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今宮沢賢治の童話を読んでいます。分からないところに会いました。助けてください。

 童話の一部分ですけど。よろしくおねがいします。 北守将軍ソンバーユーは涙を垂れてお答えした。 「おことばまこと賢くて、何とお答えいたしていいか、とみに言葉も出でませぬ。とはいえいまや私は、生きた骨ともいうような、役に立たずでございます。砂漠の中に居ました間、どこから敵が見ているか、あなどられまいと考えて、いつでもりんと胸を張り、眼を見開いて居りましたのが、いま王様のお前に出て、おほめの詞をいただきますと、俄かに眼さえ見えぬよう。背骨も曲ってしまいます。何卒これでお暇を願い、郷里に帰りとうございます。」 「それでは誰かおまえの代り、大将五人の名を挙げよ。」 質問(1)「とみに言葉も出でませぬ」ちょっと分からないのですが詳しく教えてください。 質問(2)「とはいえいまや私は、生きた骨ともいうような、役に立たずでございます。」意味も分からないのですが。 質問(3)「どこから敵が見ているか、あなどられまいと考えて」意味は?

  • aifen
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noname#11434
noname#11434
回答No.2

tokoさんが、きれいに解説されているので、加えられることは何もないのですが、ちょっと個人的に補足したいと思ったことだけ書きます。 (3)について、 「あなどる」(基本形:きほんけい)look down on 「あなどら・れる」(受身形:うけみけい)be looked down on 「あなどら・れ・まい」(受身形+否定の意志)won't be looked down on 「まい」は、否定の意志を表す助動詞で、英語のwill not, won'tと同じ。 「あなどる(侮る)」を一語でほかの言葉に言い換えると「みくだす(見下す)」という言葉もありますので(あまり、いい言葉ではありませんが)、同じような変化を書いて見ます。 「みくだす」 「みくださ・れる」 「みくださ・れ・まい」 あと、質問にはありませんでしたが、将軍のせりふ(台詞)は、字余りもありますが、ほぼ、きれいな七五調になっていますね。お気づきでしたか?   「おことばまこと(7)かしこくて(5)、なんとおこたえ(7)いたしていいか(7)、とみにことばも(7)いでませぬ(5)。とはいえいまや(7)わたくしは(5)、いきたほねとも(7)いうような(5)、やくにたたずで(7)ございます(5)。」 日本語として語呂のよい、調子のよい口調(リズム)になっているんですね。

aifen
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教えていただきましてどうもありがとうございました。すごく助かりました。

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  • toko0503
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回答No.1

こんにちは。 質問(1)「とみに言葉も出でませぬ」 とみに→ 急に、すぐには、とっさには 「どう答えたらいいのか、すぐには言葉が出ない」 質問(2)「とはいえいまや私は、生きた骨ともいうような、役に立たずでございます。」 「そうは言っても、もう今では、私は(年取って)生きていても死んでいるような(骨になっているような)役に立たない老人になってしまいました」 質問(3)「どこから敵が見ているか、あなどられまいと考えて」 「あなどる」→ 相手を(弱いやつだと)軽く見る 「あなどられまい」→ 軽く見られないようにしよう 「砂漠の中にいた間、どこから敵が見ているか分からないから、(攻撃されないように)いつも緊張して、決して弱々しく、軽く見られないように、……」

aifen
質問者

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教えていただきましてありがとうございました。すごくたすかりました。

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