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>殉国七士廟になぜ参拝に行かなかったのでしょうか? 公式の見解としては、天皇の行為は「政府の助言と承認」が必要です。 ですから、政府が認めていないという事でしよう。 実質的な原因としては、極東軍事裁判で「天皇に関して責任を問わない」との暗黙の了解が東条英機・マッカーサーとの間に存在しました。 裁判当初「日本帝国陸海軍は、天皇陛下の命令の下に行動している。天皇陛下は、陸海軍の統帥権者だ」と、東条英機は証言しています。 ※陸海軍は、天皇の命令に従って戦争を行った。 ※陸海軍上層部・下士官の命令は、天皇の命令と同じだ。 マッカーサーとしては「天皇を利用して日本統治を平和裏に行いたい」との希望があります。 そこで、東条英機と密約を結んだ訳です。 密約成立以降、東条英機は裁判で一切天皇の名前を出す事はなくなりました。 以上、裏の昭和史に載っていました。 中国・ソ連などは、徹底的に天皇の責任追及を裁判で行いたかった様ですよ。 サンフランシスコ講和条約も、参加しなかった。 この様な状況から、極東軍事裁判で戦犯となった廟には参拝する事は出来ません。 靖国神社へも、確か天皇は参拝していない様です。 ※立憲民主党の辻元議員が、国会で「戦犯を祀る靖国神社に、何故首相が参拝するのか?」と質問しています。 ※この時、天皇に関しても質疑が行われています。 まぁ、天皇が諸外国から戦犯とされた者を祀る施設に参拝すれば外交問題になります。 天皇が、政治に利用されない様に注意しているのでしようね。 もちろん、天皇の私的行為には政府は関与しませんが・・・。