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知的障害児を中国語で何と言いますか
先日、中国人の方(日本語も堪能な方)と中国語で片言でお話していて、知的障害児、、小学校の特殊学級(障害児学級、今は支援学級と言う)に通うこどもたちの話題の時に、脳袋不好的儿童と相手の方が言いました。 日本語に置き換えてしまうと何となく抵抗のある言い方なのですが、これは通常言う言葉でしょうか。日本語の知的障害児に相当する言葉は有るでしょうか。
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お礼で日本語の表現をたくさん教えていただきありがとうございました。 大変いい勉強になりました。 以下は補足意見です。 ●智障儿童 もし医学・新聞・障害児教育ホームページ・論文など正式の出版物とする場合なら、「智障儿童」の方をお勧めです。 いろいろ検索した結果、確かにNO5さんのおっしゃった通りに、「智障儿童」は医学用語・新聞用語の中で多用されます。 私の知識不足で、大変恥かしいです。 申し訳ありませんでした。 NO5さんのおかげで、私もいい勉強になりました。 ●智力上有点障碍的hai2子 もし知的障害児の本人や家族とこんな話題にするなら、「智力上有点障碍的hai2子」の方をお勧めです。 こちらの方は知的障害児の本人や家族が耳にしたときに、柔らかく聞える口語表現だと思います。 これは文語である「智障儿童」の口語表現とも言えるかもしれませんね。 そう考えてみると、「智障儿童」は「弱智児童」や「低能児」より抵抗感が少なめに感じる言い方かもしれません。 だからこそ、一般的の出版物はほとんど「智障儿童」のような言葉づかいを見立てましたね。 ●「脳子不太好的hai2子」についての補足 これはお友達の「脳袋不好的儿童」の言葉の筋道に沿って、作った言葉です。 このように考える動機はおそらく直接に「壊」(悪い)やら、「ben4」(馬鹿)やらと言ってしまうより、「不好」(よくない)、「不太好」(あまりよくない)の方が間接的に悪いっていう意味を表すことができるのではないでしょうか。 中国人はストレートな表現が好きとよく言われますが、この例から見れば、一番ストレートな表現「脳子ben4的hai2子」を使わず、中国人もやや曖昧な言い方、「不好」、「不太好」のような表現を選びましたね^^ 「脳子ben4的hai2子」のような表現は普通しないと思います。 ということで、NO3の中で、『日本語の「~が不自由」のニュアンスに近い』と申し上げました。 おそらくお中国人の友達も私と同じような考え方をお持ちになって、「脳袋不好的儿童」とおっしゃってしまったのでしょうね。 日常生活の中で、第三者と一緒に話す時に、私もついこんな表現が出てしまうかもしれません。 今もう一度考え直すと、「頭があまりよくない」なんて確かによくない言葉ですね。 もし知的障害児の本人や家族とこんな話題にするなら、「智力上有点障碍的hai2子」の方をお勧めです。 ●「弱智児童」と「低能児」についての補足 「智障儿童」を耳にした時には、「あれ?なに?」っていう感じをする中国人もいるかもしれません。(たとえば:私^^) 文章にする時には、「智恵、障害、児童」の意味を読み取ることができて、なんとなく理解できます。 「弱智児童」も「低能児」も普通の人でも聞き取れる理解しやすい言葉ですが、すでにNO3の中に申し上げたように、聞き手に耳に抵抗感がある言葉だと思います。 なぜなら、この二つの言葉ともすでに子供を知能面で否定してしまうからです。 控えた方がよろしいかと思います。 ということで、もし「知的障害児の本人や家族」と一緒に喋るときに、「智力上有点障ai4的hai2子」の方をお勧めです。 日本語の「~が不自由」のニュアンスに一番近い表現はたぶん「~上有点障ai4」です。って今、ふと感じたことです。 * ちなみに、昨日の夕刊でこんな記事を読みました。 「残奥健児」という言葉づかいについての批評です。 最近、アジアパラリンピックを報道する時に、マスコミは「残奥健児」のような言葉を頻繁的に使っています。 「健児」は多くは勇士や運動選手を指しますが、「残」と「健」は一つの表現の中で同時に出てくると体が不自由な選手たちと彼らの家族にとっては、皮肉が込められている、敬意を支払わぬ失礼な言い方にあたると思われます。 「奥運健児」(オリンピックの健児)という表現から勝手に作ったこの「残奥健児」(パラリンピックの健児)は妥当ではないでしょうね。 乱筆ながら、失礼致しました。
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- tennnou
