「同上」とは?引用文中の注意点と使い方

このQ&Aのポイント
  • 論文の引用文中に「同上」という表現が使われることがあります。しかし、引用元のない注が入った場合には注意が必要です。この記事では「同上」とは何か、そして引用文中での注意点と使い方について解説します。
  • 「同上」とは、同じ文献からの引用が続いた場合に使われる表現です。しかし、引用元のない注が入った場合、「同上」が指している「同」が前のページの注になる可能性があります。そのため、注意が必要です。
  • 引用文中で「同上」を使用する場合は、直前の引用文と同じ文献からの引用であることを明示するために使用します。しかし、引用元のない注が存在する場合には注意が必要です。適切な使い方をするためには、間に入る注の内容や位置によって使い分けることが重要です。
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論文の「同上」について

同じ文献からの引用が続いた場合には「同上」という表現を使います。例えば、以下のような形です。 【一】山田太郎『山田の世界』山田社、1999、34頁。 【二】同上。 ただ、その間に、引用元のない注が入った場合どうなるのでしょうか。それでも「同上」でよいのでしょうか。例えば、以下のようなケースです。 【一】山田太郎『山田の世界』山田社、1999、34頁。 【二】山田次郎とは山田太郎の弟のことである。 【三】同上。 このように二つ前くらいならば、さほど不自然さはありませんが、この理屈だと、間にいくつも注が入ることによって、同上が指している「同」が前のページの10も前の注ということもありえることになります。それでも構わないのでしょうか。もしくは(引用元を記す注ではなくとも、間に注が入った時点で、次の注は)「山田(1999)34頁」と書くべきなのでしょうか。 どなたかアドバイスください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kifimi
  • ベストアンサー率72% (425/586)
回答No.2

論文のスタイルは、専門分野によって少しずつ違うので、まずはその慣例を知って、それに従うことです。 あなたの分野はわかりませんが、この注釈形式は、人文学系の伝統的なスタイルかと思います。 質問文に挙げているの注釈形式では、一般的に、「山田(1999)」というスタイルは併用しないはずです。 「山田(1999)」のスタイルを使うならば、引用箇所ごとに注番号を付ける注釈形式ではなく、論文末尾に引用文献一覧を挙げて、本文中で「山田(1999:34)」のように引用箇所を指定します。 >【一】山田太郎『山田の世界』山田社、1999、34頁。 >【二】山田次郎とは山田太郎の弟のことである。 >【三】同上。 これだと、「同上」が指すのは「注二」の内容であり、「注一」の文献を指すということにはなりません。「二つ前くらいならば、さほど不自然さはない」という感覚は、違います。 このような場合は、 【一】山田太郎『山田の世界』山田社、1999、34頁。 【二】山田次郎とは山田太郎の弟のことである。 【三】注二に同じ。 とするのが良いでしょう。 また、引用文献は同じでも該当ページが異なる場合は、 【一】山田太郎『山田の世界』山田社、1999、34頁。 【二】山田次郎とは山田太郎の弟のことである。 【三】山田前掲書、xx頁。 のように書くこともあります。 【三】注一参照、xx頁。 でも良いでしょう。 なお、「同上」だと横書き体裁のときにしか使えないので、縦横どちらでも使えるように「同前」とすることが多いかと思います。

Directio
質問者

お礼

ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.1

 論文をどこに出すか、で決まります、学位請求論文なら主査に聞けばいいし、学術雑誌に出すなら、雑誌雑誌で違うのでその雑誌の前例を見れば良いと思います。  山田太郎の著作が二つ以上あれば、その1を1999で、その2を2001と決め、 間に何か入れば「山田1991」で、2度目はそれでいいとするのも一案です。  どうせ主査や、学術誌の編集委員に直されますから、ここで聞いても手間がもう一度増えるだけです。

Directio
質問者

お礼

ありがとうございました。

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