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野村克也

野村克也は、南海でドン・ブレイザーと会ってシンキング・ベースボールに目覚めます。 そして、以後、ID野球と命名して、野村は、メジャー仕込みの考える野球の代名詞的存在となります。 しかし、その前から川上哲治は、ドジャースキャンプで影響を受けて、巨人のV9を「管理野球」により成し遂げます。 また、古葉監督による広島黄金時代は、ルーツ監督によるものです。また古葉は南海で野村の影響も受けてはいます。 川上チルドレンの広岡、森も管理野球の継承者です。 さて、みんなメジャー仕込みの新たな野球を持ち込んでるのですが、野村は、他とどう違うのでしょう。大して変わらないのでしょうか?。

みんなの回答

  • 2332tutu
  • ベストアンサー率25% (109/427)
回答No.5

野村氏の最も尊敬する監督が川上氏なので、系譜を辿っているのは間違いないでしょう。野村氏の偉大なところはそれを自分流にアレンジしてID野球に発展したことです。 いろいろ言う人はいますが、彼の教え子の多くが指導者や球団スタッフとして活躍していることを思うと、一時代を築いた大人物と言えますよね。他に類を見ないと思います。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 結局のところ、オーエヌを超えたでしょう。もはや。月見草ではない。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11121/34623)
回答No.4

まずもって同じ「メジャーからインスピレーションを受けた」でも、やってることは全然違うと思いますけどね。 例えば広島を変えたルーツ監督がやったことは、紺色のチームカラーを戦う色の赤色に変えたことや、常に全力プレーを求めたことなどです。技術的な部分より、精神的な部分が大きかったように思います。 川上監督が取り入れたのは「勝つためのチームプレー」ですよね。プロ野球の最終的な目的はチームが勝つことであり、そのために選手がどうプレーするかであるという概念を持ち込みました。 ID野球は、「全てはチームが勝つためである」という点では川上監督と同じではありますが、もっと細かいことまで追及するということになるかと思います。 バッターに対する第一球が、ノーアウトランナーなしとツーアウトランナーなしじゃ変わってくるだろ?となるのがID野球です。なぜ同じランナーなしでもノーアウトとツーアウトでは変わってくるのか。ツーアウトだと後先考えなくていいから、バッターは大振りができます。そうするとホームランを打たれそうなボールは禁止で、フォアボールはむしろアリです。ツーアウトでランナー一塁でも状況はたいして変わらないですからね。でもノーアウトからいきなりフォアボールはダメです。 「そういうことを考えて野球をやりなさい」がID野球です。 更に野村監督の野球観は哲学の領域にもなりましたね。「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」とは元々は「甲子夜話」からとられた言葉ですが、野村監督の名言として世に広く知られるようになりました。 野球の技術論だけではなく、人はどう生きるかというような領域まで話を広げたのがID野球だったと思います。野球だけではない他のスポーツや、ビジネスマンなどにも大きな影響を与えた人だったと思います。 サチヨさんとのアレはまあ、アレでしたけどね・笑。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 まさに、求めていた回答です。 甲子園かと思ったら田沼意次ですか。奇しくも野球っぽいタイトルだこと。 野村監督が到達した高みは、かくも凄いわけです。イチローや前田の求道は、単にバッティングの範疇で、オール野球での哲学は野村教とも言えるでしょう。 升田幸三ですね。 野球のセオリーには勝ちに直結しない事も多いですよね。 5回で勝ち投手の権利は時にチームの勝利を狂わせる、セーブも同様。スターティングオーダー、4番が強打者、は、二回以降は、関係ない。 野村は、非常識でも、トライした。 いずれにせよ、日本人は、メジャーより上と信じたがるところがあるけど、メジャーは、ずーっと新しい理論を毎年のように取り入れています。 ツーシームだの球種もそうだし、出塁率や長打率など、全部メジャーからの発信だ。オープナーとかね。 メジャーリーグでは、野村のようなのは、当たり前みたいなとこがあります。

  • kon555
  • ベストアンサー率51% (1845/3564)
回答No.3

>>メジャーについての理解が不足していた  というよりも、どの方々も当時先進的だったメジャーの理論を「そのまま持ち込んだだけ」ではないはずです。当然そこには独自の研鑽やアレンジがあるはずですし、プレイヤーとして自分個人で工夫するならばともかく、監督として周知していくには選手側の理解力、常識という部分が絡みます。  故に個々の監督を直接比較し、理解度をどうこう言うのは少し違和感があります。    ただ、野村氏の場合は現役時代の経験上「工夫して結果を出す」という感覚が身についていた可能性は高いです。配球理論にしてもメジャーと日本では明確に異なりますし、心理面にまで踏み込んだ分析は国民性も絡みますからね。  要は「それぞれの監督の個人的体験としてメジャーリーグに関連する経験(キャンプなり経験者なり)を持つが、そこから独自の発展を遂げた」という事ではないかと。  また時間軸的には川上哲治氏→野村克也氏→古葉竹識氏の系譜であり(野村氏がかなり長年監督をやっていたのでちょっと複雑ですが)その辺りからも一概に比較できるものではないと思います。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 そうですね。結局は、現場ですからね。 しかし、他の多くの監督が、現場しか知らず、自分のやってきた事の反復にすぎなかったのに対して、メジャーに学ぶというのは、一足飛びに、飛躍することになると思います。 ドジャース、ブレイザー、ルーツは、とてつもないインパクトだったでしょう。

  • yaasan
  • ベストアンサー率22% (2728/12284)
回答No.2

簡単に調べてみたのですが、どの人にも言えるのが、日本の野球が体力勝負だけをしていて、自由奔放だったところにメジャーからの考える野球を取り入れて、様々な規律を作って勝ちにいく野球をやるように変えたところでしょうか。 みんな同じようなスタートだったと思いますが、ノムさんだけ現場(監督)の時代が長く続いたので、そこに独自の人間学としての理論が積み重なっていったのだと思います。 森さんが活躍してた90年代ぐらいまでは、私生活も含めた管理野球でも選手が活躍できたのですが、世紀を超えた今、そこまで管理しているとパワハラという言葉で一蹴されてしまいます。ノムさんはそういう時代の流れも読み、選手の個性を生かす野球をして、勝てないチームを強くしていった。そういう感じがします。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 ヤクルトのヤンチャな選手、阪神の大人しい選手、楽天の金の卵など、うまく育てた感じはわかります。 勝手に、話を進めますと、野村は、戦術のシンキングを追求した。例えば、ホームスチールや、ギャンブルスタート、投手新庄など。 川上は、あくまで、ゲッツーとか技術の導入であり、戦術ではない。 てなところでしょうか。

  • kon555
  • ベストアンサー率51% (1845/3564)
回答No.1

 他の智将名将と呼ばれる方々と、野村克也氏の最大の差異を探すとすると「配球」という部分に行きつくのではないかと思います。  氏の現役自体のポジションが元々キャッチャーであった事、打者としても「狙い球を絞る」「クセを読む」といった方法で三冠王に輝いた事など、氏の配球に対するこだわりはやはり他の監督たちとは一線を画すものです。  野球はストライク、ボール、アウトのカウントの組み合わせは全部で36種類ありますがそれぞれの時の打者・投手心理にまで踏み込んだ配球理論を構築し、またそれを他者に対して分かりやすく伝達したという事の意義は大変大きいものがあります。

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質問者

お礼

ありがとうございます。おっしゃる通りかと思います。 そうすると、同じメジャー仕込みでも、捕手じゃない古葉や川上は、メジャーについての理解が不足していたという事でしょうか。同じ捕手の森はどうでしょう。

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