フッ素ゴムの抜き勾配について

このQ&Aのポイント
  • フッ素ゴムの抜き勾配について解説します。収縮率や軟らかさから抜き勾配は不要とされていましたが、フッ素ゴムではメーカーから抜き勾配2°の要望があります。過去の経験では抜き勾配0でも問題はなかったのですが、フッ素ゴムは他のゴムと異なり離型が難しい特徴があります。
  • フッ素ゴムの抜き勾配について考えてみましょう。通常、厚み2ミリ程度のガスケットでは抜き勾配は必要ありませんが、今回はフッ素ゴムの成形品で抜き勾配2°の要望があります。しかしながら、過去の経験では抜き勾配0でも問題はありませんでした。フッ素ゴムは他のゴムと比べて離型が難しいという特性があります。
  • フッ素ゴムの抜き勾配について解説します。一般的には厚み2ミリ程度のガスケットでは抜き勾配はいらないとされていますが、今回はフッ素ゴムの成形品で抜き勾配2°の要望があります。過去の経験では抜き勾配0でも問題はありませんでしたが、フッ素ゴムは他のゴムと異なり離型が難しい特性があります。どのような要素が関係しているのでしょうか。
回答を見る
  • 締切済み

フッ素ゴムの抜き勾配について

ゴムは収縮率が大きく、かつ軟らかいので厚み2ミリ程度のガスケットでは通常抜き勾配は不要と考えていました。 今回フッ素ゴムの成形品でメーカーより抜き勾配2°の要望がありました。 過去、NBRやEPDMで同種のガスケットを購入していますが、特に抜き勾配0で不具合は発生していません。 今回品は用途上できるだけ抜き勾配はつけたくないのですが、フッ素ゴムは他のゴムの比べ離型し難いといった特別の要素があるのでしょうか。 ご知見をいただきたくよろしくお願いいたします。

noname#230358
noname#230358
  • ゴム
  • 回答数2
  • ありがとう数1

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

2mmの抜き勾配2°なら片側 0.07 僅かなものですナ。トムソン型で板から抜いても、それぐらい付くかもしれない。 ゴム成形一般には、抜き勾配よりも逆の無理抜きが珍しくない。 フッ素ゴムだけの要因なら、考えられるのは発生ガスによる型の腐蝕。 ?フッ素ゴム フッ酸?で検索すると、デュポンの文献が掛かりました。   バイトン フッ素ゴム配合物の加硫時に生成する揮発性成分の分析   http://www.dupontelastomers.com/Japanese/Products/viton/Viton-by-ProductatCuring.pdf   http://www.dupontelastomers.com/Japanese/Products/viton/Viton_A-61209_Nov05.pdf やはりフッ酸ガスが発生している。 フッ酸(HF フッ化水素)とは   http://www.ueki.co.jp/product/handotai_gas09.html   極めて反応性に富み、種々の化合物と活発に反応する・・・・   金属材料では水素よりイオン化傾向の大きい金属は容易に侵されるが、アルミニウム・   マグネシウム・鉄・ニッケルでは反応生成物のフッ化物が保護膜となるため、銅や貴金属   とともに耐食材料として使用されている。   常温では一般に軟鉄が使用され銅及びニッケル合金のモネル・インコネルが装置材料として   用いられている。 少し判りにくいが、金属で真っ向勝負できるのはデュポン文献でもプラチナなど貴金属だけ。常温なら鉄・ニッケルでも表面に保護膜ができるので反応が進まないが、成形温度ならヤバイ? 型をプラチナめっき(膜厚要)するのは高いから、腐蝕してグチャグチャになるのを覚悟しつつ成形する故に、抜きテーパを付けたがっているのではないか?

