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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:日本に苗字や名前の概念はいつからあったのか)

日本の名前文化の起源と苗字の歴史

ichikawa2017の回答

回答No.5

>日本に名前(セカンドネーム)はいつからあったのでしょうか? 男性については比較的古くからあったようですが女性については鎌倉時代以降と考えられています。 源氏物語の作者である紫式部や枕草子の作者の清少納言なども現代で言う実名は不明です。 >漢字が伝来する以前にも親が子に名前を付けるなどによる単純な人名の文化はあったのでしょうか? 文字史料が残っていませんので不明です。 >また苗字(名字)はいつからあったのでしょうか? 御質問の趣旨とは異なりますが「名字」という言葉が該当するものが現れたのは平安時代に荘園が発達した以降のことです。 >天皇(大王)が初めて誰かに氏や姓を与える以前には無かったものなのでしょうか。 氏を表す名称は古くは地名に由来していましたので藤原氏や源氏などのように天皇から授けられたものよりも古いものがありました。 「姓」はせいと読む場合とかばねと読むばあいとで発祥が異なります。 「かばね」も「氏」と同様に天皇から授けられるよりも前からのものがありました。 >千家などより「古い苗字」は無数にあってもおかしくないのではないでしょうか? 千家と言われているのは出雲大社の千家でしょうか。 であれば出雲大社の祭祀が千家と北島家に分裂したのは南北朝時代ですのでこの千家よりも古い苗字はいくらでもあるということになります。 >別の家庭の人間と共同で作業するときに同名の人間がいたので混乱したというのは、今の苗字に当たる概念を思いつく動機としてあり得るでしょう。 ご指摘の考え方に基づいて考えられたのが地名や住居などの位置関係です。 上田、中田、下田などが位置関係に相当します。 但し、文字が使われる以前の時代がどうであったかは不明です。 現在も家族や親族の間では名前を使わずにお父さん、お兄さんなど家族関係で呼び習わすことがあります。 >また単に、家長に当たる者が自己主張が強かったために名前だけでなく自分で考えた今の家名(結局は苗字)に当たるものを共同で生活する女や子供に強制的に名乗らせるという動機も無きにしもあらずです。 氏族に代わって「家」と言う単位が生れたのは中世以降でとくに武士階級で使われた概念です。 子女に家名を押しつけるという考え方が採られたことはありませんでした。 自分がどこの家に所属するかは子女自ら名乗っていました。 家長などという言葉は明治以降に使われた言葉です。 >結局、確かに千家というのは最古の苗字ではあるが、もっと前に発生した、子孫に継承されずに忘れられた苗字というものは弥生時代や縄文時代などにもたくさんあったと思うのですが、 日本の場合、厄介なのは氏にせよ姓にせよ漢字とともに中国から制度が入ってきていますのでそれ以前がどうであったかは推定の域をでません 弥生時代や縄文時代には文字史料がありませんので確実に断言できるものはありません。 物に名称があるように人間にも個々に名称があったはずだということであればご指摘の通りかと思います。 個々の名称として「氏」や「家」などの区分に使われたものもありそれが継承されて行く際の継承方法が時代によって変わってきています 現在使われている「氏名」という言葉が表す意味とは異なる概念が含まれていますのでご注意願います。 家長などという言葉が使われる家制度というのは明治憲法下で定められたものです。歴史的に「○○家」などと使われる際の「家」とは異なりますのでご注意下さい

dorawii
質問者

お礼

回答ありがとうございます。勉強になりました。家長という表現を使ったのは誤解のもとでした。単純に核家族の形態をした生活共同体について、自己主張の強い親が子供たちに対して、その名前のさらに上に共通の言葉を付けて名乗らせることを強制させるようなことはあったのか、ということを聞きたかったです。

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