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古文の助動詞「る・らる」(尊敬)について
ある古典文法の参考書には 仰す・思す・思し召す+る(らる) では尊敬の意としてとると書かれていました。 一方、ある古文解釈の参考書には (源氏の君ハ)かかるありきもならひ給はず、所狭き御身にて、めづらしう思されけり。 において、「す・さす」が尊敬となるのと違い、「る・らる」が尊敬になるのは単独で用いられた場合であり、上記文中の「思され」は、「思す」という尊敬動詞と併用されている以上、「れ」は尊敬以外の働きと考えて、自発と見て、「思わずにはいらっしゃれなかった」と解していました。 どちらが正しいのでしょうか?
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家石川 裕也(@tcomprehense) 行政書士
回答No.1
古文の勉強をやっていたのは大分前なのですが、 「思わずにはいらっしゃれなかった」 という解釈は記憶にあります。 尊敬の意味を二重に使うということも意味がないので、上記解釈で良いのではないかと思います。 二重尊敬などというものも見かけましたが、今でいう誤字脱字ということも言われたりしていましたし尊敬と自発という組み合わせで良いのではないでしょうか?
石川 裕也(@tcomprehense) プロフィール
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お礼
回答ありがとうございます! 二重敬語はる・らるでは確か使用しなかったはずですね。確かに、この訳の方が自然な気がします。 参考にさせていただきます。