オートバイのアクスルシャフト材質について
- オートバイのアクスルシャフトの材質について、中空のホイール用としてSCM435かSCM440を検討しています。しかし、調質の必要性や調質材料の選択に迷っています。加工工程での調質方法や非調質鋼の適用性など、アドバイスをお願いします。
- オートバイのアクスルシャフトの材質選びについてです。中空のホイール用にSCM435かSCM440を考えているのですが、調質の必要性や調質されていない材料の加工についてのアドバイスをお願いします。
- オートバイのアクスルシャフトの材質についてアドバイスをお願いします。中空のホイール用でSCM435かSCM440を使用する予定ですが、調質の重要性や非調質鋼の適用性についての情報を教えてください。
- ベストアンサー
オートバイのアクスルシャフトの材質について
オートバイのホイールのアクスルシャフトを作ろうと思っています。中空にする予定です。SCM435か、SCM440あたりで作ろうと思いますが、調質で迷っています。この用途から考えて、調質されていない材料で加工工程でどのように調質するのがいいのか、もしくは、調質の手間をはぶいて調質材を使ってもいいのか、非調質鋼でもいいのか、いまいちどれがベターなのかわかりません。アドバイスお願いします。よろしくお願いします。
- 金属
- 回答数5
- ありがとう数5
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
SCM435等の前もって調質してある材料はSCM435丸H材といいます。(表示は○の中にH) S45CやS55Cも同様の表示をします。 そして、SCM435丸H材は比較的硬度が低く、ハイスや超鋼で容易に加工が可能です。 また、最終加工後に、もっと強度を高めたい場合には、高周波焼き入れをし、焼き戻し しない焼き入れをします。(その後ハイスでは加工できなく、超鋼ではなんとか…) 因って、せっかく値段が高いSCM435材を使用するので、SCM435丸H材を入手し加工するが 一般的です。 その後の、高周波焼き入れ等は、最終形状を含めて、貴殿が選択すればよいです。
その他の回答 (4)
亀レスだが、オートバイ設計の末席を汚したことのある身としては、 看過できない話題ですので、少し違った角度から書いてみます。 アクスルシャフトの材質については、諸兄のアドバイスの通りです。 ですが、軽量化という点に於いて、効果に疑問を持っています。 シャフトは回転中心なので、ホィール外周に比して慣性質量の軽減は 微々たるものです。 僅かに、前輪の場合は、ハンドルを切る時に差が出ますが、 それも体感不能でしょう。 既に、純正部品の標準状態で、かなりの限界設計に近づいているからです。 違いが出るのは、徹底した軽量化の時です。 つまり、中空のチタンシャフトにした時。 少しは体感できる程度の差が出ます。 コストメリットを考えたら、私なら止めにしておきます。 まぁ、御参考まで。 いけねぇ、肝心のバネ下荷重に言及するのを忘れていました。 (昼休みにドタバタと書き込むからですな。済まない。) 中空シャフトにして、どれくらいの重さが軽減できると思います? ショックの突き上げにどれくらい差が出るか考えると、これも疑問。 (チタンくらいに軽くなると、差が感じられますけれどね。) あまり現実的な話ではないのですよ。 前輪なら、フォーク+スタビライザ+ホィール丸ごと で、軽量化。 後輪なら、スプロケット+スイングアーム 等々丸ごと で、軽量化。 トータルで考えましょう。 シャフトだけでは、寄与率低いと思います。 # 昔乗っていた**350が、チタンシャフトに換装してあったのは内緒。 # スイングアームもアルミ角断面。←黒塗りで一見ノーマル。
お礼
ご返事遅くなってしまいすみません。ご回答ありがとうございました。 参考にさせていただきます。 チタンにしたいところなんですが、レギュレーションで使用禁止なんですよね・・・(汗)。 貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。
補足
ご回答ありがとうございます。亀レスだなんてとんでもございません、また違った角度からのご意見ありがとうございます。とても興味深く読ませていただきました。大変参考になりました。 個人的には慣性質量の軽減というよりは、ばね下荷重の軽減の目的での軽量化として中空を考えていたのですが、ばね下荷重という点ではどうお考えになりますか?
