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精神科医ができること
心療内科や精神科に通院して先生ができることは 患者の根本的な悩みの解決ではなく 一般的な日常生活ができるようになる薬物治療だけでしょうか?
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家吉田 修(@osamucom0409) 産業カウンセラー
こんにちは。 読ませていただきました。 切ないご相談ですね。 精神科医はお医者さんですから、内科医が患者さんの風邪を淡々と治すように、精神の病を淡々と治すのが良いお医者さんなのでしょう。 このようなことは、ほかの回答者さんもすでに答えていますし、あなたもこのことはわかったうえで、なにか本当にと自分のことをすべて受け入れて癒してくれるような人をお探しなのではないかと思いました。 ところで「患者の根本的な悩みの解決」という考え方には、大きな前提があります。 自分が「何かについて悩んでいる」というのは、悩む原因があるとお考えなんだと思います。 そして悩んでいる自分は、何か欠けている不完全な人間であるとお考えかもしれません。 それで精神科のお医者様に頼るという発想の背後には、この「悩みの原因」を取り除くことで「患者の根本的な悩みの解決」をするということ、不完全な人間から完全な人間になるとお考えなのかもしれないと思いました。 この発想では多分うまくいかないと思います。 カウンセリングでは、取り除くというようなことはあまりしないですね。 そういう問題や課題はあるとして、「とりあえず、どうなれたらいいと思いますか?」というテーマを設定して、このことについて話し合うと思います。 この過程の中で、「根本的な悩み」をどう活かすかを考えると思います。 「根本的な悩みをどう活かすか」というのは、最近思うのですが、悩みというのは「人が気が付かないことに気がついてそれと一人で向き合っている」ことなのではないかと思います。 ということは、悩みを抱えている人というのは、それなりに優れた才能を持っているのではないだろうか…。 この優れた才能を持て余しているがゆえに、悩むということだってあるんだと思います。 例えば、親子関係で苦しんでいる人だって、親の抱えている問題が見えてしまっているから、どうにかできると思って苦しんだりするんだと思います。 なーんにも見えないし感じない親にも何も期待しない子供だったら、なにも問題が起きないということだってありますし。 本当にやるべきことは、「根本的な悩み」を如何に現実の世の中に開いていくか、考え抜いた末に如何に活かしていくかという、したたかさですし、転んでもタダでは起きないというしぶとさを身に付けることです。 根本的な悩みであればあるほど、そうしたほうが改善しています。 だって、たとえばですよ、「どうして自分は頼んでもいないのにこの世の中に生まれて来たのか」なんて悩みは、根本的であるがゆえに、とてもパワフルな力を秘めていると思いませんか? こういうことを感じ取って一人で格闘するなんて、すごい才能ですよ。 このような才能を摘み取ってしまうというのは、もったいないですねぇ。 だから解消しないで発展させたほうがいい場合もありますし、無理に解消させて現実に適応させることで、逆に不幸になるということだってあると思います。 どうぞ、立派に悩み通して、突き抜けてください。 応援してます。
吉田 修(@osamucom0409) プロフィール
産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会) 吉田修(株式会社Dream・Giver) ■ご質問者・みなさまへ■ コーチング最新メソッドを使い、自分でできる、気持ちの切り替え方法をご提案しま...
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