noname#230359
noname#230359
回答No.1

一概に“フッ素ゴム”と言っても、種類があり硬度も異なります。 その辺りを確認すると、観えてきませんか? 若しくは、(身体に良くない/腐食性)ガス抜き関連が寄与しているか? 種類:補足説明 になっていなかったようで、補足説明の要求でした。 さて、 ≻ 過去、NBRやEPDMで同種のガスケットを購入していますが、特に抜き勾配0で不具合は ≻ 発生していません。 で、何故POの記述が出てきますか? また、 ≻ ゴムは収縮率が大きく、かつ軟らかい(弾性率)ので厚み2ミリ程度のガスケットでは ≻ 通常抜き勾配は不要と考えていました。 の記述なら、NBRやEPDMの軟らかいゴム類は、収縮率より弾性率で抜き易いと考えます。 以上から、NBRやEPDMの軟らかいゴム類より、収縮率や弾性率が小さいからか、 ガス抜き?かと考察しました。 簡単に弾性率が大きいので抜き勾配がなくても抜ける。 弾性率が小さいPO類は、安全を考慮して抜き勾配を付ける。 単純に考察しました。

参考URL:
http://www.packing.co.jp/GOMU/fkmtaiyu1.htm
noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 フッ素ゴムは三元系のPO加硫で硬さ70です。 ポリオールに比べると伸びも大きく弾性率も低いと思います。 ということであまり観えてきません。 PO加硫を出したのは、ポリオール加硫ではフッ酸のため受酸剤が必要ですがPO加硫では基本的にその必要がないので腐食性ガスはあまり考慮しなくてよいのではないかとの考えより記述しました。 NBRやEPDMは自分で成形したことがあるので感覚的にわかるのですが、フッ素は自分で扱ったことがないため、hottearが低いのでアンダーカットには弱いだろうなくらいしか思い浮かびません。通常の薄物平パッキンに抜き勾配が 必要とはどうしても結びつかないので、経験者の知見をいただきたく投稿した次第です。

関連するQ&A

  • フッ素ゴムかどうかの見分け方?

    成型されてしまったフッ素ゴムが、 本当にフッ素ゴムかどうか調べるには どうしたら良いでしょうか? 取り違えの可能性があるのは、 NBR(二トリル)かCR(ネオプレーン)です。 200℃位まで温度を上げて見ると解るでしょうか? それぞれのゴム材は、耐熱温度以上に熱した場合に、 どんな変化を見せるのでしょうか? 例えば、カチコチに硬化するのか、ブヨブヨに溶けるのか?

  • 箱形状の抜き勾配について教えてください

    ロの字型の箱形状で、コア面の2面にだけ抜き勾配(1度程度)をつけ、他の2面は抜き勾配を付けないで成形する(離型する)事は可能でしょうか?  あるいは、やはりローテーション(抜き方向を傾ける)が必要なのでしょうか?  抜き方向の深さは100mm程度、材料はABSの一般グレードを考えています。  抜き勾配、深さ、材料に関して一般的なケースについても教えてください。  よろしくお願いします。

  • ゴム成形品にフッ素コート(外観部品)

    お世話になります。 タイトルの通りでゴム成形品にフッ素コートの依頼を受けました。 材質はt0.51.0のEPDM、CRなどでまだ決まっておりませ んこのゴムにしっかり密着してさらに柔軟性と色調が選択できる フッ素系のコーティングは可能でしょうか? もし無理ならば外観の汚れがつきにくい表面処理でお勧めを教え てください。おねがいいたします。

  • フェノール樹脂成型時に使用する離型剤について

    フェノール樹脂を使用して成型物を作っていますが、離型があまり良くありません。現在まで「シリコン系」「フッ素系」の離型剤を使用してみましたが、 良好な結果が得られず、成型物の形状が崩れたり、カケたりしてしまいました。 成型物の特性上、抜き勾配をつけられません。何か良い商品等がありましたらご紹介いただけないでしょうか? よろしくお願い致します。

  • ゴム成型時の製品の離型性

    ゴム成形時の、製品の金型付着について調べています。 現在、離型性の悪いゴム(フッ素ゴムなど)の付着防止対策として金型に表面処理(硬質クロームめっき、ニッケルテフロンめっきなど)を行ったり、成形時に金型に離型剤を吹きかけ対処していますが、現に離型性は向上しています。 なぜ、このような処置(表面処理、離型剤)を行うと離型性が良くなるのですか教えてください。 また、なぜゴムは金型に付着するのか教えてください。

