派閥のない会社でのデメリット
転職して現在の会社に入社して5年目になります。最近、だんだんと自分の会社のことも分かるようになってきました。私の会社は社長が一代で作り上げた会社で、次期社長は社長の一人息子と決まっています。会社の経営方針はワンマン経営で社長に対して誰もNOを言えない社風があります。
ふと気づいたのですが私の会社には派閥がありません。会社の全てを社長が決めるから、派閥を作って会社をコントロールすることが事実上不可能だからです。派閥闘争による無駄な争いがなく、ベタベタした人間関係もないので、私はそういう社風を気に入っていました。
この1年間、出向という形で別の会社で働き、また本社に戻ってきました。そこの職場は私の会社と全く逆で、派閥争いが盛んで、派閥のある会社に対して私は否定的だったのですが、派閥のある会社にもメリットがあると思うようになりました。
それは、派閥のある会社のほうが活力があるような気がします。重役クラスの人はいつかトップに立ってやるという野心が強いですし、その子分になっている人も一緒に出世してやるという上昇志向が強いです。ライバルの派閥には強い対抗意識があって競争が盛んですし、派閥の中だけですけれど、強いチームワークがあって、仕事の悩みとかでも上司は積極的に相談にのってくれます。仲間とライバル団体の存在があるから、仕事を覚えるには、いい環境ではと思いました。
今の私の会社は派閥争いはないんですが、お互いが同僚と利害を一致させるのが難しく、お互いに助け合う雰囲気もありません。ワンマンの社長に対して社員全体がふてくされていて、会社を大きくすることに冷めた雰囲気があります。社員はYESマンにならないといけないので、自立心の強い社員が少なく、社長に対して甘えたといじけた態度の雰囲気があります。そういう環境で仕事を覚えるのも難しいです。
今、私は自分のキャリアの向上には派閥のある会社にいたほうがいいのではと思うようになりました。そういう派閥のない会社で、デメリットを感じながらも、自分のキャリアを向上させてきた方がいらっしゃいましたら、体験談をお聞かせください。また、派閥のない会社にいてデメリットを感じている人がいたら、体験を聞きたいです。
お礼
ありがとうございます♪