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respnseを拝読しました。第一回目の投稿のときに蔑視のニュアンスのことも考慮に入れて電脳の前で悶えておりました、実は(笑)。とりあえず提議された言語の件のみを素直にアドヴァイスを差し上げたところです。 "chiteki-shougaiji""mental retardation children""智障儿童"などの言葉をご本人の家族などが耳にされると些かでもいい気分はされないのが正直なところだと思います。これは、おそらく当該の子を持つ親の"世界共通"の情ではあると思います。しかし、他に考えられる婉曲的な言葉が見つからないうちに社会に定着してしまった現代社会の事情があることもご家族の方々は諒解しているのではないでしょうか。 我々健常者が最も忘れてはいけないことは、関係される方々に接する時に心配りや情愛ある振る舞いをされることだと思います。これも"世界共通"の最低限の道徳だと思っています。私が日本に棲んでいた頃なんかもっとすごい言葉が平気で使用されていました。今、振り返ると恐ろしい言葉でしたね(爆)。ちょうど各種の蔑視言語の存在が社会問題になりかけていた頃です。まだ"harassment"なんていう言葉が日本に入っていなかったず~っと以前の話です。その時代に比較したら、日本はずいぶんと社会基盤というか道義というか進歩したようです。 英語の"mental retardation children"や中文の"智障儿童"などは、もうずいぶんと古くから存在した言語だと思います。これは国民性の違いというか多民族社会の特徴というか誤解を避けるための直感的言語で、それはそれで社会に受け入れられていると思います。日本では医療用語と日常用語を使い分けたりして"気配り"をするほうが国民性に合致しているんではないでしょうか(入郷随郷)。大国の中国や肉食人種の社会では"心配り"が却って仇になる危険も孕んでいますので日本人的感覚からすると、どぎつく感じる言語がたくさん有りますね(独り言です)。当地では"智障儿童"は日常的に交わされている言語です。 No.3さんの投稿の「弱智児童」は"智障儿童"よりもっともっと普遍的でとても良い言葉です。多少婉曲的表現が含まれていて柔らかい表現になるんではないでしょうか。思いやりの込められた感じの良い言い回しだと思います。該当する関係のかたがたに直接表現するのであればこちらがお勧めだと言っております、私の周りにいる中国系の多数の同僚たちが。だからもし中国に行かれて直接話題になる場合は「弱智児童」が相応しいですね。"智障儿童"は医学用語・新聞用語としても使用されています。単刀直入の言語です(蔑視のニュアンスはないと思います)。脳袋不好的儿童は"使い方"を間違えると軽蔑用語になるから頭が痛くなりますね。 私はgoo以外のサイトを見るのは好きではないんですが、ちなみに今現在、google.taiwanで、 "簡体字のみ指定"で検索すると、「弱智儿童」4,990件、"智障儿童"11,800件、 "台湾国内のみ指定"で検索すると、「弱智児童」337件、"智障儿童"183件。 google.chinaでは、 "全ての中文サイト指定"で「弱智儿童」10,900件、"智障儿童"22,100件、ヒットします。 世界に散在するサイトは玉石混交で全く当てにはなりませんが、ご参考の一助にでもなれば嬉しいです(^^♪。
お礼
くわしく説明していただきどうもありがとうございました。障害児と普段から接していると自然に聞く人が不快な言葉は出なくなるものです。言葉づかいに特に敏感にならなくても、要はその人たちの理解があれば大丈夫だと思います。ちょっと語学から話題がずれてしまいましたが。 またよろしくお願いいたします。
- tennnou
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こんにちわ。 >知的障害児を中国語で何と言いますか。日本語の知的障害児に相当する言葉は有るでしょうか。 *あります。一般語(日常語)で"最もポピュラー"な用語は、 "智障儿童" zhi4 zhang4 er2 tong2 と簡潔に表現します。 英語の"mental retardation children"のことです。 そのほかにも一般的には、 心身障碍儿童 xin1 shen1 zhang4 ai4 er2 tong2。"mentally retarded children" 智力落后儿童 zhi4 li4 luo4 hou4 er2 tong2。"mental retardation children" 情緒異常的幼儿 qing2 xu4 yi4 chang2 de you4 er2。 情緒毛病儿童 qing2 xu4 mao2 bing4 er2 tong2。 心身毛病儿童 xin1 shen1 mao2 bing4 er2 tong2。 ------ 専門的用語(医学的用語)では、 情緒障碍儿童。"mental retardation children"の意。 知慧障碍儿童zhi4 hui4 zhang4 ai4 er2 tong2。 智力障碍儿童zhi4 li4 zhang4 ai4 er2 tong2。 理智異常儿童li3 zhi4 yi4 chang2 er2 tong2。・・・など複数使用されています。 ------ *「脳袋不好的儿童」:頭が悪い子供。← 直訳の意訳ですね。 日本人的感覚から考えると、医学・医療を離れて些か軽蔑の意が含まれてしまいますね。しかし単刀直入に表現する習慣の中国人社会では極く一般的で正直な表現だと思います。異民族や異なる習慣の人民が混在している大国では、そのほうが間違いが少なくなりましょうか(汗)。 ------------ 以上は中文の新聞などを読んでいると、頻繁に出てきます。特に社会面や家庭の医学欄です。昨今、知的障害児は中国人・華僑社会でも大きな話題になってきました。いずこも同じかも です(^^♪。
