配偶者をさす言葉の違いと由来について

このQ&Aのポイント
  • 配偶者をさす言葉には、一般的に「妻」と「奥さん」という表現が使われます。
  • 「妻」とは、辞書や用法の辞典で定義される通り、自身の配偶者を指す言葉です。
  • 一方、「奥さん」という表現は広く一般化しており、特に関西地方や一部の地域でよく使われます。松下幸之助の講演録音などでも使用されることがあります。
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妻のことを奥さんと呼ぶのは?

自身の配偶者のことをさして、第三者に話すとき、妻と言うことになっていると思います。多分、辞書や用法の辞典などをみるとそうあります。 しかし実際は、「奥さん」というひとが、かなりいます。かなり一般化しており、妻というのが少ないのではないかと思うほどです。(ちなみに私は徳島と広島に長年住んでいましたが、そこではほとんどこの違和感を感じたことが無いので、辞書通りの用法が多いのではないかと思います。大阪の人と、やはり東京の人(現在東京ですが)で、「奥さん」というのをよく聞きます) 松下幸之助の講演録音などで、自身の配偶者を、やはり「奥さん」と言っていました。この用法は、関西地方では一般的なのか、あるいはどこかの時点から一般化してきたものなのでしょうか。あるいは一種の尊敬・追従的な意味合いを込めた冗談のようなものとして、本来、相手や第三者の配偶者の人称名詞である、「奥さん」を自身の配偶者に使い始め、広まったというようなものなのでしょうか。あるいは実はそっちが歴史的に古い用法なのでしょうか。 漱石などでは自身の妻は「細君」といっていたと思います。やはり他人の配偶者の場合と、自身の配偶者の場合では、使い分ける方が、個人的にはすっきりした感じがしますが。多分第三者をさす敬称的な語を、本来へりくだって謙譲的に扱うべき身内に使っている不自然さといったような。(多分、細君も妻も、そういった意味合いだったと思います) いずれにせよ、そのへんの語の発生的ないきさつ、多少のヒントでもよいのでわかる方教えてください。 (また、my wife, your wife, my spouse, your spouse これら配偶者をさす語を、自身のと他者のとで、同じ単語で扱うか、別の単語で扱うかには、存在論的な、文化的な相違があるようにも思えます。平等性・相対性を重視するか、特別性を重視するかといったような。)

質問者が選んだベストアンサー

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  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.4

 #2です。補足です。 >>そのへんの語の発生的ないきさつ、多少のヒントでもよいのでわかる方教えてください。  語形は、男性禁止の「奥」の方(=「奥方」)から、広がって奥さんになったものでしょう。  使い方では、「ちち」と「おとうさん」を使い分ける相対敬語を使う方言と、「おとうさん」一語だけの絶対敬語を使う方言があります。  「奥さん」をあらゆる場合に使うのは、冗談から発生した可能性の他に、絶対敬語の背景があるのかもしれません。  英語はネイティブではありませんが、自分のも人のも同じ単語を使うように思います。 wife が普通で、 spouse は少々お役所的表現です。

spongetak
質問者

お礼

絶対敬語というのがあるのですね、勉強になりました。 社会的に、父親という立場を、文化的に絶対視するような制度があれば、そうなるでしょうね。自身の君主を他国のスタッフに対して、謙遜して述べたり決してしないような場合もそうでしょうし、天皇の后が、自身の夫をけっして謙遜した表現て取り扱ったりしないのも同様でしょうね。 米国で、自身の子供の犯罪の無罪を主張しつづけるのと、多少の悪い部分でも大きく責任を感じて謝罪する日本の文化との違いのようなものとも、通底するように思います。そもそも自身を謙遜するという文化の延長に、家族にまで謙遜がおよび、この妻についての用法があるように思います。

