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ドイツ語で「さまざまな」と言いたいとき

「夕食には様々なものを食べます。」と言うときの「さまざま」についてです。 手持ちの辞書(ただし独和の付録です)だと、「さまざまな」はverschiedenでした。和独辞典(https://www.wadoku.de/)さんだと、これ以外にも 、verschiedenartigやmannigfaltigが表示されました。このなかだと、どれが適切でしょうか? また、ドイツ語の例文を調べるときに、役に立つサイトはありますでしょうか。 手持ちの辞書だと、例文のない単語もあるので、その辺りを調べられたらと思うのですが…。 よろしくお願いいたします。

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回答No.2

ちょっと前置きが長くなりますが・・・ 初級学習の段階では、しっかりした辞書をそろえること、 文法書や練習問題で、順序良く、基本的な語彙をそろえていくことが大事です。 ドイツ語に限らず、外国語の作文には様々な困難が付きまといます。 自分の知っている言葉だけを使って話せ、という先生がいますが、 これには一理あって、 すでにドイツ語の教科書などで意味や使い方を学んだ語は安全ですが、 ドイツ語でどういうかわからない語を和独辞典で調べて書こうと思うと、 いろいろな落とし穴が待っています。 独和や和独は、「対応するいくつかの訳語」だけが載っていて、 「語の正確な意味」の説明はほとんどありません。 この「対応する訳語」も、すべての文脈に合うわけではなく、 そのまま使うと意味が通らなくなることもたくさんあります。 重要単語ならば例文が多少は載っているので、 ある程度の絞り込みはできますが、できないものもたくさんあります。 では、例文が見られれば見当がつくかというと、そんなに簡単な話ではありません。 wadoku.de を見ているとのことなので、まずこれについて注意しておきます。 このサイトは私も以前から知っていて、手軽に使えるため、 ある時期までは結構利用していて、今でも多少は見ますが、 あくまでも参考、最初のとっかかりのためだけで、完全に頼ることはしません。 ここはだれもが投稿できるサイトで、一つの単語に対して、 辞書としてはあまりにも過剰な数の訳語が投稿されるようになり、 例文等で文脈が示されていないため、 いったいどういう場合にこんなものが使えるのか、 と思うような変な訳語が増えすぎて使えなくなってきています。 最近見た極端な例ですが、「怠い(だるい)」をここで引くと、 [2] unordentlich; schlampig.(=だらしがない) [3] süß schmeckend.(=甘い味の) と出ています。もちろん間違いで、 「怠い」にこれらのドイツ語の訳を当てることはできません。 なぜこんな訳語が出ているかというと、 「怠い」という言葉は、日常会話では、 面倒くさがりや怠け者が「そんなことやるのは怠い、やりたくない」、 というような使い方をすることから、 そういう説明をそのまま「怠い」の意味と勘違いしたか、 「怠い」の古い意味、「(縄などが)しまりがない、ゆるい」を勘違いしたかです。 「甘い味」の説明は、日本文学のドイツ語訳をしている ドイツ人の日本文学者たちが作った辞書の「怠い」の項目に、 「甘ったるい」という合成語の例が出ていて、 その説明が誤解を招くような表記になっているため、 「怠い」という語そのものに「甘い」という意味があると勘違いするドイツ人がいて、 そういう訳語を投稿してくるのです。 そういうことがあるので、辞書はやはり、専門家が編集した書籍を購入するべきです。 例文の載っているサイトも同様で、日本のサイトはいくつか見たことがありますが、 掲載されている語や例文はかなり限られており、 また、やはり一般の人の投稿で、間違った訳が付いていることもあります。 もしネット上で例文を見たいとなると、 ドイツの出版社Dudenの辞書サイトを見るか、 ドイツの大学等が制作したコロケーションの辞典サイトを見るかしかありません。 しかし、ここで出てくる例文は、新聞や各種サイトからの引用で、 学習用に作られた文ではありませんし、 それに対応する日本語文が出ているわけではないので、初心者には難しすぎます。 和独辞典は、独和辞典よりも語の選択や訳語の使い分けが難しいため、 これ一冊でよいという辞典はなかなかなく、私も数冊手元に置いています。 しかし、もし一冊も持っておらず、とりあえず一冊買うのであれば、 三修社の「アクセス和独辞典」をおすすめします。 この質問に出ている「さまざまな」をこの辞典で引くと、 この語を含む日本語の例文がかなりたくさん出ており、 それぞれの文で、「さまざまな」を別のドイツ語で訳しています。 wadoku.de に出ているよりも多くの訳語が掲載されていますが、 にもかかわらず、日本語の例文の独訳文では、 これらの訳語とはさらに違うドイツ語に置き換えている例もたくさんあります。 