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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:サンセベリアの縁の色が緑に(窒素多過))

サンセベリアの縁の色が緑に(窒素多過)

このQ&Aのポイント
  • サンセベリアの縁の色が黄から黄緑になってしまいました。窒素分を多く含んだ観葉植物用の肥料を与えたのが原因だと思います。
  • 身内が、他の観葉植物と一緒に化成肥料を施したようです。今のところ、縁の色以外に異常はなく脇芽もチラホラ出てきていますが、やっぱりサンセベリアと言ったらあの緑と黄色のコントラストが魅力なので....
  • 土中の窒素が切れたらまた黄色に戻るでしょうか?

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回答No.1

ご説明から察するにもしかするとサンセベリアのローレンチーという種類の斑入り品種(昔からトラノオと呼ばれている株)でしょうか。 これから新たに生えてくる葉なら元の黄色の部分(おそらく覆輪斑 ふくりんふ)が現れてきてくれるかもしれませんが(下記の説明による作用により確実とまでは言えませんが・・・)、今現在色が変わってしまっている葉だと、もう元の色に戻ってくれる事はおそらく望めません・・・。 黄色い部分(黄色い色なので黄斑と言います)は元々は突然変異によるもので、ほとんどその部分の表面に葉緑素が存在していないか少ない、何らかの原因で隠れていて表に色が出てこない状態です。それが与えてしまった肥料の成分の影響で葉緑素が活性化して強まり、おそらく隠れていたのが途中から強く発色してしまったのだと思われます。 ただ与えてしまった肥料の主成分であるNPKの成分比や窒素多過が直接の原因ではなく、窒素が葉の緑色を濃くするわけではありません。おそらく肥料と一緒に混ぜられていたミネラル類の一部がサンセベリアの斑入り葉株にとっては多すぎて(元々斑入り葉ではない株でならおそらく影響は無かった)今回の色の変化の原因になったと思われます。肥料によってはミネラルまでは表記されていないのに実際は含まれている事も多く、多肉植物だと斑入り個体が特に好まれ多いぶんミネラルの影響を受け易い物も多いので、以前大きな街の農協資材部(一般の人でも割引で販売してくれる)で見たことがありますが多肉植物生産業者が使う多肉植物専用肥料には含まれるミネラル分の種類まで書かれている商品もあります。 昔の事で私の記憶もあいまいなのですが確かモリブデンあたりだったかが葉緑素に関係していたものと記憶してます。これは「葉緑素 モリブデン」での検索で詳しい作用が調べられると思います。以前多肉植物栽培していた時に欲しい種類が含まれている組み物を通販で買った中に、斑模様が入りすぎて株全体の8割は白斑の散り斑という生き残る将来性の低い多肉植物も入っていて(見た目は非常に綺麗なのですがこういうのは親株から離すと短命)出来るだけ長く保たせようと葉緑素が少しでも増えてくれないかを調べ、モリブデンが多めに含まれている肥料を探し当て暫く与えていたことがあります。でも今考えればその種類の性質では少しぐらい葉緑素が増えても生きながらえる事は無理で、やはり半年もしないうちに突然弱り始め全体の葉が萎れて結局枯死しました。初心者向け販売の組み物に将来性の無いうぶ斑(白色のみ。ゆうれい斑ともいう)に近い様な株を混ぜて送ってくる生産者というのも今考えれば悪質ですよね・・・。 今回とは植物が違いますし、ちょっと状況も違うのですがおそらく似た様な原因で途中から葉の色が変化した経験を、私も昔したことがあります。 ポインセチアの葉がクリーム色の品種のミニ鉢を知り合いの花屋さんから2ついただいて鉢増ししようと同じくらいの量の土が入る、素材が全く違う2つの鉢へ同じ土を使って植え替え、同じ場所に並べて飾りました。鉢以外条件は全く同じです。 暫くすると片方の鉢の葉のすべてにところどころ赤い斑点が浮き出て来ているのに気が付きました。もう一つのプラスチック製の鉢に植えてある方の葉は全く変化なし。同じ水と同じ液肥を規定より薄くした物しか与えてません・・・。 日々斑点が多く大きくなっていき、クリーム色に赤い水玉模様の様な見た目にまで劇的に変わってしまい、ようやくこれは鉢の素材が原因では?と感じました。でも当時はその原因まではわかりませんでした・・・。 その後趣味で陶芸を始めいろいろ知識を得たことで詳細が判明しました。その鉢は隣町に住む若い陶芸家が地元の粘土を使い、本州で修業し覚えたという技法で作った、粘土を手捻り形成した後生乾きのうちに模様を表に描き釉をかけずに焼いた「手捻り形成」で「焼き締め」の1品ものの鉢で、その陶芸家の作業場を訪ね直接購入したもので作り方も詳しく教えていただいていました。 私がサークルで覚えた器の焼き方は一般的な焼き方の、形成後乾燥させ素焼きしてから釉をかけたり模様を書いて高温で本焼きする方法で、工場で精製されたきめ細やかな泥から水分を抜いて熟成した、粘りが強い粘土を使ってろくろを回し締めながら形作るので割と薄めに形成できるのですが、その陶芸家の手法だと生乾きで模様を書いたり釉をかけると崩れ易いのでどうしても厚ぼったい作品に成りますし、作り方も手で押さえ形を作るくらいで強くは締められないので粘土の結合が甘く、合計焼成温度も少ないので中に細かい気泡も多くガラス質なども完全には硬化できず強度は弱めに出来上がります。