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動物性肥料と植物性肥料

動物性肥料と植物性肥料の異同を調べています。 肥料分の多さは、動物性だと思いますが、 ではどのくらい強さが違うのか成分比などが 分からず、知りたいです。 また緩効性は植物性だと思いますが、 ではどのくらい動物性よりもゆっくりなのか 分からず、知りたいです。 さらに、動物性には虫が来ますが、 植物性には来ないのでしょうか? 一説では化学性でさえもチッソが多いと来る という話もありますから、虫が来るのは同じなのか 分からず、知りたいです。 化成肥料と天然肥料との違いは良く知られていますが、 動物性肥料と植物性肥料の異同の知名度が低いのは 妙なことで、知りたいです。 よろしくお願いします。

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回答No.1

こんにちは 例えばタンパク質として抽出してしまえば同じなのでしょうが 構成元素から見れば、厚い炭水化物(セルロース)で細胞を包み、 液胞の水で肥大している植物はCHO成分が多くなります。  無論これらは肥効成分にはなりません。 http://y-arisa.sakura.ne.jp/link/yamadaka/animal-cell/seibun/kousei-bussitu.htm  元素で比較すれば動物はN,Ca,P,K,Sが桁違いに多く、 (Nは1/100、CaとPは1/200、Kは1/40、Sは1/20) これらはわずかでも大いに植物体を育てます。 >また緩効性は植物性  植物はCに対しNが少ないため、土壌微生物による分解が 悪くなります。無機化しにくい分小出しにしか作物に利用 されません。加えてポリフェノールなどの抗菌物質を含んで いる。さらに、クチクラで水をはじく分土壌微生物の作用は 弱まります。 >ではどのくらい動物性よりもゆっくりなのか  条件により異なるため一概にその速さは言えませんが、 お近くの公園や山の林床をご覧ください。秋になっても昨年の 落ち葉は分解されず、イチョウに至っては一昨年の葉も見受け られます。余談ですがこの分解しにくさを調べ、上手に腐植化 することが農業技術の肝要です。 >動物性には虫が来ますが、植物性には来ない  来ますよ。家の観葉植物の鉢から湧くキノコバエとか、 製材所で詰まれた樹皮で大繁殖するハエとか、種類は限られ ますが、競合者がいない分大いに湧きます。  最後に施肥の考え方ですが、施肥とは作物に必要成分を与 えるだけではありません。「土作り」の肝要は豊かな土壌形成 です。砂泥に完全肥料と言われるハイポネクスを施しただけでは 作物は育ちません。  砂泥では保水性・保温性・保肥性・通気などの要素に欠ける からです。単純に云えば砂浜に桜を植えた場合、すぐ枯れます。  砂泥に腐植を与え、団粒を作らせることが豊かなふかふかの 土作りに欠かせないのです。そして腐植は文字通り「腐った 植物」なのです。  植物遺体からできた難分解性のフミン酸などが砂粒をつなげ 団粒を形成します。某アイドル?グループが畑に沼底泥や 海藻のヌルヌルを入れていたのは、このことです。 https://shisetsuengei.com/news-column/growth-up/growth-up-056/ >動物性肥料と植物性肥料の異同の知名度が低いのは妙なこと  両者では施肥の目的が根本で異なるからでしょうか  両方大切な物で、当方は優劣を付けて考えたことがありません。ではでは  

gesui3
質問者

お礼

>(Nは1/100、CaとPは1/200、Kは1/40、Sは1/20) これは、大へんな違いですね! 化成肥料でも須らく虫は来るんですかー。 困ったもんです。

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