温度上昇と周囲温度の関係を計算してみよう

このQ&Aのポイント
  • 銅板の温度上昇試験を行う際、周囲温度が55℃に達しない場合、計算で温度上昇値を推定する方法について教えてください。
  • 通電電流が10Aで、周囲温度が無風の状態で20度の場合、温度上昇値は30kとなっています。周囲温度を55℃で測定すると、温度上昇値は何kになるのでしょうか?
  • ネットで検索しても解決策が見つからず、自分の力では結論にたどり着けない状況です。教えていただけると幸いです。
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温度上昇と周囲温度の関係

銅板の温度上昇試験を行っているのですが、 周囲温度55℃にする環境が無いため計算で大体の温度上昇値を出せないかと思っております。 ネットで検索しても自分の力では結論にたどり着けませんでした。ご教授して頂けたら幸いです。 条件 周囲温度20度(無風) 通電電流10A 温度上昇値30k の場合、周囲温度を55℃で測定すると何kになりますでしょうか? 計算式等教えて頂けたら有り難いです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • ohkawa3
  • ベストアンサー率59% (1334/2245)
回答No.3

最初に適用する近似は、「温度上昇」は周囲温度によらず一定とすることです。 一般的には、この近似で大きな間違いはないと思います。 もう少し理屈っぽく考えた場合は、例えば次のような計算ができます。   周囲温度  発熱体の温度  熱伝達率    ℃      ℃     W/Km^2    20      50      11.1    25      55      11.3    30      60      11.6    35      65      11.9      40      70      12.1    45      75      12.4    50      80      12.7    55      85      13.0 上記の試算は、発熱体の周囲温度に対する温度上昇を30Kと仮定して、表面積1m^2あたりどれほど放熱されるかを計算したものです。周囲温度の上昇に従い、熱伝達率が微増する結果です。つまり、発熱パワーが一定の場合、周囲温度が高いほど温度上昇値は微減するということを示しています。 上記の試算例では、周囲温度20℃の温度上昇を100%とすれば、周囲温度55℃の温度上昇は85%程度ということです。 上記の試算は、多数の仮定条件に基づく結果です。現実の条件では、試算結果と異なることがありますので、適切なリスク管理を考慮してください。  

zousan0902
質問者

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その他の回答 (4)

  • lumiheart
  • ベストアンサー率47% (1098/2290)
回答No.5

回答2です 恐らく回答3さんの >最初に適用する近似は、「温度上昇」は周囲温度によらず一定とすることです。 この考え方が実用に近いでしょう 熱力学の基本は絶対温度で計算 20℃は、絶対温度で293K 55℃は、絶対温度で328K 323/293=112% たったの約1割増しの温度変化に過ぎない <誤差の範疇とみなせれる 55/20=275%  < ついうっかりコレに騙されやすい これが1000℃レンジになると、また変わって来るけど 実測した場合の誤差の大きさとして 接触抵抗の変化にに拠る発熱量の変化や 付近の空気の流れに拠る冷却効率の変化等による影響の方が 雰囲気温度の影響よりも遥かに大きいと思う 実測してるのなら、正確に55℃にならないとしても 例えば試験体付近に半田ゴテとかでも置いて適当に加熱して見ては? 40℃とか60℃とかになったとしても 40℃とか60℃でのデータと言う事で

zousan0902
質問者

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  • ohkawa3
  • ベストアンサー率59% (1334/2245)
回答No.4

回答(3)再出です。 回答(2)さんへの「補足」を拝見しました。 「周囲温度」と「温度上昇」についての基本的な関係は、前の回答の通りですが、回答(2)さんへの「補足」を勘案して気になる点をお知らせしたいと思います。 1) 対象とする接触子は、外部空間に対して開放された温度条件であって接触子の近傍だけを考慮すればいいのか、周囲が閉鎖的な空間であって温度を評価するためには空間全体の熱収支を考慮する必要があるか。 2) 接触子の電気的な接触抵抗は、開閉を繰り返してもほぼ一定とみなせるのか、開閉に伴い都度変化をすると捉えた方がいいのか。 周囲温度による温度上昇値の変化よりも、開閉に伴う接触抵抗の変化による温度上昇の変化が大きいのであれば、周囲温度の変化を心配するよりも、開閉に伴う接触抵抗のばらつきによる温度上昇値の変化を心配したほうが合理的と思います。

  • lumiheart
  • ベストアンサー率47% (1098/2290)
回答No.2

>ネットで検索しても自分の力では結論にたどり着けませんでした。 辿り着けない理由は↓ 熱計算 https://www.nippon-heater.co.jp/designmaterials/calculation/ 自動計算プログラム https://www.nippon-heater.co.jp/designmaterials/wattage-calculation-program/ https://www.hakko.co.jp/qa/qakit/html/s01080.htm 圧倒的に条件が足りないから 例えば↓を >温度上昇値30k 30K/sec とか 30k/min とか >通電電流10A を通電容量100Wとか1000Wとか にすればそれなりに可能になるのだが そもそも本件は何の温度上昇なの? ひょっとして電線? 普通のJIS規格の電線は定格60℃だよ まぁ耐熱電線PTFEで260℃ってのも有るけど http://junkosha.co.jp/technical/tec5.html

zousan0902
質問者

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回答ありがとうございました! とてもわかりやすくてとても助かりました。 今後の仕事で活かして行きたいと思います。

zousan0902
質問者

補足

回答ありがとうございます。 温度上昇値は3時間程度通電して一時間あたりの変化が1k以内(飽和)した状態という意味です。 抵抗は1mΩ程度ですので、1wです。 接触器の接触子の温度上昇試験です。 ちなみに測定は熱電対でおこなっています。

noname#252332
noname#252332
回答No.1

 電力による放熱器の温度上昇を計算するには熱抵抗(℃/W)を使います。 http://akizukidenshi.com/download/ds/globalelec/20pb020.pdf  例えばこのように実験で求めた熱抵抗が提示されます。つまり何ワットの電力で何℃上がるかは周囲温度にかかわらず一定だと言う前提です。  10Aと言われますが電圧と言うものがあるでしょう。100V10Aなら1000W。1000Wで30k上昇する放熱器は熱抵抗は30÷1000=0.03℃/Wで、周囲温度が20℃でも55℃でも30k上昇するだろうと言う考え方です。  もっともこれは熱抵抗が定数という前提での話ですから、所詮実験で求めた熱抵抗であってみれば周囲温度によって実は変化すると思いますよ。でも電気設計でこうやって計算していることは間違いないです。

zousan0902
質問者

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