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数学的帰納法の手品
- 白黒の碁石を多数混ぜて積み上げた山から、無造作にいくつかの石をつかみ取ると、その中には同色の石だけが入ることを証明します。
- この証明は数学的帰納法を用いて行われます。
- 数学的センスがない人でもわかりやすく説明します。
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質問者が選んだベストアンサー
(1)つかんだ石が1個の場合確かに成り立つ。 (2)n=1個のとき成り立つと仮定する。 ここで 白1個 黒1個 合計 n+1=2 個の碁石をつかんだとして、 この内の 白1個 を一応除くと(2)の通りすべて 同(黒)色 である 次に除外した白石を元に戻し 他の石 黒1個 を除いてみるとやはり同様に 同(白)色 である だけれども 手の中の碁石は 白1個 黒1個 は同色ではない 最初の 「 同色 」 と 次の 「 同色 」 は 「 同色 」でないから誤り
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- tmpname
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別に数学的帰納法の適用法が間違っているわけではない。途中の論理展開がおかしいだけ。 つまり、(2)において、 「n+1個の碁石があって、その中の任意の1個を除外すれば残りのn個が全て同一色であるものとする。この時その n+1個の碁石は同一色である」 ことが証明できれば、(要は(2)の文章の最後の『よって』のところがきちんと証明出来れば)(2)も正しく、従って「証明すべき命題」は成り立ちます。 で、上のこと(つまり、(2) の文章の最後の『よって』のところ)が実は間違っている。というのも、n=1として、n+1=2個の碁石を持っているものとする。この時の碁石が黒1個、白1個とすると、この2個の碁石の内、任意の1個を除外すると、残りのn(=1) 個の石は同一色であるが、元々の2個の碁石は同一色でない。従って、(2)の『よって』以降の論理展開は、正しくない。 要は、『よって』とか書いてある所について、「本当にそうか?」と疑問に思わなくてはいけない。(世にある数学の本でも、「よって」という言葉以下の部分が間違っていることはよくあります)
- f272
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(2)は成立しない。言い換えると「よって手の中の碁石はすべて同色である」は成り立たない。 n=1の場合で考えてみれば明らかです。
お礼
丁寧な回答まことにありがとうございました。他のお二方にもお礼申し上げます。 なかなか自力では思いつかないものです。