その他の回答 (7)

noname#236835
noname#236835
回答No.8

まあ、男が自分の妻のことを「奥さん」と言うのは冗談のつもりですね。 それ以外は考えられません。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10494/33001)
回答No.7

https://mag.japaaan.com/archives/51452 こんな記事がありました。世が世なら、相手の身分によっても言い方を変えなければ上に間違えても下に間違えても失礼に当たるというややこしいことになっていました。 明治以降は身分が江戸時代ほどややこしくなくなったので使い方は変わっていきましたよね。ちなみにある時代には「御新造さん」というと、30代のちょいといい人妻なんかを呼ぶ隠語として使われていたことがありました。今はもう全く使われなくなった言葉ですよね。落語でたまに使われているくらいかな。「ちょいとある御新造さんといい仲になりまして」「おぃ、隅に置けねえな」ってね。 日本語では、身内は謙譲するというルールがあります。だから本来であれば自分の妻に対してはへりくだった言い方をしなければなりません。なので昔は「愚妻」なんて言葉もありました。 しかし今の世の中、自分の伴侶を「愚か」などといってしまったら女性差別主義者のレッテルを貼られかねないので、そういう言い方は事実上絶滅したといっていいでしょう。家内という言い方も、女性の社会進出を認めていないみたいな響きがあるので最近は使う人はいませんね。芸能人などは、最近は妻に対して敬語を使っている人も珍しくないですね。 今は夫婦共働きであることも珍しくありませんし、三歩下がって夫の影を踏まずなんて時代ではありません。妻に対してリスペクトの気持ちがないと夫が批判されます。困るのが事実婚の場合ですよね。籍を入れてないので奥さんとか呼ぶわけにいかない。かといって10年以上一緒に暮らしているのに彼女さんというのもおかしい。だから事実婚の人たちの間ではお互いに「相方」と漫才コンビみたいな呼び方をしている場合が多いですね。男女関係に使うのはちょっと違和感を感じなくもないですが、お互いに上下がない対等な関係という点ではしっくりくるのかもしれません。

spongetak
質問者

お礼

ありがとうございます!

  • nagata2017
  • ベストアンサー率33% (6249/18632)
回答No.6

語源から言うと 自分の妻ではなく 他人の妻に対する 敬称です。 奥様・・・・それが奥さんになって現在にいたります。 大きな屋敷の奥のほうにいらっしゃる やんごとなきお方。という意味。

spongetak
質問者

お礼

ありがとうございます。

回答No.5

これは我流の解釈ですが、基本的にはある程度親しい間柄じゃないと妻のことを「奥さん」とも言わないと思います。つまり、相手が配偶者以上に親しい、あるいはそういう趣旨でなら、あえて妻を「奥さん」と言うのもあるかと。 なお、「細君」も、基本的には「敬称」ですよ。 ちなみに、女性は夫をごく一般的に夫のことを「うちのダンナ」と言いますね。

spongetak
質問者

お礼

確かに親しい関係は必要条件でしょうね。 細君は両方に使える敬称なのですね。ありがとうございます。

  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.3

 分かるわけではありませんが、私は、他の人が自分の妻を指して「奧さん」と呼んだから、だと思っています。  「ああ、私の妻である "あの女性" は "奧さん" という名前(立場)なんだな」と勘違いしたり、「じゃあ、私も、あの人を指す場合は、奧さんと言ったほうが、誤解されないで済むなあ」考える人が続出した結果だと思っています。  「○○さん、お元気ですか?」と言われて、つい「はい、お元気です」と言ったり、「今日、わざわざ起こしになったのは?」と尋ねられて緊張のあまり「今日おこしになったのは、・・・ だからです」と言ったりするのと、最初は同じで、言い間違えていた(あとで言い間違いに気づいていた)のが、あまり多くの人が言い間違えているので、そのうち間違いだと気づかない状態になってこん日に到ってしまった、のだと想像しています。

spongetak
質問者

お礼

なるほどです、ありがとうございます。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.2

 相手の妻は、奥さん、奥方、ご令室、お前んとこの、と使い分けています。  自分のも、相手によって、家内、怖いお姉ちゃん、うちのやつ、あれ、など。  自分の妻に「奥さん」と言うのはおどけて呼ぶ時に使っています。「細君」て聞いたことはありますが、明治の香りがして使いません。

spongetak
質問者

お礼

ありがとうございます。シーンによって適切に様々な表現を使われていますね。

回答No.1

奥さんの「奥」というのは、江戸時代に大奥がありましたよね。 将軍は大奥で夜伽(セックス)をしていたのですが、その時に大奥とは言わずに「奥」の女性に会いに行っていたのでその言葉が後々奥さんという言葉になっていったとお聞きしたことがあります。

spongetak
質問者

お礼

なるほど、ありがとうございます

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