つまり、どれだけ訳語が充実している和独辞典であっても、 文脈によっては、それらは使わない方が自然、 というケースがたくさんあるということです。 見出しの訳語とは異なる語で訳している例をいくつか挙げると、 さまざまな意味にとれる vieldeutig さまざまな解釈のできる概念 ein denkgarer Begriff さまざまな学者の見解 die Ansicht manches Gelehrten などがあります。 もちろん、verschieden や unterschiedlich を使った例もたくさんあります。 意味の強さによっては、verschiedenst や unterschidlichst のように、 最上級の形に変える場合もあります。 前置きが長くなりましたが、 「夕食には様々なものを食べます」というくらいの意味ならば、 verschieden で十分です。 verschieden を独和辞典で引くと、「異なった」という意味が最初に出ていますが、 もう一つ不定代名詞的用法として、「いくつかの」という意味での「さまざま」が出ています。 verschieden という語では、「異なる」のニュアンスはそれほど強く、 広く一般的に使えます。 「夕食には様々なものを食べます」という文は、 食べものの種類が互いに異なっていることに特に重点が置かれているようには感じません。 しかし、「夕食には様々なものを食べます」という文だけでは、 話者が実際にどういうことを言いたいのかは必ずしも定まらないので、 その意図する表現内容によっては別のドイツ語を当てることももちろん可能です。 unterschiedlich を使うと、「異なっている」方に意味がいきます。 mannigfaltig は、「あらゆる」「多様な」に近い意味で、 mannigfaltige Speise という組み合わせ自体はできますが、 「食べる essen」という動詞とはあまり一緒には使っていないようです。 verschiedenartig という語には、Art(種類、方法)という語が含まれています。 これも、「さまざまな料理」という意味として、 verschiedenartige Speise と言うことは可能ですが、 やはり「異なる種類、調理法等による様々な料理」という感じになってくると思います。 allerlei も、all(すべての)という語が含まれていることからも想像がつくように、 「いろいろな」「あらゆる」という、数の多さが前に出ます。 もちろん、そういう意味のことを言いたいなら使ってもよいのです。 しかし、こういう「類義語」の意味の違いは、 使うときになってから調べ始めるのでは遅く、 普段からこれらの語に幾度となく触れていて、 感覚としてとらえられていないとなかなか違いは理解できません。 これらの単語の正確な意味を知るには、例文の比較も大事ですが、 最終的には独独辞典が引けるようにならないとだめだと思います。 一応、Duden の辞書サイトと、ハンブルクの大学のコロケーションサイトはお教えしますが、 私としては、まず日本語による本格的な辞書、文法書をそろえることをお勧めします。 Duden で verschieden を引いた場合 [意味] voneinander abweichend, Unterschiede aufweisend, sich voneinander unterscheidend (互いに異なっていること) mehrere, einige, manche einiges, manches, dieses und jenes (いくつかの) [使用例] verschiedene gewichtige Gründe sprechen dafür (さまざまな重要な原因がそれを証拠立てている) verschiedene Zuschauer klatschten (何人かの聴衆が拍手をした) https://www.duden.de/rechtschreibung/verschieden_unterschiedlich_einige_manche 次のドイツのサイトでは、形容詞の語尾変化には対応しないので、 たとえば verschiedenartig と入力すると、 あくまでも副詞として使われている例文しか出ません。 形容詞としての用例を検索するには、 verschiedenartiger, verschiedenartige, verschiedenartiges を別々に検索することになります。 verschiedenartige の例 ここに出ている例文を読むと、 「夕食には様々なものを食べます」という場合の「さまざま」よりは意味が感じられるのですが、 どうでしょうか。日本語訳もないので、まだ難しいと思います。 http://corpora.uni-leipzig.de/de/res?corpusId=deu_newscrawl_2011&word=verschiedenartige 字数が足りないので、もう一回回答します。

