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高吸水性ポリマーを合成したい
psa29の回答
- psa29
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masuo_1919さんはラジカル重合の経験がありますか? または、重合経験のある指導者の下での実験ですか? アクリル酸の性質は前に書いた通りです。 アクリル酸はラジカル重合する際に発熱を起こします。 かなり激しい発熱だと思います。(濃度にもよりますが) フラスコ中で数10%以上の濃度で重合する場合、ある程度の経験やテクニックがないと暴走反応を起こす可能性があると思います。 暴走反応とは急激な発熱によって重合反応が暴走し、突沸現象を起こすことです。 最悪の場合フラスコが爆発することもあります。 (暴走してしまう温度は、重合に用いる開始剤の種類で異なります。低温で分解する開始剤を用いるほど重合操作も低温でしなければなりません。 開始剤の10時間半減期の温度よりも少し低めくらいがよいと思います。) 私の知り合いが、アクリル系の重合でそのような事故を起こしたことがあります。 幸い、彼は逃げて大きなけがにはなりませんでしたが・・・ 特許の実施例は参考になると思います。 しかし、経験者でないと思わぬ事故を起こす可能性もあると思います。 重合時に多官能モノマーを入れて架橋構造も同時に作る場合、重合前はもちろんのこと重合した後でも安定した分散状態を保つことが必要だと思います。 分散剤の選定を間違えると重合中に分散状態が崩れ、ゲロゲロの状態になる可能性があります。 そうすると反応熱が上手く除去できないので、暴走しやすくなります。 もし実験する場合は、少量ならば暴走しても突沸現象は起こりにくいので、出来る限り少量で、低濃度にて行うことをお奨めします。 本当に脅しているようですみません。しかし実際に事故になりそうな状況を見たことがあるので心配になるのです。(事故を起こしてからでは遅いので)
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