茶道のお茶碗で言えば楽焼に近い感じです。 使われていた粘土もこの辺一帯に多いレンガや暗渠用土管に使われる赤い粘土を陶芸家自身が掘って来て混ざっている小石やゴミを取り除き熟成させただけの水簸もしていない粒子が粗い物。この粘土の赤は鉄分が酸化した物で焼くと赤茶色やこげ茶に成ります。本来は器として使うにはそのままだと粘度が低く高温で焼けばへたり易いので精製しレンガを焼く時の温度はへたらない様に、器を焼く時よりも低めの温度で焼くしかありません。 おそらくこの鉢も焼成温度が低めで、内側はかなり表面が粗く粘土の大きな粒も混ざったまま見えていたので内部には細かい気泡が多く含まれていたのでしょう。焼きが甘い鉢に直接土を入れて植え、水を与えているうちに鉢の内部から鉄分が徐々に土の方へ染み出してきて土内に溜まったか、ポインセチアの細い根が鉢の内側に張り付いて伸びたかで根が鉄分を多く吸収して株内へ取り込み、鉄分は植物の赤い色素に影響する成分なので、元々何らかの原因で葉のクリーム色に隠れ発色出来ていなかった赤い色素が活性化して表面に多く表れたのでしょう・・・。ポインセチアの葉の基本色は短日がきっかけで紅葉しての発色、その赤の代わりのクリーム色なので赤い色素は消えているものと思ってたら赤くなる素はしっかりと残っていてただ隠れていただけ(本来なら隠れていたまま終わるはずだったのが、私の行いで偶然出現した)だったんですね・・・。でもクリーム色に赤い水玉模様というのはちょっと気味悪かったです・・・。 おそらくこれに似た作用によって、肥料に含まれていたミネラル成分のうち葉緑素に働く成分が過剰に働いてしまい緑色が出現し斑模様が薄れてしまったのでしょうね。ちなみにこの状態を斑抜け(ふぬけ)と言って葉緑素が多い程育ち方も勢いが良いので、もしこれから育つ新しい葉に斑模様が出て来て育ったら、独立出来るくらいの大きさに育ち次第親株から株分けして別の鉢に植え替えた方が良いです。これから育つ脇芽や不定芽が全て斑模様入りなら全部一緒に生えてても大丈夫でしょうが(斑入りの新しい株が多いなら緑の葉のは自然に枯れるまでそのまま)、一つの芽だけが斑模様入りで育ち他の芽は斑模様が無いなら、緑色の多い方が勢い良く育つ分斑入り株には養分が行きにくくなって将来枯れる可能性があります。 斑模様が復活してくれれば以降は不適切な肥料さえ与えなければ斑模様のある葉ばかり生えてくるはずですが、もし新しい葉にも斑模様が出て来ないなら斑模様の無い株として育てるしかありませんが、根元から脇芽が生えてきたり土の中の根から不定芽が生えてくると、そちらの方に斑模様が入って育ってくれる可能性はあります。 私の場合サンセベリアではありませんが花屋に並ぶクンシランの鉢植えの中に葉の一枚にだけ細い筋状の斑模様が見える斑抜け株を見つけ、その根元近くの土から出始めている芽が斑模様入りの様なので購入してみたところ、その芽が伸びて来ると葉一枚が縦に緑とクリームに分かれて生えてくる「分け斑」の葉の株に育ったことがあります。 あと、サンセベリアは観葉植物として扱われることが多いですが実は好む環境や土質、育ち方はかなり違うので他の観葉植物と同じ扱いは出来ません・・・。 サンセベリアは多肉植物で本来乾燥した環境を好む植物です。熱帯性の観葉植物の多くはジャングルの様な湿度が高い環境を好み水分を欲しますが、多肉植物の多くは乾燥の強い荒れ地や砂漠に生え水分はあまり必要としない植物。今後観葉植物用の肥料を与えたり観葉植物と同じ扱いはやめて下さい。 詳しくは「多肉植物 サンセベリア」の検索で管理の方法が調べられると思いますが、もしローレンチーであれば「サンセベリア ローレンチー」で検索した方が詳しいです。 もし違う種類の様でしたら、サンセベリアは本来種類がとても多くて系統が違うと好む土や環境もかなり違う事が多いので、まずは「多肉植物データベース」というサイトを利用して種類名や品種名を調べると良いです。トップページの検索機能でサンセベリアを検索するとまず各種の学名や日本での呼び名が書かれているページに変りますので、そのページの右上にある写真と書かれたところをクリックすると各種類や品種の画像がたくさん並んで出てきますので、まず斑模様の有り無しは別にして株自体の全体の姿(見た目が有茎か無茎か・葉が長いか短いか・葉の幅が広いか細いかなど)や、緑の部分にある地模様が似ている物を探してみて(数ページ分全て見てみて)、これが似てると思う画像の下に書かれている種類名を元にグーグルなどの検索エンジンを使い「サンセベリア 種類名 斑入り葉」のキーワードで画像検索してみるとヒットした画像の中に同じ物が見つけられると思うので、そのサイトで種類名や品種名を確認。もし栽培法までは見つからないなら更に「サンセベリア 種類名か品種名 管理方法」のキーワードで探して見ると良いです。

lapislazliy
質問者

お礼

とても詳しくご説明して下さりありがとうございました。おっしゃる通り、サンセベリア・ローレンティーです。 窒素分が多い=緑色が濃くなるとは一概には言えないのですね。これを機に肥料についてより知識を身に着けたいと思います。

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