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硬度計の日常点検方法とは?
- 硬度計の日常点検について知りたいです。始業前に行う点検の範囲や方法について教えてください。
- 毎朝、ブリネル硬度計の点検をしていますが、測定値の幅を持たせる方法が知りたいです。
- ブリネル硬度計の日常点検は基準片を早く消耗させるため、あまりやりたくありませんが、ISOの規定により行っています。
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ブリネルは日常点検までやらなくてもよいような気がします。 試験機の中味は一定荷重を掛ける天秤と、深さ測定のダイヤルゲージだけなので滅多に壊れはしない。圧子はロックウェルでは尖ったダイヤモンドなので少し心配ながらブリネルの球は殆ど劣化しません。 (1)指摘のように費用面で大変です。 硬さ標準片は万円台。HBはHv、HRcより傷が大きいため百回は使えず小さな額では無い。 かといって標準片でない保証されない材料を測るのは、如何ほどバラツクかが不明なため、データの有用性に疑問があります。 (2)で詳しく検討されてるように、JISでは点検基準を具体的に定めてはいないようです。 標準片メーカの『管理シート』なるもの http://www.ystl.jp/products/hardness/pdf/SSample.pdf 日常点検をするなら、このように管理図を書き(結果で定めた)UCL/LCLで判定するのが良いと思います。外れた場合、正標準での試験などのアクションも定めておく。 しかし HRc 毎日5個取って30日で標準片が寿命? メーカは儲かりますね・・・・
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験-試験方法 の附属書Eに「試験機の日 常点検」が記載されています。 要点は、 ・JIS B 7730 に従って校正された基準片を使う。 ・少なくとも一つのくぼみを作る。 ・測定された硬さと基準片の硬度値との差が許容範囲内であればOK。 (許容範囲は、JIS B 7726の表5の値を適用する。) JIS Z 2243 ブリネル硬さ試験-試験方法には、前記のような日常試験方法は 記載されていないようですが、日常点検の考え方は同じでしょう。 おそらく、ここまで記載内容は、既に実践なさっていることと思います。 ご質問の核心は、「範囲はどのように決めたらいいのでしょうか?」と 読み取れますが、何の範囲についてお問い合わせなのでしょうか? a) 試験のときに圧子に加える試験力の範囲 b) 点検を行う硬度の範囲 c) 試験片の面の使用可能な範囲 d) 試験片に付与された硬度値の有効範囲 範囲について、前の回答のa)~d)のいずれでもなく、 日常点検で硬度計をその日の測定に使用してもよいと判定する測定値の 範囲ということなのですね。 考え方は、前の回答に記載したとおりで、ロックウェル試験の場合は、 JIS B 7726の表5の値を使うことができるようです。 例えば、HRC = 60の場合、日々の試験片の測定値が 0.8の幅に入っていれば OKという判断のようです。 (正確には、JISの規定をよくご覧下さい。) JIS検索サイト http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html ブリネル硬さにおいて、前記のロックウェル硬さと同様な基準が明示されて いれば助かるということですね。 公的な基準がなければ、御社が自主的に決めて運用すればよいということに なると思います。 JIS B 7724 ブリネル硬さ試験-試験機の検証 の表2の値が参考になりそうです。 JIS検索サイト http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html
硬度計の取扱説明書は持ってませんか。そこに記載してあるはずです。 それと、購入時マスターサンプルは付いていませんでしたか。 マスターサンプル、この表現でOKかは判りませんが、何のことか判りますか。 次、投稿で範囲とは何のことを記載しようとしましたか。 硬度計の始業点検、使用頻度わかりませんが、一般的に実施しないと思いますよ。定期点検だと思います。 何故かと言うと、マスターサンプル=硬度の基準器の使用回数(面積)が限られているからです。 文書表現力も磨きましょうね。
お礼
参考になりました。 ありがとうございました。