マイクロビッカーズ、ロックウエルの互換性について

このQ&Aのポイント
  • SK5のプレスで抜いている丸座金の硬度についての質問です。
  • 焼入れ焼き戻しでHRC48程度に仕上げているが、マイクロビッカーズとロックウエルで測定した結果が異なる。
  • 原因や確認ポイントについてアドバイスをお願いします。
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マイクロビッカーズ、ロックウエルの互換性について

ご教授ください。 材料はSK5のプレスで抜いている丸座金の硬度についてです。 厚みは3ミリ程度です。 前処理として抜きバリや曲がり等の影響を受けないよう、 1500番くらいまで研磨し、平行出しはしております。 焼入れ焼き戻しでHRC48程度に仕上げているのですが、 上記の2通りで同一サンプルを硬度試験をした結果、 HRC 48程度 HV 400程度(荷重は0.3、0.5)。 上記、硬さ基準片での精度確認はしております。 熱処理のメカニズム的に表面から硬くなると思うので、 ビッカーズの方が硬くでるのであれば、理解できるのですが、 今回、逆の現象となってしまいました。 製造元の検査ではHRCでの測定とほぼ同等の為、 マイクロビッカーズでの値が間違っているとは思うのですが、 原因不明です。 ここまで値に差が出る原因や確認ポイントについて、アドバイスをいただけないでしょうか。 よろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

考えられる仮説を検証します。 (1)HRCに対して板厚が不足 https://www.mitutoyo.co.jp/public/cms-assets/products/measuring-machines/pdf/sample-hardness-and-minimum-thickness.pdf から見て、3mmは十分なので、仮説は正しくない。 (2)板がわずかに曲がっていて、荷重をかけた時に測定点が沈んでいる。 試験荷重は沈んだ状態で荷重がかかるので、Hvでは影響は小さい。しかしHRCでは、基本荷重による圧痕深さ測定時には浮き上がって、本来よりも浅く測定され、測定値は本来よりも高くなる。 今回のHv測定値よりもHRC測定値が高くなった理由として、可能性がある。 但しHRC測定値の方が正しいなら、仮説は正しくない。 (3)表面層が脱炭していてHv測定値が低くなった。 打ち抜いた後に焼入れをしているなら、可能性がある。 (4)Hvの測定値が正しくない。 荷重が0.3Nだとすると、圧痕寸法は0.4μと極めて小さいため、測定誤差が大きい。 確認方法 Hvの測定荷重をもっと大きくして測定してみる。

HBKZO
質問者

お礼

ありがとうございます。 遅れましたが、とても参考になりました。

その他の回答 (1)

  • kon555
  • ベストアンサー率52% (1738/3334)
回答No.1

 個人的には、一度該当サンプルを外部機関でHRC及びHVで測定してもらう事をオススメします。  個人的な経験では、3mm厚に対してHRCはちょっと正しい値が出るか不安なところがあります。ワーク由来の誤差の場合、基準片での機器確認は無意味ですから、外部機関での測定が手っ取り早いです。  測定誤差以外なら、なんらかの要因で表面硬化している、というくらいしか考えられないですね。

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