お礼
ありがとうございました。私が一番気になるのは、その表現に、蔑視するニュアンスがあるかどうかです。知的障害児の本人や家族が耳にしたときに、どう聞こえるかということです。 たとえば、、知的障害の子や親が、、あたまの良くない子と言われたら、、いやな感じがするでしょう。中国語初心者でそこまで気にする必要はないかもしれませんが、もし中国へ行って知的障害の子の家族と話す場面を想定したときに、、どう話したら良いかと思うのです。 くわしい説明ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
Googleで調べてみました。 中文網頁全体では、awayuki_chさんご指摘の"弱智兒童"のほうが圧倒的に多数ですが、"台灣的網頁"限定なら、"智能障礙兒童"のほうがやや多いという結果でした。 ちなみに、"學習障礙兒童"という言葉もあります。
- awayuki_ch
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smackさん、こんにちは。 >日本語の知的障害児に相当する言葉は有るでしょうか。 「知的障害児」は中国語で言うと、「弱智児童」(ruo4 zhi4 er2 tong2)か「低能児」(di1 neng2 er2)のことだと思います。 聞き手にとっては、「弱智児童」の方が柔らかく聞えますが、それでも耳に抵抗感がある言葉です。 なぜなら、この二つの言葉ともすでに子供を知能面で否定してしまいますから。 ですから、日常生活の中で人と話をする時に、できるだけこんな表現を控えています。 >日本語に置き換えてしまうと何となく抵抗のある言い方なのですが、これは通常言う言葉でしょうか。 お耳にされた「脳袋不好的儿童」は日本語の「~が不自由」のニュアンスに近いと思います。 より柔らかく聞えるために、「不好」のところを「不太好」と直した方がよろしいのでは。 「不太~」は「あまり~ない」の意味です。 「不~」(~ない)より、柔らかいでしょうね。 また、「脳袋」より、「脳子」の方が口語の場合多く使われます。 「児童」は固くて文語の場合よく使いますが。 口語の場合、「hai2子」の方が通常の言い方だと思います。 もし私がsmackさんと中国語でお話をするなら、たぶん「脳子不太好的hai2子」を使うと思います^^ ちなみに、障害児に提供する教育は「特殊教育」(te4 shu1 jiao4 yu4)と言います。 日本語も同じの表現をするのでしょうか。 私はそんな仕事をされている方にすごく感心させられます。
お礼
ありがとうございます。日本語でも、以前は「低脳児」「精神薄弱児」と言っていました。今でも法律用語では「精神薄弱児」が出てきます。古い人は 精薄の子、、などと言います。医学用語としては、精神遅滞 という言葉も使いますが、一般向けに言うときは、今では「知的障害」をもっともよく使います。「障害」は「害」という字が適切ではないとして、あえて「障碍」という字を使う障碍児団体もあります。 「脳子不太好的hai2子」を会話では使いたいと思います。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
"智力障礙兒童"または"智能障礙兒童"だと思います。 "精神障礙兒童"だと、先天障害、発達障害以外の心の病も含まれそうなので、ちょっと語義の幅が広すぎるかもしれません。 日本語のまま「知的障害児」でも意味は通じます。
- linus3030
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http://www.excite.co.jp/world/chinese/ ここでは 知的障碍孩子 と出てきました
お礼
詳しく教えていただきどうもありがとうございました。Awayukiさんの文章は品があって、読んでいてあらためて日本語って美しい言葉だなと感じます。あわゆき、ということばも趣がありますしね。もっとも私は、「備前屋」の「あわ雪」という和菓子のことも思い浮かびます。 障害児については、かつて一度だけ行った北京で見かけた子どものことが気になっていて、それも私が中国語に関心を持ったきっかけになっています。 またよろしくお願いいたします。