noname#239538
質問者

お礼

ありがとうございます。 wadoku.de は確かに、私でも「なぜこれが入っていない?なぜこれが入るの?」というものがありますね。参考にとどめます。 参考サイトや書籍の紹介をありがとうございます。 和独は現在、持っていません。同学社の独和辞典だけです。 近くに大きな図書館や本屋がないので、具体的な書名を教えていただけたのは助かりました(独和は機会があって、比較して購入できたのですが…)。 購入する教材の優先順位で悩みますが、いずれは確実に取り入れるつもりで考えます。 使用例もありがとうございます。後で、自分でも確認しようと思います。

その他の回答 (3)

回答No.4

別の質問でのコメントを拝見しました。 すでに締め切られているのでこちらに書きます。 朝日出版の「標準ドイツ語入門」という書物が確認できないのですが、 だいぶ古いもののようです。 私も、同じ出版社の同じころの「中級ドイツ語の研究」を持っています。 中身がわからないので何とも言えませんが、 ところどころ見てみるのではなく、 やはり最初から全部通して学んだ方がよいです。 初級文法は、やはり体系に沿って順番に全部頭に入れた方がよいです。 これまでの質問を見ても、基本の知識に欠如と偏りがあります。 自由記述というのは、初級ではまだほとんど歯が立たないと思ってください。 たしかに、自由記述をたくさん試みることで、作文力は非常に鍛えられます。 しかし、和独辞典や検索で調べ上げながら 独作文がある程度間違いなく一人でできるようになるのは、 中級の終わりから上級だと思います。 回答No.2にすでに書いたように、 すでに自分の感覚としてインプットされている語を使う練習から始めるべきで、 知識量にあっていない文を作ろうと頑張っても、 決して上達の近道にはなりません。 また、作文を本格的に学ぶには、 どうしてもネイティブ・スピーカーによる添削指導が必要になります。

noname#239538
質問者

お礼

ありがとうございます。 やはり、焦りすぎているのですね。気を付けます。 文法知識についてもご指摘、ご助言ありがとうございます。 添削に関しては今は、HiNativeを使っています(もちろん鵜呑みでなく、参考にするだけです)。言いたいことをそれなりに言えるようになったら、言語交換相手を探すつもりです。最終的には、ゲーテを考えています。最初から独学だと間違った知識をたくさん身につけてしまうのではないかという懸念はあるのですが、私の今の状況的にはそれが最善かなと…。

回答No.3

追加分の回答です。 もし英語に不自由がなければ、異なるヨーロッパ語の対照が表示できる、 Lingueeというコロケーション検索サイトがあります。 ここでは、複数の語の組み合わせを引用符 “ でくくれば、 完全一致の例に絞ることができます。 “verschiedene Speisen” 「さまざまな料理」 https://www.linguee.de/deutsch-englisch/search?source=auto&query=%22verschiedene+Speisen%22

noname#239538
質問者

お礼

ありがとうございます! そういえば、例文データベースとしては、ドイツ語例文パラレルコーパスDJPDも参考にしています(もちろん、このデータベースで調べた前後に自分でも辞書を引きます)。これは大学教員の方が作ったもののようなので、ある程度信頼できるかと思い使っているのですが…どうなのでしょう。

  • wy1
  • ベストアンサー率23% (331/1391)
回答No.1

和独で引いたドイツ語の単語をの独和で調べてみてください。そうすると、適切なものが見つかると思います。あとは、ドイツ語で書かれた文章を出来る限り多く読むほか方法はないと思いますが。その他には、あなたが探した単語を インターネットの入力して検索すると、それらの使われた表現が出てきます。そうすれば、あなたが意図する意味なのか否か分かると思います。

noname#239538
質問者

お礼

ありがとうございます。すでに調べていますが、手持ちの辞書の例文範囲では適切なものが見つからず、ご相談した次第です。手持ち辞書のverschiedenの第一義は「異なる」「別の」などの意味であり、用いた例文検索サイトでもこちらが多く出ましたが、「さまざまな」の意味やそれを用いた例文がないわけではありません。 verschiedenartigやmannigfaltigについては、意味が似通っているようなので、例文をたくさん見ないとわからないと思うのですが、信頼できそうな例文データベースが見つけられておりません。

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