  • 熱可塑性ウレタンの射出成形サイクル改善

    ウレタンの射出成形を行っているのですが、成形サイクルが非常に長くなっています。(製品はフィルムケースぐらいの筒型形状で肉厚10ミリ) 原因は離型性と固化する時間が遅い事なのですが、離型性の向上に、離型材以外で何か良い方法はないでしょうか?(コーティング?表面粗さ?必要抜き勾配?) 熱可塑性ウレタンはグレードによって固化速度は大きく変わるのでしょうか? 固化に関しての改善は冷却だけでしょうか?(現行金型温度25度)

  • シクロメタン

    どなたか教えて下さい。 シクロメタンという液名でシール材質の選定を依頼されています。 シクロメタンというもの自体がインターネット・文献で調べてもわかりません。液物性をご存じのかたがいましたら教えて下さい。 シール材質:シリコンゴム・NBR・EPDM・フッ素ゴム(2フッ化、3フッ化)・PTFE の中で対応できるものでしょうか? 宜しくお願いします。

  • フッ素ゴムの圧縮永久歪試験 

    いつも勉強させてもらっております。 私は材料関係の開発依頼、受入検査を担当しておりまして、現在、JIS規格4種D相当材の開発を材料会社にお願いしております。 試作材を頂き、当社で確認検査の為、圧縮永久歪試験の大型試験片を作成した所、プレス成形終了後、もしくは二次加硫終了後の試験片に裂けが発生してしまいました。(試験片を「く」の字に曲げると試験片の平面部が裂け?割れが 発生していました。EPやNBRと言った他の材質もした事がありますが、 FKM以外では発生していません)当社での成形方法に問題があるのでは?と思い、材料の仕込方法等各種製造条件を変えて見たのですが、完全に無くすことは出来ませんでした。(材料会社さんと相談の上、材料会社さんでも試験片を作成して貰ったのですが、其方でも割れが発生し、材料会社さんも原因が分からない模様です。) 教えて頂きたいのですが、フッ素ゴムの圧縮永久歪試験 試験片は 割れ(裂け)が発生し易いものなのでしょうか? それとも試験片作成方法に問題があるのでしょうか? また、試験片作成時の注意事項、アドバイス等頂けますと、幸いです。 長々と書いて読み難いかと思いますが、皆様の御教授宜しくお願い致します。

  • ポリカ(PC)の金型への張り付き

    射出成形のトラブルについて質問させて頂きます。 原料はポリカーボネイト。 金型は内スライド有りの上下抜き。 成形品はφ60×h55(t=2)の円筒型で天面に穴が6箇所開いています。 このようなモノでキャビに貼り付きが、おこっており困っております。 キャビに離型剤を吹き付ければ成形出来ますが、製品としては使えません。 私なりに考えた改善案は ?コア側の勾配を1°→0.5°に変更する。 ?キャビにメッキ処理をする。 皆さんのご意見をお聞かせ願えますでしょうか。 また、もっと良案があればお聞かせ願えますでしょうか。 宜しくお願い致します。

  • ガスケットの締付管理について

    NBRゴムで、厚さ8ミリ幅8ミリの角断面ガスケットをもちいて空気の気密を確保しています。 具体的には、ベースに300ミリ×150ミリ程度の穴を開けそこに箱を挿入して箱の縁の部分とベースに開けたに深さ6ミリ程度のくぼみとの間でガスケットを潰して気密を確保しています。ベースのくぼみと箱の横方面の隙間は特に管理していませんが、10ミリ程度あるのでガスケットが潰れても横方向へ広がります。 固定については、箱の縁にボルトで12本(各縁あたり3本)で均等にしめつけています。 現状はボルトを均一に手締めしているだけですが数値化したいと思います。 ガスケットが潰れて気密が確保されていることの確認を数値で表す方法はないでしょうか? (締付トルク・潰れ量など、できればJISなどに準拠して)