報道は控えてもらいたいです。欧米では、精神病は身体の病気と全く同じ立場で論じられています(ニューズウィークなどの雑誌を読んでいた時、それを感じました)。私は、日本も欧米のいい面は見習って、精神病に対する偏見がなくなる日が少しでも早く到来すれば、と願っている一人です。
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こんにちわ。 目からウロコです。今まで何にも気にしないで聞き流して いましたが、こういう事は潜在意識に残り段々と一つの 結論を自分の中に作ってしまうので、改めて考えるととて も恐ろしい事だと思います。知らず知らずの内に偏見を 植え付けられてしまってるのかと思うと、マスコミには 強い憤りを覚えますね。 私はアメリカの様にカウンセリングをはじめとした、心 のケアを受けられる施設なり病院などが、日本にももっと 沢山出来ればいいと思っていました。そしてそれらの施設 を日常的に利用できて、そこを利用する事が周りから見て もごくありふれた風景になればいいと思ってるんです。 風邪と同じで心も疲れる時がありますから、そんな時は 気楽に相談出来るときっと直るのも早いと思うのです。 今の日本は病院に行ったというだけで、下手をすれば あらぬ噂をたてられかねません。こんな状況は間違って います。 私もいろいろ悩む事があるので、心理カウンセリングを 受けてみたいと思った事がありますが、どこでどう相談 したらいいのかさえも分かりませんでした。きっと同じ ように考えてる人が多数居ると思うんです。 偏見が無くなりもっと開放的に心の病気を見てもらえる ようになれば、きっと日本人は精神的に楽に生きられる のではないでしょうか。そのためにはマスコミが考えを 改める必要はありますね。
お礼
回答ありがとうございます。 私はうつ病で病院に初めて行ったときに通院している人の多さに少し驚きました。 そして、私の妻の友人(私の友達でもありますが)もっと重い病状で通院しているのですが、 こんなにも心の病気にかかっている人が多い中で、遅々として世間の理解が進まないどころか、肩身の狭い状況にあるのか辛くなりました。 妻の友人は「32条(通院医療費公費負担制度)」を申請することを実の両親に取り消されている状況です。 理由が「身内に精神病にかかっている者がいることが知られる」ということらしいのです。 悲しかったです。 私は、32条を申請しました。たとえ32条を申請したことによって「精神病患者」のレッテルが貼られたとしても、精神病だって普通の病気なのですから。 現実には、もっと心に傷を持ちながら「精神病」と言われることに抵抗を感じ1人で我慢している方はもっといると思うのです。精神病は早期発見・早期治療が必要で、周りの暖かい理解のもとで生活していかなければ良くならないのです。 そう感じていた時に、マスコミのあのようなコメントを聞き、なぜ精神病が世間で理解されない状況にあるのかわかりました。あのコメントだけが全てではないにしても、でもマスコミの力は想像以上に強いと思います。 自分にできることは何か?考えたときに「こちらで問題提起し皆さんに何か訴えることができれば」と思い今回質問に書かせていただきました。 私1人では、残念ながら何も出来ません。それが現実です。 ですが、それがわかっていても誰かが動かなければ何も変わりません。少しでも偏見が変わればと思います。 無力ではありますが、今後HPを作成しこういった状況に一石を投じたいと思います。偉そうなことを言ってしまっているかもしれませんが、少しでも多くの人にこの現実を知っていただきたいと思っています。
#4です。 確かに質問者さんのおっしゃるとおり、刑39条や責任無能力の概念なんて国民一般のコンセンサスではないですよね。軽々しい発言でごめんなさい。でも、おかげで、偏見を誘発する報道について開眼させられた思いです。 私も精神科に通院歴がありますから、質問者さまのお気持ちはよくわかります。自律神経失調症という診断でしたが、ペンを持つこともPCをたたくこともできない状態で仕事に行けず、上司に説明したら全くわかってもらえなくて苦労した思い出もあります。#5さんのおっしゃるとおり、日本でも身体の病気と同じに論じられるようになるといいのになと思います。 よく、児童虐待の事件などでも「母親は極度のうつ状態でした・・・。」などというコメントがあり、うつ病と児童虐待の因果関係を推定させるような報道だなあと思います。 これから、裁判員制度が実施される日本社会の素地として、そういう報道のありかたも見直されるといいのですけどね。 とても勉強になりました。ありがとうございました。
お礼
再びの回答ありがとうございます。 #4での私の回答はMichelineさんを否定したわけではありません。そのように感じさせてしまうお礼を書いてしまいすいませんでした。 全く軽々しい発言ではありません。 私の方が誤解を生むような回答を書いてしまいすいませんでした。 病名こそ違えど同じ境遇だったのですね。 >上司に説明したら全くわかってもらえなくて苦労した思い出もあります。 全く私も同じです。未だに理解してもらえず、現在休職中ですが、休職を申し出たときにも「気の持ちようだ」とか「こんなに打たれ弱いとは思わなかった」、「他の医者に診てもらったどうなんだ」など言われました・・・。 今でも、「いつになった治るのか」などしつこく聞かれます。精神疾患っていうのはその時その時にならないと治るとかって分からないものであると思うのですが、上司は今からのどれくらいの期間か問いただしてきます。 精神疾患に対して理解を広げられることに携われたらと思います。 私の疑問がMichelineさんに少しでも同感していただけたことうれしく思います。
