超音波洗浄における間接洗浄に用いる容器の材質について

このQ&Aのポイント
  • 超音波洗浄機の概要は、外槽に水を入れて、内槽に有機溶剤を入れる、2槽式の間接洗浄方法です。
  • 有機溶剤を入れる容器の材質によってキャビテーション発生量が異なります。
  • SS400(耐有機溶剤コーティング済)、SUS304、ガラスの順にキャビテーション発生量が多くなります。透過率も各材質ごとに異なります。
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超音波洗浄における間接洗浄に用いる容器の材質につ…

超音波洗浄における間接洗浄に用いる容器の材質について 首題の件について質問させていただきます。 超音波洗浄機の概要は、外槽に水を入れて、内槽に有機溶剤を入れる、2槽式の間接洗浄方法です。 その有機溶剤を入れる容器は、材質によってキャビテーション発生量が異なると伺いました。 そこで下記材質を、キャビテーション発生量の多い順に並べることはできるでしょうか? ・SS400(耐有機溶剤コーティング済) ・SUS304 ・ガラス できれば各材質毎に、透過率まで教えていただければ助かります。 ご参考までに、背景を記述いたします。 ・超音波発振器出力:1200W ・超音波発振器周波数:28kHz ・除去対象:インキ等の油脂 以上、無知故の質問で恐縮ですが、ご教授の程よろしくお願い申し上げます。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.5

超音波洗浄における間接洗浄で、インキ等の脱脂を行った経験があります。 キャビテーション発生量は以下の通りです ステンレス >> ガラス >> 樹脂 しかし、洗浄効果はキャビテーションだけではありません 特に、精密洗浄になると、音響流の効果が大きくなります 音響流の効果は以下の通りです ステンレス << ガラス << 樹脂 さらに、間接容器は材質以上に構造が重要です 構造・材質・液循環に合わせた、超音波のON/OFF制御により 効率よく洗浄が実現できます

参考URL:
http://ultrasonic-labo.com/?p=7563
noname#230359
noname#230359
回答No.4

透過もあれば、反射もあり、反射で振動板がダメージを受けます。 お問い合わせの内容は、論文を確認するしかありません。 纏まった内容は、海上さん等のメーカーマル秘資料や、簡易的には営業の販促資料 となっています。 一度、メーカーの物を使用するので、プレゼンを申し込み、質問をすると実際の内容に 近い物を他ユーザーからテスト依頼があった内容を提示してくれるかもしれませんよ。 一度、トライしてみてください。

noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 やはりこういった内容は社外秘扱いですよね。 大変参考になりました。

noname#230359
noname#230359
回答No.3

キャビテーションは容器の素材よりも形状で大きく変わります。 同じステンレス槽でも、形状により剛性が局所的に変わりますので キャビテーション発生量を素材でひとくくりには出来ないですよ。

noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 形状によって大きく左右されるのですね。 大変参考になりました。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

事象を単純化して、平板に鉛直方向から超音波が伝わる状態を考えたとき、 内槽の単位面積あたりの質量が大きいほど、反射損が大きくなり、内槽の 中へ超音波が伝わりにくくなるものと思います。同じ材質であっても、 板厚が薄い方が、超音波が伝わりやすいということになります。 参考URLに記載されている「質量則」をご参照下さい。 窓ガラスの場合、媒質は「空気」対「ガラス」ですので、厚みがあって重い ガラスほど音を遮るということになりますが、今回のお問い合わせでは、 「水」対「ガラス」or「金属」の関係ですから、水との比重の差が大きい 材質が、超音波を伝えにくいと読み替えた方がよさそうにも思います。 上記内容は、モデルを単純化してありますので、超音波の波長と内槽の寸法 によって決まる「共鳴」に伴う現象は説明できません。

参考URL:
http://www.agcmado.jp/gp-pro/knowledge/vol6.html http://www.arch.kobe-u.ac.jp/~en1/acoustenv-slide-web/8.pdf
noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 比重が関係してくるのですね。 大変参考になりました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

試すだけでよいのでは? 小サイズで超音波が弱ければガラスビーカーを使うこと多い。 しかしこのような大出力かつ低い周波数(ウルサイのでは?)ではガラスビーカーでは割ってしまうことを懸念し、ステンレスジョッキを使います。 >SS400(耐有機溶剤コーティング済) 減衰がありそうで取り敢ずは避ける。

noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 ガラスだと割れてしまう恐れがあるのですね。 大変参考になりました。

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