>>設計上の要求事項と書いてあったので 答えてみる 車軸が折れると死人が出るので某所だと重要保安部品です 公差もがちがち 焼きいれもするので割れとかも管理されまくりです http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP360JP360&q=%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%95%E3%83%88+%E8%A3%BD%E4%BD%9C&revid=217418933&sa=X&ei=ThIYTMChHoOxcennlKYM&ved=0CBkQ4QIoAA 自作している人も結構いるようですが 私なら手を出さない もしそれを一般に販売して(互換パーツとして)折れた場合 立派にリコール対象です 重量を増したため その荷重を受けようとタイヤ本数を増やすため ハブを改造伸びた分のトルクを考慮しなかったので 車軸がメキョって http://response.jp/article/2009/04/14/123247.html まあ、自己責任で http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1026881955
お礼
違う角度でのご意見ありがとうございます。確かに非常考えさせられる部分ではありますよね。自分は心配性なので随分こういう事も考えました。再度参考にさせていただきます。ありがとうございました。
どのサイズ(大きさ)のオートバイか分りませんが中~大型のメーカー純正はSCM435 だったと記憶してます。 ちなみにミニバイク(12インチ)はS45C(HRC32)です。 又、12インチだとSUS304でも出ています。 量産品はヘッダー(冷間圧造)後の転造(つまりボルト工程)⇒熱処理⇒ひずみ取り⇒表面処理です。
お礼
アドバイスありがとうございます。 参考にさせていただきます。
補足
ご回答ありがとうございます。 中型~大型の部類になります。 SCM435の場合、調質材なのですかね? それとも加工過程で調質するのでしょうか?
オートバイのホイールのアクスルシャフトのどのような設計上の要求事項が あるかはわかりませんが、材料の性能を十分引き出すためには焼き入れ・焼 き戻しによる調質が必要だと思います。下記サイトを参照下さい。
お礼
アドバイスありがとうございました。 確かにおっしゃるとおりですよね。設計上の要求事項が はっきりしない限りは調質の内容もはっきり決まらないですよね。 参考サイトありがとうございました。自分にはとても参考になりそうです。 ありがとうございました。
関連するQ&A
- シャフトの加工
シャフト加工について困ってます。 寸法はφ75×425 材質はSCM415 軸端はBT40取付の中空仕様 ガンドリルだけだと出来るのですが、内径の中間部分にツバがあって、どうにも加工出来ません。内外ほぼ全研です。 情報が少ないですが・・・なにか良い加工方法、又はシャフト加工に強い地域などご存知の方、いらっしゃいませんでしょうか。 一応、考えてみたのですが、ツバの手前でシャフトをネジで繋いで焼き入れ後、繋ぎ部を溶接、その後ショウトンして歪みを最小限にして全研しようかなと思っています。 中空仕様のシャフトを繋ぐというやりかたは、邪道なのでしょうか。 ちなみに、お得意先に見積出したところ、40万できました(笑)
- 締切済み
- 旋盤
- シャフトへの焼き入れ処理
ベアリングとシャフトの勘合部においてベアリングに繰り返し負荷が かかるため勘合部のシャフトにヘタリが生じました。 調べてみると材質はSS400でした。 SCM435の調質にして焼き入れ処理しようと思いますが、 シャフト部をF7公差で加工したとすると、その後に高周波焼き入れをすると 公差がくるって嵌りにくいことがありますでしょうか? 大きめに製作して焼き入れ後研磨処理した方がよろしいでしょうか?
