褥瘡 壊死組織の軟化・自己融解について

質問

褥瘡治療に用いられる外用薬やドレッシング材の中には「壊死組織の軟化・自己融解を促進する」ものがある（ゲーベンクリーム1%、ハイドロジェルなど）と聞きました。

これらは、その水分含有量の高さから補水作用を働かせて、壊死組織を「軟化」させるのは想像できますが、なぜ壊死組織が軟化すると自己融解が「促進」されるのでしょうか？
何となく、硬いままよりもふやけていた（軟化した）方が融解しやすそう…、とは思うのですが、はっきりした理由が分かりません。

また、自己融解とは「その細胞が有する酵素により、細胞自身が分解される」ことを指すようですが、褥瘡における自己融解では「滲出液中の酵素」による自己融解を説明する参考書や関連サイトが多くみられます。

これは、滲出液が全くない乾燥した壊死組織では、ゲーベンクリーム1%やハイドロジェルで「軟化」はすれど「自己融解」は発生しない、ということなのでしょうか？
あるいは、壊死組織があって滲出液が全くない、という状況自体がないのでしょうか？

どなたか解説して頂けると幸いです。

回答No.1

takochann2 · ベストアンサー

褥瘡は専門ではないので、期待されているレベルの回答なのか不明ですが、ゲーベン等のドレッシングは湿潤環境を保つことで浸出液の乾燥を防ぎ、自己の分解酵素の活性を保つということです。浸出液は正常な組織部分からのみ分泌されますので、乾燥が進みすぎたり量が多い場合は外科的に切除します。

お礼

たしかに、自己融解を維持できる湿潤環境の形成という意味では、広義で自己融解の促進とも言えなくもなさそうですね。

大変参考になりました、回答して下さり有り難う御座いました。