私も、確かにOkachinさんのおっしゃるとおり、あのコメントは精神科通院者の印象を著しく悪化させているといつも思っています。 でも、ひとつ、なぜあのコメントは必要なのか、ということについて他に思い当たることがあるのです。 刑法39条に心神喪失者の行為は、罰しない。(2)心身耗弱者の行為は、その刑を減軽する。という規定があります。だから、刑事事件がおこったとき、「重大な精神障害をもっていると認定される可能性があるため、処罰されないかもしれない。」という意味も含めて言っているのかな、とも思いました。 まあ、でも、それだったら、そう付け加えて欲しいですけどねー。ということで、あくまでも私の憶測です。
お礼
回答ありがとうございます。 >「重大な精神障害をもっていると認定される可能性があるため、処罰されないかもしれない。」という意味も含めて言っているのかな、とも思いました。 ニュースを見てそのように考える人っていたとしてもごくごく少数だと思います。 特に刑法内容というもの自体一般市民は知らないと思います。 もしもMichelineさんがおっしゃるような意味が込められていたとしても、全く伝わりませんよね。 せいぜい現状として「精神鑑定で罪が軽くなるなんて・・・」というようにしか視聴者は受け取らないと思います。 そうした、世間の目があるのが原因で精神疾患者は追い詰められ、ただでさえ心に傷を持っているなかで、我慢が限界にきてしまい、色々な行動を起こしてしまうのではないかと思います。 好んで精神科に通っているわけではないのに辛いです。 Michelineさんがおっしゃることは分かります。 ありがとうございました。
- ruri-ruri
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「ブラックジャックによろしく」の第10巻も、質問の内容と同じテーマで、私も最近これについて考えていた所です。 「精神科の通院歴がありました」 まったく必要のない発言だと思います。 「精神疾患=危険」という観念を植え付ける事を助長しているとしか思えません。 精神科・心療内科も以前に比べ、通院しやすくなったとは言っても、世間の理解を得るまでには至らないのでしょうか。残念です。 マスコミの報道にも問題ありますよね。 事件が起きると、ニュースで様々な情報が流れますが、ただ人の好奇心を満たしているだけ・・って感じがします。 日本人ってホント滑稽です。 「乗客に日本人はいませんでした」って それでいんでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 >「精神疾患=危険」という観念を植え付ける事を助長しているとしか思えません。 そうですよね。 ニュースによる世の中に対する影響力を考えると憤りを感じます。 精神疾患に対し一番理解していないのはマスコミのような気がしてなりません。 精神病(うつ病に関してですが)と診断される人は、人一倍頑張る人であったり、人一倍やさしい人です。 そういう人が悪者みたいにされる現状をどうにかしたいです。
局の責任のがれですね。 精神病で入院した事実は、ある。と事実を発表したまでだ。とか、警察発表どうりだとか。 日本の放送局は、自分で、原稿書けなくなってきてますから、そのうち警察発表の繰り返しなら、TV見なくても、ネットで解るし、と、ニュース自体、だれも見なくなりますよ。 実際、ネットでTVの番組表がみれるようになってから、新聞の夕刊は、売れなくなりましたし、最近の地震や台風の状況もネットが一番早くて詳しいですから。。。 そのうち、変わると思うのですが。。。。
お礼
回答ありがとうございます。 >日本の放送局は、自分で、原稿書けなくなってきてます そうなんですか。知りませんでした。 一日でも早く、こんな報道や世間の考え方が変わることを願ってやみません。
- nobuchi
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いや、もっともです。 私もあのような「一言」は必要ないと思っています。 報道する側では、「こいつの過去はこう・・」と紹介してるだけのつもりなのでしょう。あるいは、話題性を狙ってたりするのでしょう。 報道だけでなく、人間って「原因」を求めますよね。 「病名」しかり、名前が付けばなんだか安心するものです。 非日常的な事件に関しては、それを説明できるような「原因」を無理にでも引っ張り出そうとします。「ゲーム」「アニメ」・・、そして「精神疾患」「通院歴」しかり、それらをスケープゴートにする体質は悲しいですね。 そしてまた、海外の事故にも必ず付く「・・日本人はいません。」。 日本人がいようがいまいが、事故の重大性は変わらないのに・・、滑稽ですよね。 これらはTV局に抗議してもいいと思いますよ。 各局の番組放送審議会などにどうぞ。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 やはり、私のようにお感じの方はいるのですね。正直ホッとしました。 ニュースでは、あのような一言をつけておきながら、かたや一方では精神疾患に対する特集を組んで「今やこうした精神疾患は誰にでも起こりうる」などと報道し「精神疾患への理解を」と言う。一体どっちなんでしょうね。 精神疾患者の1人として悲しいです。
お礼
回答ありがとうございます。 umibouzu64さんのおっしゃるとおりだと思います。 >欧米では、精神病は身体の病気と全く同じ立場で論じられています。 やはり、外国では進んでいるようですね。 日本のマスコミの都合のいい報道には大変憤りを感じます。病気を治すために辛い思いをしている中で、マスコミのあのようなコメントで世間からも冷たく見られる・・・。 精神疾患は周りの人の暖かい手助けがあってこそ良くなる病気です。世間から理解してもらえないということは、治らないどころか悪化する可能性が高いです。 そのようなことなどから、いち早く理解ある社会になって欲しいと願ってやみません。 私たちにできることはないのでしょうか・・・。 私たちの考えを広げたいです。 精神疾患者は病気の辛さを持ちながら、世間に対して物凄く気を使っています。 辛いことです。