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●株主責任とは?教えて
零細企業(資本金2000万の株式会社)の役員をしていましたが、このたび役員を辞任し会社も退職することにしました。全株式の15%は私の出資です。会社を辞めても株主責任は残ると聞きましたが、一体具体的にどんな責任があるのでしょうか?一株主としての立場になるのですが・・・・・・
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株主としての責任は、出資金に対する責任です。 つまり、あなたは、出資金は払ったことによって、会社の15%を所有しておられるわけですが、その会社の経営は役員に行なわせているわけです。株主としては、議決権を行使したり、配当を受け取ったりする権利がある一方で、万一会社が破綻したりした場合には、出資金を返してもらえないわけです。つまり、そのような場合には、あなたにとっては出資金が帰ってこない分、損失が発生するわけです。その損失をかぶることが、株主責任です。株主責任は、有限責任であり、つまり最悪の場合に出資金を損することでその責任を果たし尽くすことができます。つまり、仮に会社が金融機関や仕入先等に負債を抱えたまま破綻したとしても、株主は、その負債を返す責任までは負いません。なお、株式会社、有限会社の場合の出資者は有限責任ですが、合名会社、合資会社の出資者は無限責任を負います。 参考になれば幸いです。
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株主有限責任の原則があり、株主は出資した金額の範囲内で責任が有るということです。 なお、株主と取締役とは別で、取締役としての責任もあります。 取締役として、会社の債務の連帯保証人にもなっていなければ、債務などの弁済の責任はありません。 取締役の責任には、会社に対する責任・第三者に対する責任・刑事責任の3種類があります。 会社に対する責任は、違法配当を行った場合や会社と利益が相反する取引を行い会社が被った場合・法令に違反したことによって会社が被った額に対する責任等です。 第三者に対する責任としては、放漫経営等で債権者に被害を与えた場合などです。 刑事責任とは、特別背任罪等に該当する場合です。 下記のページと参考urlをご覧ください。 http://www.eiko.gr.jp/kigyou027.htm
お礼
専門的な観点からのアドバイスありがとうございます。私の知らなかった事もいろいろ教えていただきありがとうございました。
- gugestyper
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出資したお金だけが「株主責任」であると私は考えています。 ただ、最近の西欧風の考え方で「会社の経営上の失敗は、役員人事権を持っている主要株主にも責任がある」というものがあります。 まだまだ日本では通用しないと思いますが。
お礼
新しい考え方も含めてのご回答ありがとうございました。今後の株主にとっての参考になります。
お礼
elmcloseさん大変分かり易いご説明ありがとうございます。私の知りたい事に100%お答え頂き感謝いたします。参考どころか私の疑問に対して充分にして完璧な回答に感謝しています。ありがとうございました。