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hi, huの発音の仕方
当方現在語学の発音について勉強しているのですが、日本語では使用しない音が色々とあるなど、大変興味深く感じています。 勉強していく中で日本語のは行の音は特殊で「は」「へ」「ほ」の子音は同一であるものの、「ひ」「ふ」は異なる、「ふ」の子音は「ふぁ」「ふぃ」などと同一であると知りました。 そこで気になったのですが、「は」の子音に母音「う」または「い」を付けるとどのような音になるのでしょうか。また「ひ」の子音で母音「あ」「う」「え」「お」を付けるとどのような音になるでしょうか。 当方も自分なりに試してみてはいるのですが、発音に自身がもてません。音声などを紹介頂ければありがたいです。 拙い質問本文ではございますが、何卒宜しくお願い致します。
- qq542vev
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1。「ハ行子音」は大きく分けて3種あり、おっしゃる通り「ヒ」の子音は [ç] 、「フ」の子音は[ɸ]で、「ハヘホ」は [h] です。 2。ヒとフに五つの母音をつけると下記のようになります。 子音 [ç] ヒャ /ça/ ヒ /çi/ ヒュ /çu/ ヒェ /çe/ ヒョ /ço/ 子音 [ɸ] ファ /ɸa/ フィ /ɸi/ フ /ɸu/ フェ /ɸe/ フォ /ɸo/
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- Nakay702
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以下のとおりお答えします。始めの方では、お尋ねとかなり離れたことを申しあげますが、あとでつながると思います。 >「は」の子音に母音「う」または「い」を付けるとどのような音になるのでしょうか。⇒それは、それぞれ発音記号で [ɸu] [çi] と表記される音になります。[ɸ] は両唇摩擦音、[ç] は硬口蓋摩擦音です。ついでに、[h] は声門摩擦音です。(これらの記号は、「国際音声字母協会」が指定している字母です。) 日本語の「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」の音声を発音記号で表せば、それぞれ [ha] [çi] [ɸu] [he] [ho] となります。これらのうち、特に [çi] [ɸu] にはあまりなじみがありませんが、それには理由があります。我々日本人は、実際には、つまり音声レベルでは異なるこれらの各音 [h] [ç] [ɸ] を「すべて同一の音(=音素/h/)として感じている」からです。 どういうことかといいますと、細かくてすみませんが、「音声(phone)、音素(phoneme)、異音(allophone)、相補分布(complementary distribution)」などの術語を使って説明しなければならなくなります。 心理的に同一と感じる音声を音韻論上では「音素」といい、/h/ のように / / で囲んで表します。これに対し、実際に即して科学的手法で識別される音を「音声」といい、[ ] で囲んで表します。ところで、この場合、「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」の音声が、[ha] [çi] [ɸu] [he] [ho] となるのは上に見たとおりですが、互に異なるこれらの頭音 [h] [ç] [ɸ] は、実は一つの音素 /h/ に属する異音であって、これらが「相補分布」する、という格好になっています。 「相補分布」とは(これがお尋ねの疑問に答えるカギになると思います)、自然の音声としては異なるものが、一つの、同一の音素として認識される音声の集まりをいう、ということです。すなわち、[h] は、直後に来る母音によって音質が変わる、ということを意味します。つまり、[h] は、[i]の前では[ç]となり、[u] の前では [ɸ] となり、その他の母音の前では [h] のままである、という実情によります。それゆえに、音韻論的には「これら3つの異音が1つの音素に所属する」という解釈(音韻体系の説明)ができるわけです。 ということで、 >日本語のは行の音は特殊で「は」「へ」「ほ」の子音は同一であるものの、「ひ」「ふ」は異なる、「ふ」の子音は「ふぁ」「ふぃ」などと同一であると知りました。 ⇒とおっしゃるのは、音素と音声のレベルを混同したことによる発想ではないでしょうか。《日本語の「は行音」は確かに特殊で、「は」「へ」「ほ」の子音(頭音)は音声レベルでも音素レベルでも同一である。他方、「ひ」「ふ」の頭音は音声レベルではそれぞれ異なるものの、音素レベルでは互に、また、「は」「へ」「ほ」のそれとも同一である》というのが私の回答になります。 また、 >「ひ」の子音で母音「あ」「う」「え」「お」を付けるとどのような音になるでしょうか。 ⇒とのお尋ねに答えるとすれば、《音声レベルでは、それぞれ [çaひゃ] [çuひゅ] [çeひぇ] [çoひょ] のようになるが、(日本語音素のレベルではそれぞれ /ha/ /hu/ /he/ /ho/ と同一なる(そう解釈される)》と申しあげるしかありません。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15295/33014)
#1です。補足です。 h にイ、ウをつけると、日本後にはない音になります。英語の who、と he が例になると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 回答1と合わせ、わかりやすいです。
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ご回答頂きまして誠にありがとうございます。ご返信が遅くなり誠に申し訳ございません。 とても専門的な回答を頂いた故、当方の知識ではどのように返信してよいか、考えあぐねているうちに時間が過ぎてしまいました。 今回のご回答によって当方の音声、音韻などの知識が大きく不足していると痛感致しました。OKWAVEにてまた音声、音韻についての質問することがあるかと思いますが、その際は忌憚なくご回答を頂ければ誠に幸いでございます。