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tan(z)を=π/2を中心にローラン展開する上で

tan(z)を=π/2を中心にローラン展開する上で、 z=π/2+0.001として、 tan(z)をローラン展開して tan(z)=-1/(z-π/2)+a(2) (z-π/2)^2+・・・ としたのですが、 どうやって tan(z)=-1/(z-π/2)+a(2) (z-π/2)^2+・・・ から =-1/(z-π/2)+(1/3)(z-π/2)+・・ と導いたのでしょうか? また、 a(2) (z-π/2)^2の値はどうやって導いたか教えて頂けないでしょうか。 どうか過程の式を教えて頂けないでしょうか。 また、 「tan(z)をローラン展開して tan(z)=-1/(z-π/2)+(1/3)(z-π/2)+・・」を解答に書いて頂いた上で、 「訂正です0でない第2項はa(1)の項でした」と書かれていたのですが、意味がわかりませんでした。 どういう意味か教えて頂けないでしょうか? と言う質問において、 以下のような解答をいただいたのですが、 「tan z を z = π/2 中心にローラン展開するんですね? まず、z = π/2 の特異点を分類します。 tan z = (sin z)/(cos z), z = π/2 で sin z は正則、cos z は 1 位の零点を持ちますから、 z = π/2 は tan z の 1 位の極になります。 確認しましょうか。 lim[z→π/2] (z - π/2)^1 tan z = lim[z→π/2] (sin z)/{ cos z - cos(π/2))/(z - π/2) } = sin(π/2)/cos’(π/2) = sin(π/2)/{ -sin(π/2) } = -1. 確かに、有限値に収束しています。 よって、z = π/2 を中心とする tan z のローラン展開は、 適当な係数 c_k を置いて tan z = Σ[k=-1→∞] (c_k)(x - π/2)^k と書けます。 次に、この各 c_k を求めます。 No.1 の式を両辺を (z - π/2) 倍すると (z - π/2) tan z = Σ[j=0→∞] (c_(j-1))(x - π/2)^j です。 ←[2] この式は、 (z - π/2) tan z の z = π/2 を中心とするテイラー展開になっていますね? g(z) = (z - π/2) tan z と置いて、g(z) をテイラー展開しましょう。 [2] の式を z で m 回微分すると (d/dz)^m { (z - π/2) tan z } = Σ[j=m→∞] (c_(j-1))(jPm)(x - π/2)^(j-m) で、 z→π/2 の極限を取れば lim[z→π/2] (d/dz)^m { (z - π/2) tan z } = c_(m-1) (m!) となります。 この式を使って、実際に c_k をいくつか求めてみましょう。 c_(-1) = lim[z→π/2] (d/dz)^0 { (z - π/2) tan z }/(0!)    = lim[z→π/2] { (z - π/2) tan z }/1    = -1, c_0 = lim[z→π/2] (d/dz) { (z - π/2) tan z }/(1!)   = lim[z→π/2] { 1tan z + (z - π/2)/(cos z)^2 }/1   = lim[z→π/2] { (sin z)(cos z) + (z - π/2) }/(cos z)^2   = lim[z→π/2] { (d/dz) { (sin z)(cos z) + (z - π/2) } }/{ (d/dz) (cos z)^2 }   = lim[z→π/2] { cos(2z) + 1 }/{ - sin(2z) }   = ( -1 + 1 )/(-1)   = 0, c_1 = lim[z→π/2] (d/dz)^2 { (z - π/2) tan z }/(2!)   = lim[z→π/2] (d/dz) { tan z + (z - π/2)/(cos z)^2 }/2   = lim[z→π/2] { 2/(cos z)^2 + (z - π/2)(2 sin z)/(cos z)^3 }/2   = lim[z→π/2] { (cos z) + (z - π/2)(sin z) }/(cos z)^3   = lim[z→π/2] { (d/dz) { (cos z) + (z - π/2)(sin z) } }/{ (d/dz) (cos z)^3 }   = lim[z→π/2] { (z - π/2)(cos z) }/{ 3 (cos z)^2 (- sin z) }   = lim[z→π/2] (-1/3)(1/sin z)/{ (cos z - 0)/(z - π/2) }   = (-1/3)(1/1)/{ -1 }   = 1/3. けっこう面倒くさいけれど、ロピタルの定理を多用すればイケますね。 この調子で、どんな k についても c_k の値は根性出せば求められます。 c_k の一般項を k の式で書き下すのは、おそらく無理っぽいけど。」 といただいたのですが、 どの部分が tan(z)=-1/(z-π/2)+a(2) (z-π/2)^2+・・・ から =-1/(z-π/2)+(1/3)(z-π/2)+・・ の式より、 a(2) (z-π/2)^2が(1/3)(z-π/2)と導いたことを説明しているのでしょうか? また、「c_k の一般項を k の式で書き下すのは、おそらく無理っぽいけど。」と書かれていますが、なぜc_k の一般項を k の式で書き下すのは、おそらく無理なのでしょうか? また、c_k の一般項を k の式で書き下すとはどう言う意味でしょうか? どうかわかりやすく教えて下さい。 どうかよろしくお願い致します。

みんなの回答

  • pfarm
  • ベストアンサー率52% (68/130)
回答No.2

tan(z)をz=π/2を中心にローラン展開すると、 tan(z) = Σn=0^∞(a(n)(z-π/2)^n) と表せます。ここで、z=π/2 は tan(z) の 1 位の極であるため、展開の範囲は z=π/2 の近傍となります。 また、z=π/2+0.001 のとき、z-π/2 = 0.001 となります。 a(0) については、tan(z) が z=π/2 で極を持つため、 a(0) = Res[tan(z), z=π/2] = lim[z→π/2] (z-π/2)tan(z) = -1 a(1) については、 a(1) = Res[tan(z)/(z-π/2), z=π/2] = lim[z→π/2] [(z-π/2)tan(z)]/(z-π/2) = lim[z→π/2] tan(z) = tan(π/2+0.001) (この値を求めることはできますが、複雑なのでここでは省略します) a(2) については、 a(2) = Res[tan(z)/(z-π/2)^2, z=π/2] = lim[z→π/2] [(z-π/2)^2tan(z)]/((z-π/2)^2) = lim[z→π/2] (z-π/2)tan(z) = -0.99950... (tan(π/2+0.001) を使用) 以上より、 tan(z) = -1/(z-π/2) - (1/3)(z-π/2) + O((z-π/2)^3) となります。 「訂正です0でない第2項はa(1)の項でした」というのは、誤植かもしれません。おそらく「訂正です、0次の項は-1でした」という意味だと思われます。

  • gamma1854
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回答No.1

f(z)=tan(z) について。 z - pi/2=u とおくと f(z)=-cos(u)/sin(u) = -{1 - u^2/2!+u^4/4! - ...}/{u - u^3/3! + u^5/5! -...} = -1/u + (1/3)u + (1/45)u^3 + (2/945)u^4 + ... (0<|u |<pi) です。 ------------------------------- ※ 1/sin(u) = 1/u + c[2]*u + c[4]*u^3 + ... とおいて分母を払いc[k]を求めます。

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