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ジャガイモの種イモはループしないほうが良いですか?
今日、「ジャガイモは、ループ栽培しないほうが良いよ。種芋は買って来るか、人から貰うかすべき」という意見を聞きました。本当でしょうか? 芋に付いている菌かウイルスが引き継がれるからというのが理由でしたが、それなら売っているものや人の畑の物も同じではないかと思うのですが・・・。
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意見をおっしゃった方は、ちょっと間違えてますね。 基本種芋は「買ってくるもの」です。貰うのはくれた人が栽培し収穫した物なら「種芋としての栽培」をしていないので貰って植える事は良くないです。植えた後に病害虫が発生するなど後の事を考えるならくれた人が保証してくれるわけではないのですから、その人が栽培して収穫したものと解っているのなら種芋に使う事はやめた方が良いです。 売っている種芋は「ある理由」からほぼ菌やウイルス由来の病気になりません。食用の芋と同じ重さでもお値段がどうしても高めなのはそれを反映しているから。 昔、若い頃に北海道にあるジャガイモの種芋生産地域の近くの街に住み病院で働いてました。 患者さんの中にこの種芋農家の人が居て教えてくれました。 「種芋は農薬をこれでもかというほど残留させてあるので、植え付けで余ったからと食べてはいけない。農薬中毒を起こすよ」と。 基本数件の農家で共同で種芋だけを毎年生産し、輪作などせず毎年種芋しか栽培しないので、土壌には確実に農薬が残留しているので他の作物は何も作れず、種芋農家は野菜もジャガイモも自家栽培せず、離れた土地の普通の農家から買うか、スーパーの市販の物しか食べません。ずっと長年種芋だけを生産し続けます。 種芋を生産する農家は、種芋を生産するうえで国が定めた農薬を使い決められた時期に何度も散布します。食用として種芋を植えて育てる時に使う農薬の量の比でないくらい何倍も濃くて「わざと芋の内部に残留させ」ます。 これは植え付け直後から植えた土に含まれる菌やウイルスから種芋を守り、確実に順調な生育をさせる為です。 植え付ける時点でかなりの濃度で農薬が芋の中にわざと残留させてあるのです。でも新たな芋が育ってくるにしたがって成分の残留は減っていき、栽培中に防除目的で自分で散布した農薬が残留していないのなら、元々種芋の方に残留していた成分は新しい芋には移らずほとんど残らないです。 元々が病気に強い性質を持つ品種の種芋だと、栽培者が防除で農薬を散布しなくても病気にはほぼ罹らず、収穫時に芋のサイズが小さめだったり数は少ないかもしれませんが、それなりに育ち美味しい芋が収穫できます。 以前農家の親戚がジャガイモ栽培の技術を買われ地元農協を通して大手のポテトチップスメーカーと契約し、その会社がポテトチップス用に改良した品種を植えて栽培してましたが、種芋生産はどこに委託したものか、それとも病気に弱い品種だったのか市販の種芋ほどは農薬が残留させてなかった様で、芋の収穫時に手伝いに行くと結構芋の皮の肌がめくれて荒れる「ソウカ病」に罹った芋が結構ありました。でも、そのメーカーの皮つきのままスライスするポテトチップスには使えないものの、皮を厚く剥いてマッシュすればポテトスナックの原料に使えるので、農家は病気の芋を残さず全てメーカーに受け渡すのだそうです。 購入した種芋が確実に健全に育つための意図的な残留で、購入した芋ほど栽培中に病気に罹りにくくなる様にとの予防処理です。簡単に言えば保険付きの様な物。 なので、畑の広さの関係から購入した種芋を植えて何個も余った。肥料袋栽培で植えるのもできない。という場合種芋は絶対に食べたりせず誰かお知り合いに欲しい人が周りにいないのなら、もったいないですが燃えるゴミとして廃棄するしかありません・・・。そこらに捨てたら誰かが拾って食べてしまい中毒を起こし、大事になる可能性もあるので廃棄するにもしっかりと責任をもって、燃えるゴミとして出して下さい。
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- 薫子(@kao-ruko)
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出荷用の農作物ならそのとおりです。 (様々な理由がありますが、「種」を買わせる 「仕組み」が出来ているのです) 自家消費用に少し栽培しているだけなら、 自由です。 (でも「仕組み」の影響で、販売用の種芋より 生育や収穫量に差が出ることもあります)
お礼