- 締切済み
- 機械設計
- ガイドローラー製作・材質・溶接・熱処理について
ガイドローラー製作図に記載されている内容記載します 材料:胴部 S45C-H φ165.2X11 L=604 両端面シャフト部 S25C 端面蓋とシャフトφ50ほ削り出し一体型・シャフトは非貫通式 胴部と端面部品は溶接構造(開先・9mm脚長)となっています まず、(1)S45C-HとS25Cの溶接は不適当 (2)S45C調質前でも同様 (3)仮に溶接後仕上げ加工しても胴部調質後かけした場合に歪む (4)太径のパイプに表面熱処理をしても仕上げ加工で熱処理深さが不足 など考えますが良い方法・工程・材料がわかりません アドバイス是非お願いいたします
- 締切済み
- 溶接・組立技術
- SCM435 調質後の硬度について
SCM435のパイプ形状の材料を調質していますが、調質後の硬度がHRC40ぐらいあります。 調質後の硬度をHRC23ぐらいにしたいのですが、どうしたらよいのでしょうか? 現在の調質条件は、 1.焼き入れ工程は、850°Cにて2時間保持し、40°Cの焼き入れ水に入れる。 2.焼き戻し工程は、650℃にて2時間保持し、水冷する。 ワークの径はφ180~φ100です。
- ベストアンサー
- 熱処理
- SCM435の焼き入れ
?リニアブッシュ(リニアボールベアリング)をスライドさせるシャフトとして、他の機能上 SCM435の材料を選択しました。 それで図面ではスライド部は焼き入れ後、研磨指定をしたのですが、 加工業者から焼き入れ方法はどうしましょうか?と連絡をうけました。 一般的な高周波焼き入れでいいものでしょうか? ?ちなみに材料は調質材を指定しています。 このサイトにも質問がいろいろでていますが、SCM435Hのことですよね。 ちょっとわからないのはHがつくと焼き入れ性を保証した形になるということですが、これはあくまで調質するという意味での焼き入れ焼き戻し処理がなされているということで、今回のようなリニアブッシュのスライド部に使用する場合にはやはり加工後、焼き入れする必要があるという考え方でいいでしょうか? 質問が2点になりましたが、ご回答していただけると助かります。 宜しくお願い致します。
- 締切済み
- 金属
- SCM材について
機械加工後に、表面硬度を上げる場合は、高周波焼き入れをするだけでよいですか?調質材でなければ、高周波焼き入れ前に調質が必要ならしいですが、SCM材については、流通する材料はすべて調質材と聞きますので。 仮に高周波焼き入れ後に焼きもどしをしたら、せっかく高周波で硬度を上げたのに意味がないですよね? あと、SCM調質材に、加工後に焼き入れ焼き戻しをすることに何か意味はありますか?意味があるとしたら、調質と焼き入れ焼き戻しの熱処理条件が異なるのですか?。焼き入れ焼き戻しでHRC50に硬度を上げることができると聞いたことがあります。 頭がこんがらがっているので、どなかた教えてください!
- ベストアンサー
- 熱処理
- ヘイコウキーのSCM440-Hの代替材質
お客様が平行キー63X32X350の材質をSCM440-Hで指定されております。 (1)SCM440は丸材しか入手できなく、所定の寸法に削ると加工費が高くなるのでS50C平鋼(38X65X352)で代替できないかと考えました。 しかし調質後の硬度はSCM440-HはHBW285~352、一方S50CはHBW212~277で硬度(強度)が不足します。 S50Cを特殊な(と言っても普通の熱処理屋さんでできる)熱処理でHBW285程度までの調質はできるのでしょうか? (2)また、S50C以外でHBW285程度まで硬度の出るコストの違いの少ない平鋼材はないでしょうか? アドバイスよろしくおねがいします。
- ベストアンサー
- 金属
- 駆動軸材質について
電動機を動力にしてコンベアなどを動かす駆動軸の材質について御教授願います。 当方、低負荷の場合はSS400,高負荷の場合はS45C材を使用しています。 今回、さらに大きい負荷なのですが、軸径を変えたくないので、使用した経験が無いのですが、物性だけを見てクロムモリブデン鋼SCM材にしたら倍程度の機械強度が得られそうなんですが、実際は用途的に使用に問題が無い物でしょうか? 駆動軸なので曲げと、捩じりが掛かるので気にしています。 以上、宜しく御願い致します。 アドバイス有難う御座いました。 強度硬さも欲しいですが、折れ等心配で粘り的な物も損ないたくないので SCM415 浸炭焼入れ SCM435 焼入れ焼き戻し の両方にて、材料屋、加工屋と相談してみたいと思います。 有難う御座いました。
- 締切済み
- 機械設計
- 調質鋼の中心硬度
お世話になります。 調質材の丸棒は、中心の硬度が低いと聞きましたが、 中心とはどのくらいの範囲の事なのでしょうか?例えば、太さ30mmの丸棒のSCM440丸Hだと、どのくらい削ると硬度が低くなるのですか?30mmの太さの丸棒から28mmのフランジがあるシャフトを製作予定ですが、シャフト部の長さが250mmで太さが17mmまで削りこまなければいけないので、おいしい部分を相当削ってしまうような感じがして、調質材を使うメリットがあるかどうか悩んでいました。もう一本は、フランジ22mm、シャフト部17mmでさほど差は無いと思いますが、よくわかりません。 両者とも生材で荒削りして、その後に調質したほうが良いでしょうか?調質材でもいけるレベルですか? よろしくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 旋盤
お礼
後(ご)の先(せん)、アフターユーさん、今回もアドバイスありがとうございます。大変参考になりました。分かりやすく説明していただいて感謝しています。参考資料も見てみたいと思います。ありがとうございました。